土曜日, 5月 23, 2026
ホームスポーツロボッツ、地区優勝へ望みつなぐ 終盤の3連打で八王子に逆転勝利

ロボッツ、地区優勝へ望みつなぐ 終盤の3連打で八王子に逆転勝利

【池田充雄】男子プロバスケットボールB2リーグの茨城ロボッツは16、17日、つくば市竹園のつくばカピオアリーナで八王子ビートレインズとの2連戦に臨んだ。16日は68-79で敗戦。だが17日は81-77で勝利した。現在の成績は32勝17敗で東地区2位、首位の群馬クレインサンダースとは4ゲーム差。残り11試合に逆転優勝の願いを懸ける。入場者数は1644人とカピオでの最多記録を更新した。

32得点13リバウンドでこの日のMVPに輝いたアンドリュー・ランダル

茨城は17日、前日の敗戦を受けて先発メンバーを入れ替え、長身選手3人が並ぶ「ビッグスリー」の布陣で挑む。だが第1クオーターは守備がうまく機能せず、9-21の大差をつけられる。岩下桂太ヘッドコーチは「相手のラインナップは2人をインサイドに置くバランスの良い形で、一人ひとりが役割を徹底し、個の力もある。守りづらく攻めづらい相手に、序盤は流れを持っていかれたが、そこを立て直せたことは今日一番の収穫だった」と振り返る。

第2クオーターで流れを取り戻せた要因は、チーム全員による守備。リバウンドでは日本人選手もよく跳んでボールを取れるようになり、早い切り替えからシンプルな攻撃を展開できた。またこの時間帯、福澤晃平が3本の3点シュートを決めたことも大きな推進力となった。「とにかく足を動かすこと。普段からやらなくてはいけない当たり前のことだが、それによって相手のマークが外れ、思い切りよくシュートを打つことができた」と福澤選手。

守備からの攻撃でチームを大いに助けた福澤晃平

第3クオーター以降はシーソーゲームの展開。相手に水をあけられそうな場面も多々あったが、高橋祐二が気の利いたパス出しとともに、自分でも要所要所で得点を決め、大きなリードを許さなかった。「後半はボールを散らし、みんなが点にからむチームを作れた。ところどころで展開が重くなる場面があったので、自分がアグレッシブに攻めて勢いをもたらそうと意識した」と高橋選手。

第3クオーター終了直前、高橋祐二がレイアップシュートを2本連続で決め、57-57の同点に追い付く

小差を追ったまま試合は終盤を迎え、残り時間は約2分半。ここから茨城は眞庭城聖と福澤の2人で、3点シュートを3本連続で決め、逆転および6点のリードを奪うことに成功。この点差を保ったまま試合を終えることができた。

「昨日はストレスがたまる試合になったが、今日見に来てくれた人には、いい試合だったと納得していただけたと思う。観客の中にはBリーグを初めて見る人も、これで最後という人もいるかもしれない。初めての人にはまた見に来たいと、最後の人には来て良かったと思っていただけるような試合をしたい」と、岡村憲司スーパーバイジングコーチはコメントした。

➡茨城ロボッツの過去記事はこちら

ベンチへ戻る高橋(左端)はを歓喜で迎えるチームメート

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事業用軽自動車の課税に誤り 116台 56万円を返金へ 土浦市

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リアリズムをとことん追求 60人の水彩画と色鉛筆画200点一堂に 県つくば美術館 

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Bプレミアに向け連携強化 ロボッツが土浦市を表敬訪問

プロバスケットボールチーム、茨城ロボッツの川﨑篤之社長と鶴巻啓太選手が20日、フレンドリーダウンの土浦市を表敬訪問し、小林勉副市長や奥谷克二教育長と懇談した。2025-26シーズン終了の報告および支援・声援への謝意を伝えるとともに、スポーツを通じた地域活性化の取り組みなどについても語り合った。22日にはつくば市長を表敬訪問する。 ロボッツの今季最終成績は19勝41敗で東地区10位。Bリーグ1部(B1)での最多勝利数は2022-23シーズンの23勝なので、今季はこれを上回ろうと30勝を目標に掲げたが、序盤戦から苦しみ低位に沈んだ。だが後半戦は大きく伸び、特に最後の5試合は4勝1敗。最終的には昨年の成績を4勝だけ上回ることができた。 Bリーグでの10年間のうち、ロボッツは最初の5年をB2で、続く5年をB1で過ごしてきた。「この10年でBリーグの成長は著しく、またわれわれもB1昇格によって見える景色が大きく変わった」と川﨑社長。「ロボッツの今季売上高は約15億円。初年度の約4000万円に比べると非常に大きな成長を遂げ、県内の企業にも大変支えていただいた。だがB1に来てみると周りには50~60億円規模のクラブも多い」と現状を説明。鶴巻選手も「僕が子どもの頃は茨城にバスケットボールのプロチームがなかった。その点で、今の小学生や中学生に夢を与えられる環境をつくれたことはとてもうれしい」と語った。 今年9月に開幕する新シーズンを、ロボッツは新たな最上位カテゴリー「Bプレミア」で迎える。Bリーグにもロボッツにとっても大きな転換点だ。川﨑社長は「Bプレミア26チームの中で存在感を示すため、土浦市の力をますますお借りしたい。茨城には県域のテレビ局がないためスポーツを伝える力が他県よりも弱い。一度アリーナに来てくれれば絶対に面白いと思ってもらえる自信はあるので、その最初の一歩を踏み出してもらうには自治体経由の情報発信が重要と考えている」と継続的な力添えを求めた。 一方でロボッツとしても、地域の魅力を発信する活動をさまざま行っている。その例が陳岡流羽選手(つくば市出身、土浦日大高-白鴎大)による、土浦特産のレンコンを使ったレトルトカレーの開発だ。製品には陳岡選手の幼少期の思い出や地元愛が詰まっているという。 「地方創生の根っこにあるのは『この街って実はすごいよね』と思う気持ち。私の年齢だと土浦や水戸が元気だった頃を知っているから現状を何とかしたいと思うが、今の子どもたちはなかなかそうはならない。そこをひっくり返すことができるのがスポーツの力。例えば私たちが日本一になるとか、茨城出身の選手が活躍するとか、いろんな形で表に出るようになることで『俺、茨城なんだぜ』と誇る気持ちも育ってくると思う。地域のために土浦とロボッツで何ができるかをぜひ一緒に考えていきたい」と川﨑社長は言葉を結んだ。(池田充雄)