【斉藤茂】博物館や城郭などを会場にイベントを開く「ユニークベニュー」の手法を借りて、19日夜、常総市でお月見の会が催される。豊田城超観月会(かんげつえ)は、「市内で一番高い建物から見る、平成最後のスーパームーン!」と銘打って、一夜限りの酒類解禁の宴(うたげ)となる。
歴史的建造物、文化施設、公的空間などの地域特性を演出できる特別な場所(ユニークベニュー)を会場に、会議・レセプションなどのイベントを開催する取り組みは、新たな交流人口拡大につながる期待がある。政府観光局(JNTO)の肝いりもあり、全国的にさかんになっている。
常総市主催の今回は、「豊田城」の別名のある市地域交流センター(同市新石下)が、初めて夜間営業に踏み切っての開催。2月の満月は20日だが、19日が旧暦の十五夜に当たり、夕方5時ごろに月の出がある。普段の満月より14~15パーセント大きく見えることから、「平成最後のスーパームーンを見て楽しもう」という趣向になった。
月の出る午後4時50分から、ピークを迎える深夜0時54分まで開催する。市内名産品販売の常総名産会による出店はじめ、市内の飲食店が集結、酒類の販売も行う。シンガーソングライター、慈光(じこう)のミニライブなどが予定されている。雨天・曇天を問わず催行するということだ。
▼問い合わせ 常総市生涯学習課(電話0297-30-8880)
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