水曜日, 12月 1, 2021
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「人と湖沼の共生」テーマ 世界湖沼会議15日開幕 つくば

【橋立多美】「人と湖沼の共生」をテーマにした第17回世界湖沼会議が明日15日から19日まで、つくば市竹園のつくば国際会議場で開催される。

同会議は湖や沼を取り巻く環境問題について世界各国の研究者や市民などが一堂に会し、情報の交換や交流を図る場。1984年に滋賀県で始まり、概ね2年ごとに世界各国で開催されている。本県で同会議が開催されるのは95年の第6回会議に次いで2回目となる。

開催に先立ち、小中高生による学生会議が同会議場で14日に行われ、学校関係者など多くの参加者でにぎわった。小学生、中学生、高校生の3部門に分かれて水や湖沼に関する研究や取り組みの発表(各部門9校)と64校によるポスターセッション、そして「自然のめぐみ 命を育む水ー共に生きる未来ー」をテーマにディスカッションが開かれた。

中学生の部の口頭発表では、17年間地域と連携して環境保全活動に取り組んでいる、ひたちなか市立阿字ケ浦中学校の研究班が登壇。国営ひたち海浜公園内の沢田湧水地の湧水調査や池に生息する動植物の調査や水質を浄化して水量を取り戻す「かいぼり」作業を紹介した。また滋賀県のTANAKAMIこども環境クラブは、きれいな水辺を守るには、多くの人に美しい自然の情景を発進することだと考えて撮影会と展示会、スマホでアンケート調査を行った。同校とも発表の最後を「きれいな自然は大切にしたい」と締めくくった。

ポスターセッションには64校のポスターが勢ぞろいした。オヤッと思わせたのが「霞ケ浦を水上飛行場にすることは可能か」をテーマにした県立土浦第三高校のポスターで、同校科学部2年の西岡慎也さんが研究した。土浦の活性化に霞ケ浦を活用する試案で、救難飛行艇US-2を導入して離島まで飛ばす。ただし1機100億円、空港建設費220億円かかる。「持続可能か」「こんなに大金どうするの」などの質問に西岡さんが窮する場面もあったが、中高生たちが集まり自由に意見交換する姿が見られた。

霞ケ浦を水上飛行場にすることは可能か、のポスター前に集う学生たち。右から3人目が西岡さん=同

世界湖沼会議のスケジュールは次の通り。
▽15日(月)午前10時30分から開会式、午後1時30分から基調講演。
▽16日午前9時30分から政策フォーラム、午後1時10分から湖沼セッション。
▽17日はエクスカーション(霞ケ浦、北浦、涸沼などの視察)
▽18日午前9時30分から霞ケ浦セッション
▽19日午前10時から会議総括、午後1時から閉会式。

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