【鈴木宏子】土浦市立図書館(同市大和町)の入館者数が29日、50万人になった。昨年11月27日に土浦駅西口前に移転、開館以来、約10カ月での達成となった。
開館以来、毎月約5万人が来館し、8月2日には年間目標の40万人を、予定より4カ月早く達成していた。移転前の旧館(文京町)と比べ、貸出者数は1日約600人と2倍、貸出冊数は約2000冊と2倍、新規登録者数は1日平均63人と9倍になっているという。
29日、同館2階入り口でセレモニーが催され、50万人目の入館者となった土浦市木田余東台の野口浩美さん(38)と、長女で真鍋小3年の陽向詩(ひなた)さん(8)、長男で幼稚園児の侑珠(ゆず)ちゃん(6)の3人に、入沢弘子館長からJA土浦のレンコンとグラジオラスが贈られた。
陽向詩さんは「すごくびっくりした」と話し、母親の浩美さんは「広くて、きれいで、とても使いやすいので、これからも使っていきたい」と話していた。毎月2回くらい家族で来館し、絵本や図鑑などを1人10冊ずつ借りるという。
入沢館長は「毎日多くの方にお越しいただきとてもうれしい。これからも利用者ニーズに応えられる運営をし、土浦の図書館ならではの特色を出すと共に、まちづくりに貢献するシティプロモーションの核として市民に喜んでいただける図書館にしていきたい」とコメントした。