金曜日, 9月 19, 2025
ホームスポーツ【高校野球茨城’18】土浦一と土浦三、地元勢2校が好調なスタート

【高校野球茨城’18】土浦一と土浦三、地元勢2校が好調なスタート

【池田充雄】第100回全国高校野球選手権茨城大会は9日、大会3日目を迎え、土浦市川口のJ:COMスタジアム土浦に地元勢の土浦一と土浦三が登場した。2校とも初戦を制し、順調なすべり出しを迎えた。

土浦一、中軸の長打攻勢で神栖に大勝

【土浦一-神栖】4回を無安打で締めた土浦一の先発・先崎投手

第1試合は土浦一が神栖に11-0で5回コールド勝ち。初回は三番・酒井省吾の三塁線を抜く三塁打で先制し、五番・佐野翔の中犠飛、六番・先崎大翔の中前打など打者一巡の猛攻。2回は二番・栗原朋久から始まり酒井、四番・阿由葉光まで3者連続の三塁打。4回は一番・矢追駿介の2点三塁打など、長打が目立つ試合となった。

主砲でこの日3安打2打点の阿由葉は「最近は打線の状態が良く、中軸で連続長打が出せている。四番としては自分が相手の得意な球を打ち崩し、チームを楽にしたいと考えている。次戦も相手の調子を見てフルスイングしていきたい」と意気込みを見せた。

この日先発の先崎大翔は、4回を投げて無安打・3奪三振。本来は中継ぎ投手だがブルペンでの好調さを買われ、大事な初戦を任された。「直球に伸びがあり、アウトローに制球できた。まっすぐで三振が取れたことは自信になった」と、良い感触を次戦につなげられそうだ。

藤田大輔監督は「去年は力のある子をそろえながら、近年では久々の1回戦負けを喫してしまった。その分を今日の勝利で取り返すことができた。これで硬さも取れ、次の試合にも思い切って臨める」と期待を語った。次戦は13日、日立市民球場でBシードの日立一と対戦する。

3回表、阿由葉がこの日2本目のヒットをレフトへ放つ

 

土浦三、逆転され打線が爆発

この試合を先発完投した土浦三の濱崎投手

第2試合は土浦三が7-3で水戸農とのシーソーゲームを制した。

前半は投手戦で、土浦三の先発・濱崎鉄平は「まっすぐが調子よく、初回から飛ばした」と、137㎞前後の速球を主体に、5回まで2安打・10奪三振の快投。一方、水戸農の先発・益子竜一も、球威では濱崎に劣るものの、5安打・7奪三振と要所を締める。

試合が動いたのは6回。土浦三は2死二塁から六番・木村蓮が、低めのカーブをセンター前へ運んで先制。「自分のバッティングができた。濱崎が頑張ってくれていたので、このチャンスに決めようと準備していた」

だがその後、水戸農に7・8回に計3点を挙げられ逆転を許す。これに対し「後半はスピードが落ち、変化球を意識した。でも気持ちは切らさず、最後まで集中していた」と濱崎。木村も「あきらめなければチャンスはある。自分たちのリズムを作っていこう」と、2年生主体のチームを上級生として励ました。

8回裏、木村の中前適時打で1点差に詰め寄る

8回裏、土浦三が本来の力を見せつける。木村の中前打で1点差に迫ると、九番・上守竣の左中間を切り裂く二塁打で一気に2人が帰り、試合を再度ひっくり返す。その後も満塁から2安打と押し出しでさらに3点を加えた。

 

松浦三喜男監督は「先制して守りに入りかけたが、3-1とされたことで逆にふっきれたのではないか。波に乗れれば8回のような勢いが出せる。若いチームの弱さと強さが出た」と評した。

逆転打の上守は「応援してくれる人の気持ちを受け取りながら、必ず打つ気持ちで臨んだ。打撃練習などの相手をしてくれたベンチ外の先輩にも、この一打で感謝の気持ちを伝えられたと思う」と振り返った。

2回戦は13日、ノーブルホームスタジアム水戸で古河三と対戦する。

8回裏、逆転打を放ち二塁上で笑顔を見せる上守

第100回全国高校野球選手権茨城大会 1回戦(7月9日、J:COMスタジアム土浦)

土浦一 4 3 0 4 0 11
神栖 0 0 0 0 0 0

バッテリー
土浦一:先崎、酒寄-横島
神栖:折笠、谷野-野口

長打(すべて土浦一)
三塁打:酒井2、栗原、阿由葉、矢追
二塁打:長尾

 

水戸農 0 0 0 0 0 0 1 2 0 3
土浦三 0 0 0 0 0 1 0 6 × 7

バッテリー
水戸農:益子、仲田、小泉-戸澤
土浦三:浜崎-木村

長打
二塁打:上守(土浦三)

➡NEWSつくばが取材活動を継続するためには皆様のご支援が必要です。NEWSつくばの賛助会員になって活動を支援してください。詳しくはこちら

スポンサー
一誠商事
tlc
sekisho




spot_img

最近のコメント

最新記事

つくばで突風 高層の解体現場で足場倒壊 吾妻の旧国家公務員宿舎

つくば市内で18日午後、突風が発生し、つくば駅近くの同市吾妻2丁目、国家公務員宿舎解体現場で足場が倒壊したり、花室地区で2階建て現場事務所が倒壊した。栗原地区では落雷が原因とみられる火災が発生するなど多数の被害が出た。つくば市によるといずれもけが人などは確認されていない。 このうち吾妻2丁目の国家公務員宿舎解体現場では、13~14階建ての高層住宅の解体工事中、ベランダのある壁面の壁一面に取り付けてあった足場と防音防塵パネルほとんどが崩落し、敷地内の地面に積み重なった。解体現場脇の中央通りの歩道や一部車道にも散乱した。 近くのマンションに住む会社経営の40代男性は「午後2時55分ごろに出掛ける用事があったが、北側から急に風が吹いてきて強風と豪雨で出掛けるのを少し延ばしていた。雨が弱まった午後3時25分ごろ出掛けようとしたら、公務員宿舎の解体現場の足場が倒壊しているのが見えた。風の音がすごくて、倒壊した音は聞こえなかった。ちょうど解体現場の脇を通って北に向かう予定だったのでそのまま出たら巻き込まれるところだった」と話し、「足場が歩道や車道まで散乱していたので、けが人が出なかったというのは本当に奇跡だと思う」と話した。 吾妻2丁目の国家公務員宿舎では今年5月末から来年4月末までの期間で解体工事が実施され、低層住宅の解体が終わり、現在は高層住宅の解体が行われていた。18日午後5時前、白い塀で囲まれた解体現場には崩落した足場やパネルなどが高く積み重なっていて、樹木を押し倒していた。敷地内では作業員が重機を使って片づけたり、中央通りの歩道では、散乱した樹木を回収し掃除する作業員らの姿が見られた。 当時つくば市では竜巻注意報が出ていた。 18日午後8時時点で同市がまとめた市内各地の突風被害は以下の通り(18日午後10時6分差し替え)。【家屋・建物の被害】▽2階建て事務所兼倉庫の1階部分の倒壊:1件(花室地区)▽民間スポーツ施設のシャッター破損:1件(花室)▽家屋の屋根瓦の破損・はがれ:12件(上ノ室)▽消防団詰め所の外壁の破損:1件(上ノ室)▽飛来物による車庫の一部破損:1件(上ノ室)▽カーポートの被害:2棟(上ノ室)▽プレハブ倉庫転覆:1棟(上ノ室)▽園芸施設のハウス・作業所への被害(上広岡)▽栗原小学校:連絡通路の引き戸が倒れ、窓ガラス破損【倒木・落枝等】▽倒木20件(立原、要、春日、筑穂、東光台、上ノ室、大角豆、稲荷前、花園、中根、花室近隣公園、タテタシ公園、並木公園、天久保公園、葛城公共緑地、つくばウェルネスパーク内)▽落枝・枝折れ13件(面野井、花畑、松代、学園の森、下河原崎、並木、東岡、大角豆、洞峰公園通り、つくばメモリアルホール内)▽落枝による事務所ガラス破損(流星台スケートボードパーク)【火災】▽落雷が原因と思われる火災:1件(栗原)【その他】▽共同住宅の足場倒壊:1件(並木2丁目)▽公務員宿舎跡地の足場倒壊:1件(吾妻2丁目)▽飛来物による通行障害等:2件(大角豆、上ノ室)▽電線の断線(上ノ室)▽NTT通信線の断線(上ノ室)※家屋・建物の被害、倒木・落枝等については、重複が含まれる可能性がある。

何気ない風景から世界かたどる 高木紀英さん個展「短編写真」

土浦ギャラリーで20日から  土浦写真塾講師を務める同市在住の写真家、高木紀英さん(73)の個展「短編写真」が、20日から土浦駅前の土浦市民ギャラリー(同市大和町)で開催される。 市内で撮影した何気ない風景や身近な場所などから世界をかたどったモノクロとカラーの写真計60点が、「童の國」「神々の宿る場所」など12のカテゴリーに分けて各5点ずつ展示される。素材の断片を組み合わせたコラージュ作品もあり、見る人によって独自の解釈が生まれるイメージとして撮った写真という。 例えば「黒いコートの女」という作品には人物が写っているが、それは主役でなく風景の一部となっている。高木さんは「自由に見てもらうという姿勢が必要で説明はあまりしない。いろいろな角度で見てもらうのがよい」と語る。 展示される作品はモノクロが多い。「モノクロ写真の良さは、色がないということで見るイメージが広がる効果があり、よりリアル感がある」と高木さん。作品はすべて自作プリント。カラーで写した写真をプリント時にモノクロに変換することもあるという。カラー写真は15点だけ。「カラーで表現する方が好ましいと判断したものについてはそうしている」。 高木さんは土浦生まれ。1992年から本格的に写真を始めた。94年には茨城県展奨励賞を受賞するなど活躍。2019年に初の個展「神々の会話」、21年には個展「路上感撮」など開催してきた。現在、土浦市展委員、土浦美術協会委員などを務める。 写真文化衰退の助けに 今回の個展開催にあたっては、写真文化の衰退にいくらかでも助けにならないかという思いがあった。写真教室やサークルはどんどん高齢化が進み、若い人が入ってこない。若い人はスマホで写真を撮りSNSで楽しんでいる。このままでは写真文化がなくなってしまうという危惧をもったという。「接点はどこにあるか探す必要がある」と言い、写真展などにデジタル部門を作り、パソコンと大型スクリーンをつなげ鑑賞するなども方法の一つと考えているという。 底辺を広げるという意味で、今年6月に土浦市民ギャラリーで開催した「形のない集団の写真展」は、大きさやテーマにこだわりを持たず、誰でも参加できる写真展として企画した。敷居の低い作品展をどんどん企画していきたいと語り、「写真展は気軽な感じで来ていただき、心が閏っていただければありがたい」と来場を呼び掛ける。(榎田智司) ◆高木紀英さん個展「短編写真」は9月20日(土)~28日(日)、土浦市大和町1-1、アルカス土浦(市立図書館)1階、土浦市民ギャラリーで開催。開館時間は午前10時~午後6時。ただし初日は午後1時から、最終日は午後4時まで。月曜など休館。入場無料。問い合わせは電話029-846-2950(同ギャラリー)へ。 ◆高木紀秀さんが講師を務める「土浦写真塾」では会員を募集している。活動は、月例会を毎月第3土曜日午後1~5時、二中地区公民館で開催。会費は1000円。連絡先は吉田宣好さん(電話090-9014-5567、Eメールn_yoshida2024@yahoo.co.jp)へ。

海外出張 市長はファーストクラス可 つくば市議会委員会が否決

旅費条例改正案「市民の理解得られない」 国内や海外出張をする際につくば市長や市職員らに支給される旅費について定めた市職員旅費条例改正案が開会中の同市議会9月会議に提案されている。17日開かれた市議会総務文教委員会(木村清隆委員長)で同条例改正案について審議が行われ、市長が海外出張の際に利用する航空機の運賃について、現在の旅費条例がビジネスクラスまでとなっているにもかかわらず、改正案はファーストクラスまで利用できるようになることに対し委員から「市民の理解が得られない」などの意見が相次ぎ、同改正案は賛成少数で否決された。議会最終日の10月3日、本会議で改めて審議される。 同改正案は、国家公務員旅費法が改正されたのに伴って、同法にもとづき市の旅費条例を全面的に改正する内容。円安の進行などにより宿泊費などの上限も大幅に引き上げられる。 海外出張の際の航空機の運賃について現在の市職員旅費条例は「最上位の直近下位の級の運賃」(27条)と市独自に定め、市長はビジネスクラスまでしか利用できない。一方、来年4月施行予定の条例改正案は、海外出張の場合、市長には「最上級の運賃の額」を支給できるようになり、ファーストクラスを利用できるようになる。 17日の委員会での市人事課の説明によると「国家公務員の旅費法をよりどころに旅費を3段階で設定した。特別職は出張に伴う負担が大きいため長時間の移動時間を活用して体調を維持する必要があるためより高い上限を設定した。茨城県知事や他市・区を参考にした」などとし、「必ずしもファーストクラスに乗らなくてはいけないものではなくて出張に応じて適宜判断する」とした。 これに対し委員から「ビジネスクラスでも十分体調を養うことができる。ビジネスクラスとファーストクラスは値段が違い過ぎる。現在の条例の規定をどうして緩めるのか。五十嵐市長は(ファーストクラスに)乗らないと思うが、だれが市長になっても市民感覚に合わせたものにすべき」(小森谷さやか市議=市民ネット)▽「(3段階の運賃設定のうち)ファーストクラスに乗れるというのは内閣総理大臣と一緒になる。実際に乗らないとしても乗れるように(条文改正)することが理解できない。今、政治に厳しい目が向けられている」(樋口裕大市議=Nextつくば)▽「ビジネスクラスでヨーロッパに行くのに現在100万円くらいかかるがファーストクラスは2倍の200万円かかる。他市町村長は年に1回か2回しか海外に行かないのに、つくば市長は年に何回か行っている。市民の税金で行くのに市民にどう説明できるのか。つくば市には東京都が定めているような海外出張の運用指針もない」(山中真弓市議=共産)▽「ファーストクラスにする必要はない。市民感覚からすればビジネスクラスで十分」(飯岡宏之市議=Nextつくば)など厳しい意見が相次いだ。 採決で賛成したのは塩田尚市議(つくばクラブ)と渡辺峰子市議(公明)2人だけで、同条例改正案は否決となった。議会最終日の10月3日は修正案が出される見通しという。 つくば市長の海外出張をめぐっては、今年2月と6月の市議会定例会議一般質問で山中真弓市議(共産)が取り上げ、五十嵐立青市長は直近3年間で計5回の海外出張を行い2365万円の市税を使ったこと、海外での宿泊費が市職員旅費規則に定められた金額を超過し、市の規定が骨抜きになっていることから、旅費規程の見直しが必要だ、などと指摘した経緯がある。(鈴木宏子)

民有林に防除対策費を補助 ナラ枯れ被害拡大防止へ つくば市

ナラ枯れなどによる森林被害の拡大を防ごうと、つくば市は今年度新たに、市内に森林を所有する民間地権者を対象に、防除対策費用の2分の1を補助する制度を創設した。 筑波山周辺の森林や公園など市有地のナラ枯れ被害に対してこれまで同市は、防除対策に取り組んできた。一方、筑波山周辺など市内の民有地の森林でも被害が出ており民有地で対策を施さないと被害拡大を防ぐことができないことから新たに補助を実施する。 同市鳥獣対策・森林保全室によると、現時点での申請者はゼロで、市が相談を受けている地権者が一人。市はホームページや市報などで広報してきたが、補助制度や防除方法を知らない地権者もいると見られる。 ナラ枯れは、カシノナガキクイムシ(通称カシナガ)という体長5ミリほどの昆虫の被害を受けたコナラやクヌギなどが、昆虫の体に付着した病原菌、ナラ菌の繁殖により水分が枝葉に行き渡らなくなり、紅葉前の7~8月頃に急速に葉の色が赤褐色に変色し枯死する被害。幹が太く樹齢を重ねた樹木が被害を受けやすいとされ、枯死した樹木は早期に対策をとらないと、翌年以降、被害が拡大するとされる。2020年9月に県内で初めて、つくば市内で被害が確認され、以後、拡大し、県林業課によると現在、県内44市町村中36市町村で被害が確認されている。 筑波山系では2022年に朝日トンネル付近で確認されたのが最初。翌23年には筑波山や周辺の森林でナラ枯れが目立つようになる中、つくば市では23年、南麓の同市臼井、市有地の筑波ふれあいの里で、ナラ枯れが確認された32本を伐採し、薬剤によるくん蒸処理を実施した。翌24年には観光拠点の筑波山梅林奥の市有地の林道、四季の道周辺に被害が広がり、市は13本を伐採しいずれもくん蒸処理した。 一方、今年は筑波山の林道沿いの市有地に関しては新たな被害は確認されていないという。昨年、四季の道沿いで、被害を受けやすいとされる幹が太く樹齢を重ねた樹木をあらかじめ伐採などしたことなどが被害の拡大を防いだとみられている。 つくば市で補助対象となるのは①幹にあらかじめ殺菌剤を注入し行き渡らせておく殺菌剤を樹幹に注入する方法(補助額は1回当たり上限5万円。カシナガに入り込まれ木くずが出た時点で注入しても効果は期待できない)②成虫が飛来する5月ごろから約半年間、樹木の幹に粘着剤やビニールシートを巻き付けカシナガが入り込むのを防ぐ方法(同5万円、粘着剤にとらえられたカシナガを生きたまま放置すると仲間を呼び寄せることがあるので、粘着剤と殺虫剤を併用する方法もある)③被害を受けた樹木を伐採し薬剤で燻蒸処理または焼却処理する方法(同15万円)。今年度予算は165万円で、市は1件につき平均20万円程度、8~10件の申請を想定している。 市鳥獣対策・森林保全室の石塚正巳室長は「市として、ふれあいの里や四季の道など市の施設で、伐倒しくん蒸処理するなどの対策をしてきたが(被害が)全て無くなったわけではない。個人の土地については広報するのみで、(市が)直接的な対策をしていないので根絶はなかなか難しい」という。 一方土浦市は2024年、ナラ枯れ被害に遭った朝日トンネル付近のコナラ16本を伐採した。費用は、運搬、処分、交通封鎖の人件費を含み計583万だった。同市はナラ枯れに対応できる補助金として小規模森林整備補助金があり事業費の70%を補助できるとしている。 ナラ枯れの被害については、全国で毎年調査が実施されている。県林政課によると23年度に被害が確認された市町村は33市町村、24年度は34市町村、25年度は36市町村と市町村数は徐々に増えている。県全体の被害面積はつくば市内で初めて確認された2020年が200平方メートル、21年も200平方メートルだったが、22年に3000平方メートルと15倍に広がり、23年はさらに前年の2.3倍の6700平方メートルに拡大した。24年度の被害面積は6100平方メートルと前年度の91%だが、同課は、森林の奥の広葉樹まで調査が及んでいないなどから、被害は前年と同程度とみている。(榎田智司)