木曜日, 4月 23, 2026
ホームスポーツ【高校野球茨城’18】土浦一と土浦三、地元勢2校が好調なスタート

【高校野球茨城’18】土浦一と土浦三、地元勢2校が好調なスタート

【池田充雄】第100回全国高校野球選手権茨城大会は9日、大会3日目を迎え、土浦市川口のJ:COMスタジアム土浦に地元勢の土浦一と土浦三が登場した。2校とも初戦を制し、順調なすべり出しを迎えた。

土浦一、中軸の長打攻勢で神栖に大勝

【土浦一-神栖】4回を無安打で締めた土浦一の先発・先崎投手

第1試合は土浦一が神栖に11-0で5回コールド勝ち。初回は三番・酒井省吾の三塁線を抜く三塁打で先制し、五番・佐野翔の中犠飛、六番・先崎大翔の中前打など打者一巡の猛攻。2回は二番・栗原朋久から始まり酒井、四番・阿由葉光まで3者連続の三塁打。4回は一番・矢追駿介の2点三塁打など、長打が目立つ試合となった。

主砲でこの日3安打2打点の阿由葉は「最近は打線の状態が良く、中軸で連続長打が出せている。四番としては自分が相手の得意な球を打ち崩し、チームを楽にしたいと考えている。次戦も相手の調子を見てフルスイングしていきたい」と意気込みを見せた。

この日先発の先崎大翔は、4回を投げて無安打・3奪三振。本来は中継ぎ投手だがブルペンでの好調さを買われ、大事な初戦を任された。「直球に伸びがあり、アウトローに制球できた。まっすぐで三振が取れたことは自信になった」と、良い感触を次戦につなげられそうだ。

藤田大輔監督は「去年は力のある子をそろえながら、近年では久々の1回戦負けを喫してしまった。その分を今日の勝利で取り返すことができた。これで硬さも取れ、次の試合にも思い切って臨める」と期待を語った。次戦は13日、日立市民球場でBシードの日立一と対戦する。

3回表、阿由葉がこの日2本目のヒットをレフトへ放つ

 

土浦三、逆転され打線が爆発

この試合を先発完投した土浦三の濱崎投手

第2試合は土浦三が7-3で水戸農とのシーソーゲームを制した。

前半は投手戦で、土浦三の先発・濱崎鉄平は「まっすぐが調子よく、初回から飛ばした」と、137㎞前後の速球を主体に、5回まで2安打・10奪三振の快投。一方、水戸農の先発・益子竜一も、球威では濱崎に劣るものの、5安打・7奪三振と要所を締める。

試合が動いたのは6回。土浦三は2死二塁から六番・木村蓮が、低めのカーブをセンター前へ運んで先制。「自分のバッティングができた。濱崎が頑張ってくれていたので、このチャンスに決めようと準備していた」

だがその後、水戸農に7・8回に計3点を挙げられ逆転を許す。これに対し「後半はスピードが落ち、変化球を意識した。でも気持ちは切らさず、最後まで集中していた」と濱崎。木村も「あきらめなければチャンスはある。自分たちのリズムを作っていこう」と、2年生主体のチームを上級生として励ました。

8回裏、木村の中前適時打で1点差に詰め寄る

8回裏、土浦三が本来の力を見せつける。木村の中前打で1点差に迫ると、九番・上守竣の左中間を切り裂く二塁打で一気に2人が帰り、試合を再度ひっくり返す。その後も満塁から2安打と押し出しでさらに3点を加えた。

 

松浦三喜男監督は「先制して守りに入りかけたが、3-1とされたことで逆にふっきれたのではないか。波に乗れれば8回のような勢いが出せる。若いチームの弱さと強さが出た」と評した。

逆転打の上守は「応援してくれる人の気持ちを受け取りながら、必ず打つ気持ちで臨んだ。打撃練習などの相手をしてくれたベンチ外の先輩にも、この一打で感謝の気持ちを伝えられたと思う」と振り返った。

2回戦は13日、ノーブルホームスタジアム水戸で古河三と対戦する。

8回裏、逆転打を放ち二塁上で笑顔を見せる上守

第100回全国高校野球選手権茨城大会 1回戦(7月9日、J:COMスタジアム土浦)

土浦一 4 3 0 4 0 11
神栖 0 0 0 0 0 0

バッテリー
土浦一:先崎、酒寄-横島
神栖:折笠、谷野-野口

長打(すべて土浦一)
三塁打:酒井2、栗原、阿由葉、矢追
二塁打:長尾

 

水戸農 0 0 0 0 0 0 1 2 0 3
土浦三 0 0 0 0 0 1 0 6 × 7

バッテリー
水戸農:益子、仲田、小泉-戸澤
土浦三:浜崎-木村

長打
二塁打:上守(土浦三)

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学校給食の牛乳に異味 土浦市 6校の12人が体調不良

土浦市教育委員会は21日、市内の小中学校の学校給食で出された牛乳を20日に飲んだ児童、生徒から「いつもと牛乳の風味が違う」など異味の申し出があったと発表した。そのうち6校の児童生徒12人から腹痛など体調不調の訴えがあった。 牛乳は、いばらく乳業(水戸市)が製造したもので、茨城県学校給食会から同市が購入し、市内24の小中学校に計約1万500食分を提供している。 発表によると、市内の全24校で「味がすっぱい」「薄い」「酸味がある」「薬のような臭いがする」など異味の申し出があった。24校は、土浦小、下高津小、東小、大岩田小、真鍋小、都和小、荒川沖小、中村小、土浦二小、上大津東小、神立小、右籾小、都和南小、乙戸小、菅谷小、一中、二中、三中、四中、五中、六中、都和中、新治学園義務教育学校、土浦一藁附属中。 そのうち体調不良の訴えがあった6校の12人は、土浦小が3人、下高津小2人、上大津東小2人、都和南小3人、五中1人、新治学園1人。 20日、各学校が市学校給食センターに報告。土浦保健所や県教育庁保健体育課に連絡した上で、いばらく乳業に対し、原因の調査を依頼している。 市教委は21日から当面の間、給食での牛乳の提供を停止し、児童、生徒には水筒を持参してもらって対応している。 市教委は「関係する児童、生徒、保護者の皆様には大変ご心配をお掛けしましたことをお詫びします」などとしている。