【谷島英里子】土浦市内の小学生が市議会議員にふんして、疑問や意見を発表する「子ども模擬議会」が5日、同市議会議場で開催された。市内17の小学校の代表が議長や議員役、記者役などを務め、定例会の一般質問と同じ形式で中川清市長や井坂隆教育長らに質問した。
子ども議員から「集中豪雨や災害時の対策」「小中一貫教育の良いところ」「給食の栄養」など幅広い質問が出された。2019年秋に開催される、いきいき茨城ゆめ国体に向けた市の協力についての質問に中川市長は「おもてなしとして、選手や監督、観客を迎えるための花の育成や各競技場に飾るのぼり旗の作成を小中学生にお願いしたい」となど答弁していた。
神立小6年、鈴木心音さん(11)は「議場に上がった時はとても緊張したけれど、しっかり話せて良い経験になった」と話していた。記者役の同小6年、宮本朔良さん(11)は「答弁している言葉を全て書きとるのは難しいと感じた」と語った。
子ども模擬議会は、行政と議会の役割を理解し、市に関心を持ってもらおうと1991年から実施している。