関東サッカーリーグ2部のジョイフル本田つくばFCのリーグ最終戦が27日、つくば市山木のセキショウ・チャレンジスタジアムで行われ、厚木はやぶさFC(本拠地・神奈川県厚木市)と対戦、3-0で勝利した。つくばの今季最終成績は6勝5分7敗で10チーム中7位。
第60回関東サッカーリーグ2部 第18節(9月27日、セキショウ・チャレンジスタジアム)
ジョイフル本田つくばFC 3-0 厚木はやぶさFC
前半2-0
後半1-0

最終戦こそ3-0の快勝だったが、1年での関東1部復帰を目指したつくばとしては決して納得できる成績ではなかった。1位のtonan前橋との直接対決は1勝1分とはいえ、8位の日立ビルシステムに対しては1分1敗、10位のヴェルフェ矢板とは1勝1敗と、取りこぼしも多いシーズンだった。
「特に強いチームも弱いチームもない中で、勝ちきる力がなく、勝てるはずの試合や引き分けの試合を落とした。得点数も下から2番目と低調だった」と楠瀬章仁監督の分析。「関東リーグもレベルが上がっており簡単ではない。一人一人が覚悟を持って臨むことが重要」と関口訓充は悔しがる。
この日の試合も、立ち上がり10分までは厚木に次々と好機を作られた。「戦術として引き過ぎてしまい、そこを相手に押し込まれた。むしろ捕まえに行くことで相手も嫌がり、戦術的にもシンプルになった。選手たちの微調整もあってうまくはまってくれた」と楠瀬監督。

先制点は前半18分。左サイドで吉田悠人からボールを受けた押久保弘人がドリブルで持ち上がり、クロスに大山晟那が中央で合わせた。「那須(甚有)がニアに飛び込み、自分がその後ろで待っていたら押久保と目が合った。練習パターン通りの得点」と大山。今季は負傷により長期離脱し、8月後半から戦線復帰。「最後に得点でき、やっと帰ってきた気持ちになれた」と今季初ゴールを喜んだ。
追加点は23分。右サイド武原幸之介からの横パスを大山がチョンと前へ送り、中央で押久保がダイレクトで蹴り込んだ。「大山と一瞬目が合って、絶対来ると思っていたら本当にいいボールが来た」と押久保。高校時代に押久保は鹿島学園、大山は明秀日立で直接交流もあり、「抜群のフィーリングというか阿吽の呼吸」の関係だそうだ。「今日は那須、押久保、大山という前線の3人の距離感が非常に良かった。いままで不足していた中央からの得点ができた」と楠瀬監督も讃える。

後がなくなった厚木は前への勢いを強める。そこを抑えたのが途中出場の菅谷将人らだ。「前半から中盤が下がり過ぎだったので、それを修正しようと気持ち高い位置から入った」と菅谷。チームバランスを取りつつ3点目も狙っていく作戦だ。そして後半45分、右サイドから攻め込んだ石原大樹が倒されてPKを獲得、これを関口がしっかり蹴り込み3点目。良い形で締めくくった。

これでリーグ戦は終わったが、もう1つの大会が残っている。10月24日から宮崎県で始まる第62回全国社会人サッカー選手権大会(全社)だ。つくばは関東リーグ代表7チームに名を連ねているが、2部のチームなので勝ち進んでも上位大会である全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)への出場権は得られない。「今年は力試しの意味合いが強くなるが、全国のいろんなチームと戦って名を上げるチャンス。いい内容なら来季に向けてサポーターの期待も高まる。結果を目指して頑張りたい」と菅谷主将は意気込む。(池田充雄)






