第108回全国高校野球選手権茨城大会は10日目の18日、4回戦8試合が行われた。J:COMスタジアム土浦の第2試合では霞ケ浦が下妻二と対戦、5-3で勝利し準々決勝に進んだ。同球場の第1試合では常総学院が東洋大牛久に4-2で勝利した。
18日 4回戦 J:COMスタジアム土浦 第2試合
霞ケ浦 00005000 5
下妻二 00000003 3
下妻二は昨年秋季大会の優勝校で、今大会もAシードに座る強豪。試合は序盤から両エースの投げ合いとなった。4回終了時点で、霞ケ浦は下妻二の鶴見航の前に無安打、下妻二は霞ケ浦の稲山幸汰から2安打を放つものの5三振を食らっていた。

試合が動いたのは5回。霞ケ浦は4番・西野結太の右前打から始まり、1死をはさんで6番・佐藤大亜、7番・菊地勇一、8番・渡邉航太、9番・相田歩希が左右へ打ち分ける4連打。これで2点を先制し満塁にすると、1番・加藤龍の右翼線への二塁打で2点を加えた。

この回先頭で口火を切った西野は「稲山が完璧なピッチングをしていたので、流れを持ってきたかった。打球は出ていたし、打者一巡して相手投手の傾向もつかめてきたので、ここからはつながりを持ってバッティングしようと話していた」と振り返った。具体的な話として村上聖主将は「相手投手は、前の打者に打たれると、次の打者には別の球から入ることが多かった。そうした傾向をつかみ、一人一人が狙いを絞って打っていった」と明かした。
加藤の二塁打を浴びたところで相手先発の鶴見は降板、2番手の秋葉泰晟がマウンドへ上がった。ここで霞ケ浦の打者は2番・村上。高橋祐二監督の指示はスクイズだった。「4点では安心できないし、村上はバントが得意中の得意。替わりたての相手投手を揺さぶる意図もあった」と高橋監督。「ここで取ると取らないでは1点の重みが違う。狙った2球目は相手投手に外されたが、絶対決めるぞという執念が結果につながった」と村上。

これで5-0となり、「援護をもらって楽にピッチングできた」と稲山。テンポ良い投球で、厳しい場面では1段階ギアを上げながら相手打線を討ち取っていった。だがすんなりと勝たせてもらえないのも強豪相手の難しさか。9回2死一塁から暴投と死球、失策で満塁とされ、代打・中尾の左中間三塁打で3点を奪われた。
稲山は完封を逃したものの、最後の一人を三振に取って試合終了。140球を投げて被安打6、奪三振12という成績だった。追加点があればもっと楽に勝てたはずだが、2併殺や3つの盗塁失敗など拙攻が目立った試合でもあった。

4回戦はこの日1日で終了し、ベスト8が出そろった。準々決勝は20日行われ、ノーブルホームスタジアム水戸の第1試合では常磐大と常総学院が、同じく第2試合では霞ケ浦と鹿島学園が対戦する。(池田充雄)






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