第108回全国高校野球選手権茨城大会は9日目の15日、3回戦が行われた。J:COMスタジアム土浦の第1試合では常総学院が佐和と対戦。10-1で7回コールド勝ちを収め、4回戦に進出した。
15日 3回戦 J:COMスタジアム土浦 第1試合
佐 和 0001000 1
常総学院 000217X 10
常総学院は序盤、佐和の堅い守りに苦しめられた。2回裏1死二・三塁の場面では、二走・高瀬啓陸が投手の牽制からタッチアウト。その後も2死一・三塁の好機をつくるが、三走・幸田元希が挟殺されてチェンジとなった。また3回裏無死一塁の場面では、9番・小林論次の投ゴロから併殺を決められチャンスを潰した。「チャンスはつくれていたが相手の対策がすごかった。特にサインプレーには攻守にわたって翻弄(ほんろう)され勉強になった。先発メンバーには下級生や初戦に出ていなかった選手もいて、夏大会独特の雰囲気に飲まれたかもしれない」と島田直也監督。

先発投手の箕輪蒼も2年生で、しかも今大会初登板。3回までは2安打3三振で抑えたが、ボールが先行する場面も多く、4回の先頭打者にはストレートの四球を出してしまい、ここで2番手の七村佑聖に交代。「自分ならできると信じてマウンドに上がった」と話す七村、この回は失策がらみで1点を失ったものの、7回途中までを2安打2三振で締めた。「要所要所を押さえリズム良く討ち取れた。まっすぐを見せ球にしながら変化球で緩急を使う自分の投球で抑えることができた」との振り返り。

4回裏の常総学院はすかさず逆転。先頭の2番・荒生結太が左前打を放ち、野手が処理を誤る間に二塁へ到達。3番・吉澤颯大は右翼への進塁打で1死三塁。ここで4番・幸田が左前打を放ち、まずは1-1の同点。5番DH(指名打者)高瀬の一ゴロは野手の足元を抜け1死一・三塁、ここで6番・小野壮秦がスクイズを決めて2-1と逆転した。「サインプレーで一発で決められた。相手に流れを渡してはいけないと、常総の意地と執念で決めきった」と小野のコメント。

5回には9番・小林の中前打から、1番・水口煌太朗の右翼線への二塁打でチャンスを広げ、荒生の右犠飛で1点を追加した。

6回は小野の左前打と2四死球で1死満塁、6回の守備から8番に入った佐藤泉里は三ゴロで1点追加。四球で再び満塁になり、水口の左翼への二塁打で3点を追加。ここから投手2人が交代するが、四球と吉澤と幸田の左前打、暴投、捕逸でさらに3点を追加。10-1とし次の7回でコールドが成立した。

「相手の先発投手は軟投なので、外へ意識を置き、逆方向へ低く強い打球を打つことを心掛けた」と水口主将。自身の6回の二塁打については「自分で決めるつもりで、初球のまっすぐを手元に引き付けて打った」と振り返り、次の東洋大牛久戦(18日第1試合、J:COMスタジアム土浦)に向けては「みんなで対策し、全部ぶつける気持ちで行く。自分たちのやるべきことを徹底すれば勝てる」と意気込んだ。(池田充雄)






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