第108回全国高校野球選手権茨城大会は4日目の9日から2回戦に入った。J:COMスタジアム土浦の第1試合では土浦日大が茨城キリストと対戦。10-1で土浦日大が7回コールド勝ちを収めた。
9日第1試合、J:COMスタジアム土浦
茨城キリスト 0001000 1
土 浦 日 大 000550X 10
土浦日大は序盤に硬さが見られたが、4回と5回の大量点で一気に試合を決めた。「何とか取ることができ正直ほっとした。夏の初戦で選手には緊張もあり、相手投手はコントロールが良く、5回くらいまでは点が入らないことも想定していた。1点入ってからはリズムに乗れた」と小菅勲監督の総評。

3回までは投手戦の様相だった。土浦日大の先発は嶋悠希。「チームの大事な初戦なのでいい流れで入り、後ろにつなげるよう意識した」といい、この日は変化球主体の組み立て。「少し打たれたが四球を出さず、自分の投球をしてくれた」と小菅監督。4回表に二塁打と単打、犠飛で1点を失ったが、これがむしろチームには良い刺激になったようで、4回と5回の猛攻につながった。
4回の土浦日大は1死から5番・青木智潤が四球で出塁、6番・林悠哉の左前打で一・二塁とし、7番・大立克輝の左前打でまずは1点。8番・高石涼太の左翼線二塁打で2点目、9番・河津直登が四球で満塁とした後、捕手の後逸で3点目。さらに1番・伊勢山暖の左前打と3番・吉田惺南の遊ゴロで2点を追加した。
「5点は計算外。打線の調子は良くなかったが、見逃すべき球は見逃し、打つべき球を打ってくれた」と小菅監督。1点目を挙げた大立は「先制されたことで開き直って行けた、自分のスイングがしっかりできた。打ったのはまっすぐ。相手投手は低めの球がいいので、高めに来た球を打っていこうと意識した」と振り返った。

5回は青木の左翼線二塁打から始まり、林の送りバントは敵失で生き、さらに盗塁で無死二・三塁。ここで大立が右翼線へ三塁打を放ち2点を追加。2死後に伊勢山の中前打で1点、2番・藤沢佑樹が中前打でつなぎ、吉田の左翼線二塁打で2点を追加した。「打ったのは高めのストレート。待っていたわけではなく反応で打った。知らず知らずプレッシャーがかかって硬くなっていたのかもしれない。1本出てほっとした」と吉田。「自分本位ではなく、チームのために打つ気持ちを思い出すことで、肩の力が抜けたのではないか。こういう経験をくぐり抜けていってほしい」と小菅監督。

投手は5回を板橋悠希、6・7回を小池陽斗が務めた。小菅監督の「機会があればなるべく多くの選手を登板させたい」との狙いからだ。「春はきれいに勝ちすぎたが夏はそうはいかない。第1シードといえどチャレンジャー精神を忘れず、1戦1勝で甲子園へつなげたい」と居住まいを正す。

次戦は14日、下館工との対戦となる。球場は未定。(池田充雄)






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