第108回全国高校野球選手権茨城大会の開会式が4日、水戸市のノーブルホームスタジアム水戸で行われ、三つの連合チームを含む92校84チームが入場行進した。大会が順調に進めば、決勝は25日にノーブルホーム水戸で行われる。
午前9時、大洗高校マーチングバンド部「ブルーホークス」71人の演奏が鳴り響くと、スタンドからは大きな拍手と歓声が沸き起こった。最初に昨年の覇者明秀日立が入場、続いて春の県大会を制し今大会の優勝候補筆頭。土浦日大が入場した。土浦日大の吉田惺南主将は「夏の大会が始まりワクワク感、高揚感が湧いてきた。(昨年は初戦となった2回戦で敗退し)夏は勝てていないので悔しい思いをした。初戦からチャレンジャーとして戦い、県大会を圧勝してリベンジし、甲子園で日本一になりたい。」と抱負を語った。昨年に引き続き、各校の選手、マネージャーがプラカードを掲げた。

開会式で県高校野球連盟の深谷靖会長は「3年生にとっては仲間と共に歩んできた高校野球の集大成となる最後の戦い。仲間を信じ、自分を信じ、最後まで諦めず挑戦する姿、互いを敬い全力を尽くす姿、その一つ一つが多くの人々に勇気と感動を与える。高校野球は勝敗を競うだけのものではない。人を育て地域を元気にし日本の教育文化を支える大切な存在。今日まで皆さんを支えて下さったご家族、先生方、仲間、地域の方々に感謝の気持ちを胸に一戦一戦を戦ってほしい。この夏に育まれる友情や絆は一生の宝になる」とあいさつを述べ、「夢の聖地甲子園への挑戦が今日から始まる。一球に込める思い、一歩踏み出す勇気、その一瞬一瞬が皆様の道しるべになるはず。胸を張って最後まで自分の高校野球を貫いて下さい」と話した。
選手宣誓で勝田工の仁平晃祐主将は「私はこの2年半 慣れ親しんだグラウンドで白球を追い続けた。ユニホームを真っ黒にしながら己の限界に挑戦し、ひたむきに努力を重ね仲間と絆を深め合い切磋琢磨してきた。最近高校野球も変わりつつあるが、それでも一球入魂の精神は変わらず受け継がれ、全チームの全部員が全力でプレーし、自分たちの青春を背負って戦い抜く、それだけで高校野球の魅力を存分に伝えることが出来る。これまで支えて下さった全ての方々に感謝し、相手チームを敬い、正々堂々戦うことをここに誓います」と力強く宣言した。

司会進行を務めたのは、共に野球部マネージャーで3年の日立一の小松愛心さんと東海の石井さくらさん。2人とも「緊張していたけどミスなく最後までやりきれてよかった」と安堵した様子。小松さんは高校球児たちに「夏は一番大きな大会で3年生は引退がかかっている大会。最後まで諦めずに一生懸命頑張ってほしい」とし、石井さんは「これまで共に練習してきた仲間との最後の時間を一瞬一瞬、一球一球を大切にしてほしい。」とエールを送った。

昨年夏の大会後に3年生約30人が引退し部員数が大幅に減少、今夏、15人で今大会に挑むつくば秀英の安藤翔ノ介主将は「部員数が少ないがコミニケーションがとれている。夏に標準を合わせきた。自分たちに出来る事を精一杯やり目の前の試合を一つ一つ勝って、つくば秀英の名に恥じないよう甲子園出場を目指す」と力を込めた。
茨城連合として出場する茎崎は部員数2人。土日は茨城東、総和工のグランドで練習を重ねてきた。茎崎の梅山昊(ごう)選手は「センターラインの守備は良くなってきていてる。バッティングに力を入れているのでヒットを打ってこれまで支えて下さった先生方にプレーで恩返ししたい」と話した。(高橋浩一)






最近のコメント