プロバスケットボールチーム、茨城ロボッツの川﨑篤之社長と鶴巻啓太選手が20日、フレンドリーダウンの土浦市を表敬訪問し、小林勉副市長や奥谷克二教育長と懇談した。2025-26シーズン終了の報告および支援・声援への謝意を伝えるとともに、スポーツを通じた地域活性化の取り組みなどについても語り合った。22日にはつくば市長を表敬訪問する。
ロボッツの今季最終成績は19勝41敗で東地区10位。Bリーグ1部(B1)での最多勝利数は2022-23シーズンの23勝なので、今季はこれを上回ろうと30勝を目標に掲げたが、序盤戦から苦しみ低位に沈んだ。だが後半戦は大きく伸び、特に最後の5試合は4勝1敗。最終的には昨年の成績を4勝だけ上回ることができた。
Bリーグでの10年間のうち、ロボッツは最初の5年をB2で、続く5年をB1で過ごしてきた。「この10年でBリーグの成長は著しく、またわれわれもB1昇格によって見える景色が大きく変わった」と川﨑社長。「ロボッツの今季売上高は約15億円。初年度の約4000万円に比べると非常に大きな成長を遂げ、県内の企業にも大変支えていただいた。だがB1に来てみると周りには50~60億円規模のクラブも多い」と現状を説明。鶴巻選手も「僕が子どもの頃は茨城にバスケットボールのプロチームがなかった。その点で、今の小学生や中学生に夢を与えられる環境をつくれたことはとてもうれしい」と語った。

今年9月に開幕する新シーズンを、ロボッツは新たな最上位カテゴリー「Bプレミア」で迎える。Bリーグにもロボッツにとっても大きな転換点だ。川﨑社長は「Bプレミア26チームの中で存在感を示すため、土浦市の力をますますお借りしたい。茨城には県域のテレビ局がないためスポーツを伝える力が他県よりも弱い。一度アリーナに来てくれれば絶対に面白いと思ってもらえる自信はあるので、その最初の一歩を踏み出してもらうには自治体経由の情報発信が重要と考えている」と継続的な力添えを求めた。
一方でロボッツとしても、地域の魅力を発信する活動をさまざま行っている。その例が陳岡流羽選手(つくば市出身、土浦日大高-白鴎大)による、土浦特産のレンコンを使ったレトルトカレーの開発だ。製品には陳岡選手の幼少期の思い出や地元愛が詰まっているという。
「地方創生の根っこにあるのは『この街って実はすごいよね』と思う気持ち。私の年齢だと土浦や水戸が元気だった頃を知っているから現状を何とかしたいと思うが、今の子どもたちはなかなかそうはならない。そこをひっくり返すことができるのがスポーツの力。例えば私たちが日本一になるとか、茨城出身の選手が活躍するとか、いろんな形で表に出るようになることで『俺、茨城なんだぜ』と誇る気持ちも育ってくると思う。地域のために土浦とロボッツで何ができるかをぜひ一緒に考えていきたい」と川﨑社長は言葉を結んだ。(池田充雄)






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