関東女子サッカーリーグ1部のつくばFCレディースは10日、つくば市山木のセキショウチャレンジスタジアムで前期ホーム最終戦を行い、FC十文字(本拠地・東京都豊島区)に4-2で勝利した。これでつくばは第3節以来の連敗を3で止め、通算成績3勝3敗とし、順位は8チーム中4位に上昇した。次節は17日、甲府市の山梨学院向町サッカー場で山梨学院レッドサンダーズと対戦する。
第32回関東女子サッカーリーグ1部 前期第6節(5月10日、セキショウチャレンジスタジアム)
つくばFCレディース 4-2 FC十文字
前半3-0
後半1-2

つくばは前線からの連動したプレスと流動的なポジショニングでボールを保持し、体格で勝る相手を勢いづかせなかった。「前節までの引き気味で守るスタイルから変え、FWを中心に前からがんがん行くことで良い流れをつくれた」とDF野口ひかり。「ビルドアップ(攻撃の構築)を整理したことでボールを握る時間帯が増え、ゴール前に人数が入り込めたことが勝因。これをチームとして磨き上げていきたい」と志賀みう監督。
先制は前半23分。右サイド深くでパスを受けたMF坪井茉凛が、相手GKと向き合った状態から横パスを選択、これにFW佐藤美緒が合わせた。「中に自分しかいない状況なので絶対に決めるしかない。相手DFとの駆け引きで一歩ずらして、グラウンダーのクロスに先に触れた」と佐藤の振り返り。

このゴールが呼び水になったか、2分後の前半25分には早くも追加点。前線でこぼれ球を拾ったFW金子結愛来が、相手DFを一人交わしてゴール右角へ突き刺した。新入団の金子はこれが初先発で初ゴール。「練習の成果が出てよかった。FWの役割を果たすことができた」と喜び、「もっと決められる場面はあったので、それが課題」と反省も語った。
3点目は前半38分。コーナーキックからDF津田穂乃香が放ったヘディングシュートはバーに嫌われたが、跳ね返りに野口が合わせた。野口はつくばで2年目だがこれが初ゴール。「連敗していたのでどんな内容でも勝ちたかった。セットプレーからの得点がなかったので、自分が決められてよかった」と笑顔を見せた。

後半29分にはだめ押しの4点目。DF打桐菜海が敵陣で中へ切れ込みながら放ったクロスに、走り込んだMF中村真奈がダイレクトで合わせた。「打桐は守備ラインとGKの間に入れるのが得意なので、来ると思って飛び込んだ」と中村。この日はベンチスタートだったが、途中出場でも流れを変えるプレーができることを証明した。
後半アディショナルタイムに2失点を喫したが、これは積極的なメンバー交代など先を見据えてトライした結果といえる。「母の日なので、お母さん方に力を与える試合をしたいと思った。もっと強い相手にも落ち着いて自分たちのサッカーができるよう、日々の強度を上げてトライしていきたい」と志賀監督は前を見据える。(池田充雄)







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