第78回春季関東地区高校野球茨城県大会は2日、土浦市川口のJ:COMスタジアム土浦で準決勝が行われた。第1試合は土浦日大が東洋大牛久を10-3で破り、7回コールド勝ちを収めた。第2試合は水城が7-6で常磐大を破り、それぞれ決勝に進出した。決勝は4日午前10時から、J:COMスタジアム土浦で開催される。勝った両校は16日から千葉県で開催される関東大会に出場する。

土浦日大が7回コールド
第78回春季関東地区高校野球茨城県大会 準決勝第1試合(2日、J:COMスタジアム土浦)
東洋大牛久 1001100 3
土浦日大 0030304X 10
土浦日大は投手3人がつないで相手打線を封じ、攻撃では走者をためた後に長打で大量点を奪った。試合前に土浦日大の小菅勲監督が「失点は3点以内に抑え、相手の好調な投手陣を打ち崩して4点以上を取りたい」と語った通りの結果となった。

土浦日大の先発は嶋悠希、初回に2四球と1安打で1点を先制された。しかし3回にはすかさず逆転。9番・寒田絢太と1番・伊勢山暖が四球と敵失で出塁し、2番・藤沢佑樹、3番・吉田惺南、4番・青木智潤の3連打が炸裂し、3点を奪った。

「打線の援護のおかげで気持ち楽に投げることができた。相手打線は低めの変化球に合わせるのがうまかったが、自分としては良い球を投げられていたので気にせず、自分なりの投球でチームに良い流れを持ってこようと心掛けた」と嶋の振り返り。嶋は3・4回にもピンチを背負ったが、挟殺や凡打などにより最少失点で切り抜けており、「スライダーがコースに決まり、それを相手打線が引っかけてゴロを打たせることができた」とうなずいた。
5回には追加点。2死一・三塁の場面で、5番・大立克輝が左翼席へ3ランを放った。「打ったのは甘く浮いた変化球。最初はエンタイトルツーベースかと思ったが、周りの雰囲気と、球審が腕を回しているのを見て確信した。公式戦のホームランは初めてで自分でも驚いている」と大立。「打席に入る前に、レフトへの外野フライを打てる球を狙えとアドバイスした。風が強いので流れてスタンドに入るだろう」と、これも小菅監督の狙い通り。

5、6回は左腕の変化球投手、板橋悠希がマウンドに上がり4安打1失点。7回はエース小池陽斗が1安打1四球2三振で締めた。「試合内容は決して良くなかったが先制されても耐え、底力を見せてくれた。今のチームは、守りからリズムをつくれていないのは課題だが、打力と明るさ、雰囲気では2023年の(甲子園ベスト4の)チームにも引けを取らない」と小菅監督。「今日の勝ちは通過点。関東大会まで一日一日を大切にしっかり準備し、一つ勝つことを目標に一戦一戦戦い優勝したい」と吉田主将は意気込む。(池田充雄)






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