米国リトルロックで11月に開催されたハープギターの国際イベントで3位に入賞した取手市在住のミュージシャン、岡田英典さん(59)が6日、つくば市内2カ所で演奏を披露する。岡田さんは「日本でハープギターを弾く人は知っているだけで4~5人しかいないので、ハープギターを広めたい、呼ばれればどこでも行って演奏したい」と話す。
ハープギターは、ギターにハープのような高い音や低い音を出す追加の弦を取り付けた楽器。国際イベントは「ハープギターギャザリング」で、ハープギターの愛好家や演奏家、楽器職人らが集まり、セミナーや演奏会などが催される。23回目の今年は初めてコンテストが実施された。
イベントは米国、ベルギー、オーストラリア、イギリスなどから約100人が参加した。日本からの参加は岡田さん一人。岡田さんは、前から行きたかったイベントで、初めてコンテストが実施されると聞いて「記念受験のつもり」で参加した。また亡き友人のものと岡田さんのハープギターを製作したベルギーの楽器職人も出席すると聞いて、彼の前で演奏したかったという。
3位になった理由について「ハープギターのスーパートレブルという竪琴のような弦の音とテクニックがよかった、印象的だったと参加者らに言われたので、おそらくそこが評価されて3位になったのではないか」と語る。
予選では日本の歌謡曲「秋桜(コスモス)」など、決勝ではビートルズの曲目とアイルランド民謡を演奏した。

20年たって購入
岡田さんは中学2年からギターを弾き、大学生の頃ハープギターを弾きたいと思うようになった。カナダ出身のロックバンドがハープギターを弾いている映像を見たのがきっかけだ。楽器を手に入れたいと思いいろいろな店を訪ねたが、珍しい楽器なので手に入れることができなかった。
40歳になり、たまたま入った楽器店に中古のハープギターが売られているのを見つけ、20年たってようやく購入できた。1902年に作られたもので故障が多く、修理してくれる楽器店もなかなか無かった。
友人の急逝がきっかけ
現在、岡田さんが演奏するハープギターはベルギーの楽器職人が製作した。2018年にハープギター奏者の友人が56歳で急逝したことがきっかけだった。友人は演奏中に倒れ、ハープギターは壊れた。ベルギーの楽器職員が製作したものだった。
その後、友人の妻から「一周忌で弾いてほしい」と頼まれ、岡田さんは友人のハープギターを預かった。修理のためにベルギーの職人とメールで何度もやり取りし、一周忌で演奏、ハープギターを遺族に返した。
メールでやり取りしているうちに自分が演奏したいハープギターのイメージがわき、ベルギーの楽器店に製作を依頼した。完成した岡田さんのハープギターはギター弦6弦、ハープ弦13弦と、低音を出すためにベース弦が8弦張ってある。長さ約1.3メートル、横幅約50センチで、重さは11キロある。
6日はつくば市内2カ所、来年2月1日は土浦で演奏する予定だ。(伊藤悦子)
〈つくば、土浦の岡田さんのコンサート予定〉
◆12月6日(土)午後1時~2時、つくば市吾妻1丁目8−10、BiViつくばイベントホールで開催の「もりのうさこ絵本読み聞かせ」で、BGM演奏後、少しソロ演奏する。参加費無料。問い合わせは「音色のまちづくり実行委員会」(メールinfo@chrimachi.art)。
◆同日午後6時から、つくば市花室989-4、パブリックハウスf’inn(エフイン)で開催の「冬のヨナヨナ夜長ライブ」に出演。フードとドリンクの注文が必要。問い合わせは電話029-850-6172(同店)
◆2026年2月1日(日)午後6時から、土浦市桜町1丁目5-2 桜Ⅰビル1F、土浦LEO’S LIVE BAR(レオズ ライブバー)のライブイベントに出演。岡田さんの出演は午後7時20分から。3500円+1ドリンクの注文が必要。予約はメールleos.livebar@gmaii.comへ。






最近のコメント