筑波山麓の歴史と文化を楽しむ秋祭り「筑波山麓秋祭り2025」が、山麓のつくば市筑波、田井(神郡、臼井)、北条、平沢、小田地区で開かれている。地域で活動する21団体が、古民家を開放したり、コンサートや体験ツアーを開いたり、地元特産の福来みかん狩りを開催するなど、29会場で39の企画を開催し、秋の山麓をにぎやかにする。開催は10月25~26日と11月1日~3日の5日間。
今年で15回目となる。新たな企画として、10カ所のスタンプ台で手ぬぐいに秋祭りスタンプスタンプを押して自分で記念てぬぐいを作る「手ぬぐいスタンプめぐり」や、賞品付きフォト・動画コンテストなども開催される。
神郡塾生が作品展示 古民家「美六山荘」
同市臼井にある古民家、美六山荘では、飲食チェーン、坂東太郎の青谷洋治会長が塾長を務める「神郡塾」が11月3日に「古民家ギャラリー&カフェ」を開催し、塾生による作品を展示したり、絵手紙体験、味噌玉作り体験などを催す。
神郡塾は教育者、経営者、地域のリーダーを育成することを目的とした塾で、毎月セミナーを開催、著名人を講師に招いて歴史、文化、芸術など様々な分野で講演会を開いている。塾生は県内外から100人を超える。

当日展示されるのは、同塾理事で彫刻家の磯山芳男さん(70)による発泡スチロールや真ちゅうで作られた二つの作品で、毎月のセミナーの中で実施された講座で、塾生が作った文人画・刻字なども並べられる。同塾理事の猪瀬愛子さんは絵手紙体験講座を開く。猪瀬さんは県内外の小中学校などで、絵手紙教室を開くなどしている。
磯山さんは「今回は普段使わない材料でいつもと違う作品を作ってみた。色々な形の芸術作品があることを知ってもらい、ぜひ見にきてほしい」と話す。
つくば道沿い4カ所で地区住民が中心
江戸時代につくられた筑波山神社の参詣道、つくば道沿いの神郡地区では、地区住民が古民家や石倉、寺院など4カ所で11月3日に「田井の里の秋祭り」を開く。山麓秋祭りの参加団体は有志や企業が多いのに対し、神郡だけは2008年に開催した「田井の里の秋祭り」を継続する形で地区住民が中心になり祭りをつくる。

会場の一つで、元は農協の米倉だった「石倉Shiten:」前では、神郡地区の生産者が福来みかん、白菜、大根、柿、ユズなどの農産物を販売する。古民家、武井邸では囲炉裏を開放し、抹茶が楽しめる。古民家、佐治右衛門邸は庭を開放、古い家のたたずまいを見ながらくつろぐことができる。鎌倉時代に建てられた普門寺では古刹(こさつ)拝観とクラシックやポップスなどのミニコンサートが開かれる。
同地区の小松崎丈幸区長(72)は「地区をまとめるのが大変だった。それでも徳川家光の時代から続く古い町並みを多くの人に見に来てもらい、まつりを楽しんでもらえたら」と話している。(榎田智司)

◆筑波山麓秋祭り2025はつくば市北部、筑波山麓の筑波、田井(神郡、臼井)、北条、平沢、小田の5地区で10月25日(土)、26日(日)と、11月1n日(土)~3日(月・祝)の5日間開催。詳しくは同秋祭りのホームページへ。
続く






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