市発注の学校樹木伐採業者
つくば市は17日、同市竹園の市立学校近くの市道で15日午後5時ごろ、市が発注した学校の樹木伐採工事を請け負った業者が、クレーン車のアームを伸ばしたまま走行し、電柱に敷設してあった個人宅の光回線ケーブルの引き込み線を切断したほか、引き込み線接続部分の家屋の外壁を一部はがす事故を起こしたと発表した。
市教育局教育施設課によると、業者は15日学校で、伐採した樹木を積み込む片付け作業を実施し、作業が終了したため一旦学校を出た。その後、現場にはしごを忘れたことに気付き、午後5時ごろ、市内の事業所から別の作業をしたクレーン車がはしごを取りに来て、アームを伸ばしたまま走行したことから光回線ケーブルの引き込み線を切断したという。
翌16日朝、校長が光回線ケーブルが切断されているのに気づき、市に連絡した。クレーン車の運転手は事故時、気付かなかったという。
市から連絡を受け、業者はNTT東日本に復旧対応を依頼、さらに個人宅に対し謝罪し状況を説明した。個人宅では現在インターネットサービスが利用できない状態となっており、復旧は21日になる予定。業者はその後、外壁の補修も行う。
再発防止策として市は、受注業者に対し、周辺状況を把握し細心の注意を払って作業するよう指導すると共に、現在市の工事を受注しているすべての業者に対して注意喚起を徹底するとしている。