【コラム・田口哲郎】
前略
以前、「片っ端から喫茶店」というテレビ大阪の番組があると書きました。「カフェ」というよりも「喫茶店」を紹介する番組です。J:COM茨城でも喫茶店番組を放送してくれると、ご近所散歩がより楽しく豊かになるとも書きました。要望するだけではなく、自分の足でご近所の喫茶店を探してみようと思いました。
街を眺めて、まず目に留まったのはコメダ珈琲です。昭和レトロ風の喫茶店ではないかと言われそうですが、ひたち野うしくは新しい街ですから、昭和レトロなお店はありません。新しい喫茶店があるので、それは後ほど訪れるとして、まずはチェーン店から始めたいと思います。
コメダ珈琲ひたち野うしく店は、土浦稲敷線、通称「ふれあい通り」沿いにあります。隣は、カワチ薬品ひたち野牛久店、タイヨーひたち野牛久店。近くにはドトールやスターバックスがあり、にぎわい地区、そしてカフェ激戦区。朝7時から夜10時半まで営業しています。
コメダ珈琲の目玉サービスといえば、モーニングです。開店から午前11時まではドリンクを頼むと、パン、卵もしくは小倉あん、バターやジャムなどがついてくるというもの。これはかなりお得ですね。朝ごはんにぴったりです。名古屋の喫茶店のサービスが茨城でも楽しめるのは魅力です。
名古屋人も勧めるお店
ひたち野牛久店に入ると、ログハウス調の店内、ゆっくりくつろげるソファやイス、広々としたテーブルがあります。1人でもグループでも利用しやすそうです。実際、朝の時間、新聞を読みながら、くつろいで過ごす人、友達連れで訪れている人でにぎわっていました。
パンとコーヒーの良い香り。カフェっぽくもあり、喫茶店っぽくもある空間は郊外の街になじんでいました。飲みやすいながらコクのあるコーヒー、モーニングのトースト、小倉あん、バターで小倉トーストをやってみましたが、なんとも言えないおいしさのハーモニーに心踊りました。
先日、生まれも育ちも名古屋の中心地の人にオススメの喫茶店を聞いたら、コメダ珈琲と真っ先に答えました。
クオリティの高い味がどのお店でも味わえ、お店も広いところが多く入りやすく、ゆっくりできる。これらの点でコメダ珈琲が断トツに良いということでした。旅行などで名古屋を離れた後、名古屋に帰ったら真っ先にコメダ珈琲に行って落ち着くんだ、とも。
名古屋人お墨付きの喫茶店コメダ珈琲が近くにあるのはよいですね。私もたまに散歩の途中に立ち寄って、くつろいでいます。ごきげんよう。
草々
(散歩好きの文明批評家)