つくば市は8日、市が発注した同市花室の歩道整備工事で7日午後2時ごろ、請負業者が市道の電線付近で作業を実施し、油圧ショベルのアームを持ち上げたところ、光回線ケーブルの電線を切断してしまったと発表した。
光回線ケーブルは個人宅への引き込み線で、切断により1軒でインターネットサービスが一時利用できなくなった。業者はNTT東日本に復旧を依頼、個人宅に謝罪し状況を説明した。インターネットは2時間ほどで復旧したという。
市道路整備課によると、業者が周辺状況に注意を払っていなかったことが原因。市は同業者に対し、周辺状況を把握して細心の注意を払って作業するよう指導したとしている。さらに現在、市の工事を受注している全業者に対しても注意喚起を徹底し、再発防止に努めるとしている。
同市では2021年5月にも道路工事中に光回線ケーブルを切断する事故が発生。今年8月には水路の除草作業中に光回線ケーブルを切断する事故が発生している。