つくば文化学園が運営する日本語学校「日本つくば国際語学院」(つくば市松代、東郷治久理事長兼校長)の後期入学式が22日、同市小野崎、つくば山水亭で開かれた。9カ国から来日した42人が、多様な民族衣装などに身を包み、新たな一歩を踏み出した。
新入生を代表して中国出身の牛鴻馬(ギュウ・コウマ)さん(22)があいさつし「日本は進学や就職のチャンスが多く、科学技術も世界のトップレベル。中国では植物学を学んでいた。日本語を十分学び、日本の発達した農業技術を学びたい」と語った。
在校生を代表してミャンマー出身のショーン・ライ・ライ・ルィンさん(22)が歓迎のあいさつをし「学校生活は友人をつくり、さまざまな活動をする貴重な時間。日本の法律を守りながら楽しんでほしい。困ったことがあったら、この学校の先生や先輩に相談してください」と新入生に呼び掛けた。
東郷理事長は「この学校はたくさんの国の人が集まり、世界を小さくしたような場所。講師、職員、先輩を頼りながら、国際人となり、世界に羽ばたいていけるよう頑張ってほしい」と話した。
新入生の出身国はネパール、ミャンマー、中国、韓国、タイ、モンゴル、イラン、スリランカ、フィリピンの9カ国で、女子学生23人、男子が19人。前期入学に続き、ネパール出身者が最多となり約半数を占める。
今回入学式に臨んだ中国出身の肖茜(ショウ・セン)さん(26)は「日本に来ることが出来てうれしい。たくさん友達をつくり、日本語を学びながら看護の勉強をしていきたい」と抱負を語った。
入学式後は記念撮影会となり、全校生徒、新入生、最後は出身国別に撮影し、笑顔で交流を図っていた。(榎田智司)