火曜日, 11月 18, 2025
ホームつくば手製の本通じ思い伝えたい 9人の作家が作品展 つくば

手製の本通じ思い伝えたい 9人の作家が作品展 つくば

25周年に

銅版画や木工、デザイン、イラストなどの創作活動に打ち込む9人の作家が、それぞれが作る手製の本を通じて思いを伝える作品展「ブックワームス15」が、つくば市天久保のギャラリーYで12日から始まった。各作家が作った本と、それぞれの専門分野の作品計約100点が展示されている。筑波大で芸術を学ぶ学生が中心になり1999年に始まった企画で、活動を始めて25周年になる。近年は2年に一度の開催で、今回が15回目の開催となる。

第1回から中心で活動し、同作品展を主催する画家で版画家の田中千夏さんは、25年間の活動を通じて「作家が本当に見せたい思いを本にしてきた。万人向けじゃないかもしれないが、流通する本にはない魅力がある。実際に手に取って作家の思いを感じてほしい」と語る。

99年に筑波大で開いた企画の第1回で展示した田中さんの作品

本当に伝えたいことを形に

田中さんは、日々の暮らしで感じるささいなことを書き留め本にする。シリーズ化する「それがどうした」や「mousouroku(妄想録)」は、書き留めなければ暮らしの中で流れていってしまいそうなその時々の思いを「定点観測的」に記録したものだ。「振り返ってみると自分でも面白いような恥ずかしいような」と言いながら、「私にとって手製の本は、自分が今、『いいな』と思っていることを考え、伝える手段。流通に乗らないものだからこそ好きなことができるし、作家が本当に伝えたいことを形にできる」と話す。「何かを作っているのが好きで、ほっとくと何かを作っている。作らないとやっていけない」とも言い、手製の本とともに、大学で学んだ銅版画、木を使ったオブジェ、手芸品など多様な作品を展示する。

今年1月に、あかえだいずみの作家名で絵本「ミコばあちゃん」(あのねブックス)を出版した、つくば市在住の絵本作家、倉持いずみさんは、一緒に暮らす2匹の猫との暮らしを手書きの絵と文字で本にまとめた。手製本の魅力について「頭に浮かんだことを紙に書いてホチキスで止めるだけでも本になる。何かにとらわれず、自由に作れるのが魅力。毎回展示に向けて、質感の異なる紙や、色々な製本の仕方も試せるのが楽しい」と話す。

大きさ、形、素材を変えて製本した丹野さんの作品「スモールマン」

4回目の参加となる日本画家の丹野香織さんは、前回の企画でも展示した、空を飛ぶことを夢見る少年とロボットの交流を描いたオリジナルの絵本「スモールマン」を、紙質やとじ方、サイズを変えて製本した3種類の本を展示する。「物語自体は変わらなくても、素材や本の形が変われば、ものとしての価値や意味が変化する」と話す。

石岡市の木工作家で画家の小田島久則さんは、知人のアイディアがきっかけになり、自身が油絵で描いたクマなどの動物をもとに絵本を作った。本の中には文字はなく、本を見た人が自由にセリフやストーリーを書き加えてオリジナルの一冊にすることができる。「これまでに4人の子どもが、自分でストーリーを書いてくれた。それぞれ、話が異なり個性が出ていて面白かった」と語る。

小田島さんの絵と木工作品

その他、40代で経験した自身の妊娠・出産体験を「母親学級」というタイトルで108ページの漫画にした、あべようこさんや、ダンボールの素材を生かした筑波大学芸術学系の元教授、笹本純さんらの作品が並ぶ。

田中さんは「本は、絵のようにパッと見てある一面が見えるものではなく、ページをめくることで物語としての深みや奥行き、時間の推移を感じる見せ方ができる。子ども向けの本だけでなくて、アーティストブックとしてさまざまなチャレンジができると思っている」と手製の本の魅力を語り、「25年続けて、一緒にやってきた人たちがそれぞれ歳を重ね、作品も変化している」とし、「作家が本当に見せたいものを、売れるかどうかを基準に考えずに作っている。その良さを実際に手に取って感じてほしい」と呼び掛ける。(柴田大輔)

◆「ブックワームス(Book Worms)15」は12日(土)から20日(日)、つくば市天久保1丁目のギャラリーYで開催。開館時間は午前11時から午後7時(最終日は午後6時)まで。詳しくは、同ギャラリーのホームページへ。

➡NEWSつくばが取材活動を継続するためには皆様のご支援が必要です。NEWSつくばの賛助会員になって活動を支援してください。詳しくはこちら

コメントをメールに通知
次のコメントを通知:
guest
最近NEWSつくばのコメント欄が荒れていると指摘を受けます。NEWSつくばはプライバシーポリシーで基準を明示した上で、誹謗中傷によって個人の名誉を侵害したり、営業を妨害したり、差別を助長する投稿を削除して参りました。
今回、削除機能をより強化するため、誹謗中傷等を繰り返した投稿者に対しては、NEWSつくばにコメントを投稿できないようにします。さらにコメント欄が荒れるのを防ぐため、1つの記事に投稿できる回数を1人3回までに制限します。ご協力をお願いします。

NEWSつくばは誹謗中傷等を防ぐためコメント投稿を1記事当たり3回までに制限して参りましたが、2月1日から新たに「認定コメンテーター」制度を創設し、登録者を募集します。認定コメンテーターには氏名と顔写真を表示してコメントしていただき、投稿の回数制限は設けません。希望者は氏名、住所を記載し、顔写真を添付の上、info@newstsukuba.jp宛て登録をお願いします。

0 Comments
フィードバック
すべてのコメントを見る
スポンサー
一誠商事
tlc
sekisho




spot_img

最近のコメント

最新記事

中学校保護者の個人情報漏えいの恐れ つくば市 写真販売会社が不正アクセス受け

つくば市は17日、市内の中学校1校が写真販売を委託しているフォトクリエイト(東京都新宿区)が不正アクセスを受け、宿泊学習などの行事写真を購入した保護者の個人情報が漏えいした可能性があると発表した。市教育局学び推進課によると、写真を購入した保護者の人数は現時点で不明。実際に個人情報が漏えいしたなどの被害は現時点で確認されていないという。 同社のウェブサーバーが今年7月までに第三者から不正アクセスを受け、同社が調査した結果、同社が保有する個人情報が漏えいした恐れがあることが判明したと今月14日、同社から同校に連絡があった。 漏えいした可能性がある個人情報は、2022年から25年に、同社が運営するインターネット写真販売サービス「スナップスナップ」で写真を購入した保護者の氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、パスワード、購入時のニックネームなど。 市によると、22年から25年の4年間に、同校が同社に写真販売を委託した宿泊学習や修学旅行に参加した生徒数は計225人。そのうち何人の保護者が写真を購入したかは不明。写真は、宿泊学習や修学旅行に同行した地元の写真館のカメラマンなどが撮影したスナップ写真などという。 写真を購入した保護者に対し同社は、個人情報漏えいの恐れがある旨を個別メールで通知、さらに使用中のパスワードを変更するよう依頼し、二次被害を防ぐ対策を行ったとしている、 一方、市は同社に対し、個人情報の厳正かつ適正な管理について徹底するよう強く申し入れたとしている。

日米に見る軍隊のおかしな使い方《吾妻カガミ》212

【コラム・坂本栄】東北地方のクマ出没に対処するために県知事が自衛隊に出動を求め、話題づくりが上手な防衛相がこれに応じたとのニュースには驚いた。小銃や機関銃を使って掃討するのかと思っていたら、どうやら「前線」で駆除する猟銃の使い手やライフル警察隊の「後方支援」を担当するらしい。これなら災害出動の小規模団だが、最近、軍隊の使い方が内外でルーズになっているのが気になる。 麻薬船爆撃、デモ隊鎮圧 何かと思い付きが目立つトランプさんは、米国に麻薬を運んでいるという理由でベネズエラの小船を撃沈するよう米軍に命令し、すでに何隻か沈めた。爆撃によって麻薬組織の運び屋が数十人殺されたという。この命令に抗議してカリブ海域を管轄する米海軍の司令官が辞表を出したというから、ホワイトハウスのボスと米軍指揮者の間で軍隊活用の是非について意見の対立があったのだろう。 軍隊組織は外国軍の侵略や政戦略を踏まえた対外作戦を想定して整備されている。麻薬取引への対応は麻薬取締部門の担当であり、この部門に密輸船に対応できる備えがないのであれば、沿岸警備隊(日本では海上保安庁)に任せるのがスジだろう。密輸船対応に軍隊を出すということは、ベネズエラに戦争を仕掛けるようなものだ。 ベネズエラの大統領が「麻薬マフィアのボス」(トランプさんのコメント)なのかどうかは知らないが、民間小船を爆撃せよとの命令は常軌を逸している。世界最強の軍隊を擁する国の大統領のこのような雑な軍隊運用を見ると、米国の軍事機構は正常に機能していないのではないかと思う。 別の分野でもトランプさんはおかしなことをしている。彼の移民政策に反対するデモを州兵に鎮圧させるという使い方だ。連邦制の米国には中央政府の軍隊のほかに州政府の軍隊がある。州兵が一種の予備力とは言え、抗議デモ程度の取り締まりに動員するのは異常といえる。交通整理の警察官で対応が無理なら、せいぜい機動隊が担当する分野だろう。 軍隊運用の線引きが曖昧 クマ退治、小船爆撃、デモ鎮圧。日米で軍隊運用の線引きが曖昧になっている。相手がクマにせよ、麻薬船にせよ、デモ隊にせよ、強力な装備を持つ軍隊がこの種のケースに関わると、軍隊に与えられた本来の仕事から逸脱する。軍隊の自立性を生かす災害出動は別にして(もっともクマ退治程度の後方支援は自治体の仕事だが)、国内問題に関与させるのは抑えた方がよい。 外交経験が少ないトランプさんは、ワンマン不動産経営の延長なのか、中国の習さん、ロシアのプーチンさん、北朝鮮の金さんの強権政治に憧れているという。いずれの国も対外用軍隊と国内治安隊が独裁者によって事実上セットで運用されている。トランプさんが沿岸警備隊や警察機動隊の役割を正規軍に持たせるのは、実力組織の運用でも強権国のまねをしたいのだろう。(経済ジャーナリスト)

ホーム開幕戦で敗れ2勝1敗 つくばサンガイア

バレーボールVリーグ男子のつくばユナイテッドSunGAIA(略称サンガイア、本拠地つくば市)は15日、土浦市大岩田の霞ケ浦文化体育会館で今季ホーム開幕戦を迎え、レーヴィス栃木(本拠地足利市)にセットカウント1-3で敗れた。これでサンガイアは2勝1敗で東地区4位。16日も午後2時から同会場でR栃木と再戦する。 2025-26 Vリーグ男子(東地区)レギュラーシーズン(11月15日、霞ケ浦文化体育会館)サンガイア 1-3 R栃木22-2520-2525-1623-25 第1セットは互いにサイドアウトを取り合う流れでスタート。中盤にはサンガイアがレフト浅野楓のブロックやスパイク、ライト長谷川直哉の多彩な攻撃などでリードを広げるが、終盤にR栃木が曾根裕也のサービスエースなどで追い上げ逆転に成功、22-25でサンガイアは最初のセットを落とした。 第2セットも序盤は拮抗した展開だったが、中盤にR栃木が5連続得点などで引き離し、結果20-25でサンガイアはこのセットも落とした。 「自分たちのやりたいことの半分くらいしか出せなかった。細かいつなぎやコンビネーションが良くなく、相手にチャンスボールを渡し、点につなげられてしまった」と武藤茂主将。「選手の良さを出しきれなかった。相手のポジショニングに想定と違う部分があり、高さでミスマッチが出たところを特に第1セットは突かれた」と加藤俊介監督。 R栃木の先発メンバーにも目を見張らされた。6人のうち架谷也斗、十文字龍翔、奥村航の3人がサンガイア出身。在籍時期やポジションは違うといえ、それぞれに一時代を築いた選手たちだ。 「出身選手だからという意識はなかったが、特に架谷と奥村には相当ポイントを取られたので、この2人を抑えなくてはと選手に話した」と加藤監督。武藤主将は「架谷は去年のうちのエースで、難しいボールも上手に打ちこなすやっかいな選手」と評し、長谷川直哉も「チームメートだったから特徴もよく分かっている。絶対負けたくない」とライバル意識を燃やしていた。 試合は第3セット、サンガイアがメンバーチェンジなどで流れを引き寄せた。セッターを森居史和から浅野翼に変更、村松匠のバックアタックをお膳立てするなど攻撃の幅を広げた。「森居はサイドへの速い供給が得意で、浅野はインサイドをうまく使う。それぞれに良さを出してくれた」と加藤監督。 第3セットを25-16で奪ったサンガイアは、第4セットも終盤まで粘りを見せるが、一歩及ばず23-25でセットを落とし試合終了。 明日の再戦に向けて長谷川は「今日できなかった守備のやり方や、かみ合わなったポイントなどを動画やミーティングで確認し修正したい」、また加藤監督は「うちの良いところが出ればリベンジできる。みんなコンディションは良く、その試合のベストメンバーを出す」と前を向いた。(池田充雄)

「土浦の花火2025」を振り返る《見上げてごらん!》46

【コラム・小泉裕司】第94回土浦全国花火大会(11月1日)は、競技開始を知らせる直径約24センチの 8号玉5段雷花火が筒から打ち上げ後すぐに爆発、いわゆる過早発(8月17日掲載コラム参照)で、会場の数万人の脳裏に「中止」の二文字がよぎったに違いない。 通常、イベント開催を知らせる雷花火は直径12センチの4号玉なので、2倍の大きさがある。使用の機会はまれだ。安全確認後、プログラムは再開したが、それまでの13分間は、ただただ無事を祈るばかり。再開後は、前線の影響か、例年の風向きとは異なる南風で、観覧席や付近の住宅にガラが舞う夜となったが、大会は無事終了した。 それでは、恒例の「振り返り」をしよう。まずは競技の全体印象だが、2025年の総決算の大会と言って間違いないだろう。その中でも茨城勢と秋田勢、そして山梨勢の強さが際立つ大会となった。特に、夏の大曲全国花火競技大会で内閣総理大臣賞を受賞した野村花火工業(水戸市)のグランドスラム達成は圧巻だった。 10号玉の部(直径30センチの尺玉1発) 上位を占めたのは、やはり五重芯の作品。8作品のうち、優勝した野村花火工業、準優勝の山﨑煙火製造所(つくば市)の五重芯は、安定度抜群で甲乙付けがたい完成度。山﨑煙火のこれまでと異なる色の組み合わせが多少順位に影響したのかも知れないが、僅差(きんさ)であったことは間違いない。 2007年に四重芯花火を完成させた菊屋小幡花火店(群馬県)の五重芯も、昨年あたりから安定度が格段に増している。こうした多重芯が優位の中、入賞したマルゴー(山梨県)の「昇り曲付超(スーパー)変化菊」は、十八番の点滅系花火で、いわゆる自由玉の部類。 自由玉が進化すればするほど、こうした自由玉と多重芯花火を同じまな板の上で採点することについて、花火師や観客から違和感を指摘する声が聞かれる。この点、実行委員会ではすでに数年前から課題としているが、具体的解決策が見えておらず、早期の解決が待たれるところだ。 創造花火の部(直径15センチの5号玉7発) 18回目の優勝を飾ったのは、北日本花火興業(秋田県)の「赤いキツネと緑のタヌキ」。この日、会場で最も大きな歓声が湧いた作品だ。キツネは3匹中1匹、タヌキは4匹中3匹が審査委員側に顔を向けたが、この技術とアイデアこそ「型物花火の神様」と言われるゆえんだ。 社長の今野義和さん(61)は、昨年「現代の名工」に選ばれ、今月には「黄綬褒章」を受賞するなど、日本煙火史に残る卓越した成果を残し続けている。 準優勝は芳賀火工(宮城県)の「ラッパでドレミ」、特等は加藤煙火(愛知県)「今が旬!ドクドクきのこ」の2作品。これらを含めた上位3作品は、老若男女、誰にもわかりやすいデザイン。大きな拍手が審査員の採点を後押ししたに違いない。 打ち上げ順番が早い作品は高得点が出にくいと言われるが、それを実感したのが26番伊那火工掘内煙火店(長野県)の「幸せのクリスマスツリー」。7発一斉打ち上げはこれまで見たことがない。落ちるときに段階的に輝く彩色千輪の段咲きは、打ち上げや開発のタイミングを計算し尽くしたチャレンジングな作品で、まさに「創造花火」の秀作と言える。 審査員のみなさんには、前半とは言え「いいもの」には、勇気を持って高得点を付けていただきたい。 スターマインの部(直径12センチの4号玉以下400発以内) 優勝した野村花火の「颯爽と吹く風になって」は、選曲センスが抜群。ピアニストよみぃさんの演奏によるTVアニメ「とある科学の超電磁砲」 のオープニング曲は、アップテンポで疾走感のあるメロディー。十八番の野村ブルーとグリーンを基調とした八方咲き、輪菊、蜂など手抜きのない名花ばかりが、まさに駆け抜けるように音楽とシンクロ。お見事の一言に尽きる。 準優勝の山﨑煙火の「感情反転~愛と憎悪~」は、奇しくも野村花火と同じピアの曲を採用。ピアニスト清塚真也さんの「恋」と「怒りのともしび」の2曲をシーンごとに使い分けて、紅色のハート花火、牡丹、千輪菊などの連打に加えて、ひときわ大きな音を出す万雷を効果的に散りばめながら、愛情から憎しみへの激しい心の変化を表現した。 名作ぞろいの大会だったが、順位を分けたのは保安点、つまり落下による減点ではないだろうか。例年以上に多かったように感じた。その点、上位3作品は、垂れ落ちる星を一定の高さで消失するよう、見事にコントロールされていた。 内閣総理大臣賞受賞コメント 大会翌日2日の表彰式では、受賞者を代表して、内閣総理大臣賞を受賞した野村花火工業社長の野村陽一さんが謝辞を述べた。今回の受賞で土浦の花火13回、大曲の花火10回と、合わせて前人未踏の23回目の受賞を果たした。 「多くの花火業者が土浦に参加していただくことで多くの学びがある。花火の世界はWhyの連続。1歩進んで、2歩下がるどころか11歩下がってしまうこともある。そんな多くの課題を乗り越えて今があるが、数多の成績は、父との研究開発の成果だ。その私を、技術的にすでに超えた弟子の山口花火師とともに、100周年の土浦の花火がさらに発展するよう、さらには、みなさんに夢と感動を与えられるような花火づくりにこれからも取り組んでいきたい。」 それにしても、1年のうちに石破総理と高市総理2人の総理大臣から表彰された花火師は、史上初ではないだろうか。めでたし、めでたし。大会の無事開催を祝い「ドーン ドーン ドーン!」。(花火鑑賞士、元土浦市副市長)