任期満了に伴って10月20日告示、27日投開票で行われるつくば市長選に、県議の星田弘司氏(50)が立候補する意向を固めたことが8日までに分かった。市議選と同日で行われる同市長選には、現職の五十嵐立青氏(46)がすでに立候補を表明している。
取材に対し星田氏は「現在のつくば市は人口も増え、もっとポテンシャルを生かして十分に飛躍できると思っている。企業誘致にしても、もっと職を生んで、人を引きつける企業を誘致するなど、つくばブランドを生かした取り組みができる。ふるさと納税にしても毎年10億円近く流出している。国や県と連携し、世界に発信するダイナミックな行政運営ができるのがつくば市だと思っている」と話す。
立候補の動機については「洞峰公園のやりとりが象徴しているように、県との連携が十分でない。無償譲渡だが毎年膨大な管理費がかかる。知事との直接のやりとりが一度もできず、直談判もせず、譲渡を受けており、連携不足、調整力不足を感じた」とし「10年先を見据え、これからのつくば市を考えた時、今やらないとつくば市は単なる地方都市になってしまう」と話した。
今月4日、後援会役員会を開き、立候補の意向を諮り、役員会の了承を得た。近く立候補を表明したいとしている。
星田氏はつくば市出身、県立水海道一高、東海大学卒。英シェフィールド・ハラム大学大学院修士課程修了。つくば市議2期を経て、現在県議4期。自民党県支部連合会遊説局長などを務める。