月曜日, 4月 27, 2026
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個性あふれる99点 武蔵美校友会茨城支部展 つくば美術館

武蔵野美術大学(東京都小平市)を卒業した県在住者及び出身者で構成する同大校友会第21回茨城支部展が2日から7日まで、つくば市吾妻、県つくば美術館で開かれ、会員が制作した油彩、日本画、水彩、工芸など99点の個性あふれる作品が展示されている。

支部展は毎年開催されている。同大の県在住者及び出身者は約1000人が該当し、そのうち約30人が同支部会員となっている。通信教育課程の卒業生が多いのも特徴で会員の3分の1を占める。

沼尻正芳さんの油絵「間宮林蔵の肖像」

同大を卒業後、県南の小中学校で美術担当教諭を長く務め、つくばみらい市立伊奈東中学校校長を最後に退職した沼尻正芳さんは、油絵「間宮林蔵の肖像」を出展した。「地域出身の偉人ということで描いた。林蔵の写真は残されていないのだが、自分の想像で描いた。宗谷岬から樺太に渡る前の立ち姿を描いている」と説明した。

NEWSつくばコラムニストでもある川浪せつ子さんは、「水と」「おいしい時間」「ふわり」などの水彩画を出展。「母が亡くなった年齢を超えてからは好きなことをやろうという思いがあり、自分の描きたいものばかりを描いている。今回は小さな作品をたくさん展示した」と述べる。

中村のりこさんの「那珂湊張り子」は2022年度と23年度のいばらきデザインコレクションに選ばれた作品だ。江戸時代からの地域伝統工芸を守り、現代のニーズに合わせて、手のりサイズに小型化した。県産品の西ノ内和紙や、古来の顔料、膠(にかわ)など質の高い材料を吟味することで伝統工芸品の価値を高め、地域のイメージアップになっているという。

支部長の冨澤和男さん(67)は「産業技術総合研究所に勤めている時に美術の基礎を学ぶために通信で大学に入った。当時は忙しかったので作品を仕上げるのに時間がかかった。植物などの自然物を描く時は観察から始め、下絵、デッサンなどにも時間がかかり、根気のいる作業だ」と、自作「白日の薔薇」を参考に説明してくれた。

冨澤さんはさらに「開催期間は梅雨時期なので足元に気をつけてきてほしい。たくさんの人に見てもらえばうれしい」と述べた。(榎田智司)

左は中村雄二さん作「生けるものたち‘23ミクストメディア」、右は野本恵美子さんの「噴火の知らせ」

◆武蔵野美術大学校友会第21回茨城支部展は2日(火)~ 7日(日)、つくば市吾妻2-8、県つくば美術館で開催。開館時間は午前9時30分~午後5時、最終日は午後3時まで。入場無料。▽6日(土)午後1時~2時と2時30分~3時30分の2回、「お絵描きワークショップ~直径58mmの円に絵を描いて缶バッジを作ろう!」が開かれる。定員は各回10人、小学生以下は保護者同伴。参加費500円、1人3個まで作成できる。申し込みは090-2669-9206(坂本さん)へ。

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