月曜日, 7月 6, 2026
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次長級の統括監を新設 つくば市人事異動’24

つくば市はこのほど4月1日付人事異動を内示した。次長級の職として統括監を新設し、各部局が所管する公共施設の管理や長寿命化を担当する。異動総数は、再任用、組織改編に伴う部署名変更などを除き全体の21.6%の300人。23年度から市職員の定年引き上げが開始され61歳になったことにより3月末の定年退職者はゼロ。再任用を除く普通退職者は39人、新規採用は66人で、4月1日付全職員数は前年度に比べ27人増えて2087人になる。

係長以上の管理職は前年度から9人増え609人。管理職の昇格者は同比32人減り88人。女性管理職の割合は前年度より0.1ポイント減って25.8%になる。

国、県などとの人事交流では、文科省から政策イノベーション部長を迎えるほか、国、県などに8人の実務研修生を派遣する。

組織改編では、ダイバーシティ(多様性)を一体的に推進するため市民部の男女共同参画室を市長公室に移し、ダイバーシティ推進室に名称変更する。こども部は、子育て家庭を包括的に支援する体制を構築するため、健康増進課の母子保健係をこども未来課に移し、名称をこども未来センターに変更する。

政策イノベーション部は、国政調査等、統計業務の推進やデータ利活用の強化のため企画経営課に統計係を、情報政策課にデジタル推進係を新設し、根拠に基づいた新たな政策立案を推進するためとして21年度に新設した統計・データ利活用推進室を廃止する。

財務部は、未利用の市有地利活用を一体的に進めるため、公共施設マネジメント推進室を都市計画部の公有地利活用推進室と統合し、公共資産利活用推進室を新設する。経済部は産業用地の創出を推進するため、産業振興課に立地推進室を新設し、プロジェクトチームだった産業用地検討室と都市計画部の地域開発振興室を廃止する。建設部は都市計画道路の整備に重点的に取り組むため、都市計画道路整備推進室を課に昇格させる。

保健部は、新型コロナが5類に移行し全額公費によるワクチン接種が3月末で終了することなどから、新型コロナウイルス対策室を、他の感染症対策と一体的に推進するため予防接種・感染症対策室に変更する。消防本部は予防広報課を予防課に変更する。

◆4月1日付け人事異動は以下の通り。カッコ内は現職。敬称略。

【部長級】
▽政策イノベーション部長(文部科学省)髙橋安大

【次長級】
▽総務部次長兼人事課長(人事課長)松本光由
▽総務部次長兼法務課長(総務課長)沼尻浩幸
▽総務部政策法務監・教育局教育法務監(新規採用、任期付)大岩昇
▽政策イノベーション部次長(市民部次長)池畑浩
▽市民部次長(同次長兼市民窓口課長)中川伸一
▽市民部統括監兼統括地域支援監(同次長兼統括地域支援監)大木茂樹
▽保健部次長(こども政策課長)鈴木加代子
▽こども部統括監(経済部次長)大橋一彦
▽経済部次長(産業振興課長)柳町哲雄
▽経済部統括監(同部次長)岡田克己
▽建設部次長(総務部次長)山田正美
▽建設部建設政策監(同部次長)木村幸弘
▽生活環境部次長兼環境政策課長(同課長)渡邊俊吾
▽上下水道局次長(水道総務課長)小吹正通
▽上下水道局統括監(同局次長兼水道監視センター所長)渡辺高則
▽教育局統括監(保健部次長)中根英明
▽消防本部消防次長・消防本部担当(同次長・消防署担当)松岡幹夫
▽消防本部消防次長・消防署担当(同本部主任参事兼南消防署長)鈴木浩
▽消防本部主任参事兼救急課長(救急課長)中島昌美
▽消防本部主任参事兼消防総務課長(予防広報課長)高野順一

【課長級】
▽市長公室国際都市推進課長(危機管理課長)鬼塚宏一
▽市長公室危機管理課長(国際都市推進課長)岸田和克子
▽総務部総務課長(同課長補佐兼企画監)高野剛
▽総務部ワークライフバランス推進課(市民協働課地域改善対策室長)岡田健一
▽総務部人事課付参事(豊里交流センター地域支援監兼市民ホールとよさと)安田正幸
▽政策イノベーション部企画経営課長(開発指導課長)川原智彦
▽政策イノベーション部情報政策課長(情報政策課長補佐兼情報ネットワークセンター所長)石川玄壱
▽政策イノベーション部科学技術戦略課長(スマートシティ戦略監)中山秀之
▽財務部公共資産利活用推進課長(公有地利活用推進課長)岡野渡
▽財務部納税課長兼徴税管理監(市民税課長)高野克則
▽財務部市民税課長(同課長補佐)横田知巳
▽市民部つくば市民センター所長(企画経営課長)横田裕治
▽市民部市民窓口課長(下水道総務課長補佐)青木ゆかり
▽市民部大穂窓口センター所長(土地改良課長)森田幸一
▽市民部豊里窓口センター所長(桜交流センター地域支援監)吉岡直人
▽市民部筑波窓口センター所長(納税課長兼徴税管理監)柳田賢一
▽市民部スポーツ振興課長(中央図書館副館長)沼尻祐一
▽市民部地域支援課長(農業政策課長)根本隆
▽市民部筑波交流センター所長兼市民ホールつくばね館長(防犯交通安全課長)一瀬剛
▽市民部谷田部交流センター所長兼市民ホールやたべ館長(スポーツ振興課長)大久保正巳
▽市民部桜交流センター所長(つくば市民センター所長)荒澤浩俊
▽福祉部社会福祉課長(市民協働課長補佐兼企画監)中村銀華
▽保健部医療年金課参事、茨城県後期高齢者医療広域連合派遣(地域包括支援課長補佐)飯島良弘
▽保健部健康増進施設いきいきプラザ館長(社会福祉課長)宇津野功
▽こども部こども政策課長(広報戦略課広聴室長)木村真理
▽こども部こども育成課長(ワークライフバランス推進課長)桐生修
▽こども部こども未来センター課長(こども未来課長)中澤真寿美
▽経済部ジオパーク推進監兼観光推進課ジオパーク室長(観光推進課長)伊藤祐二
▽経済部産業振興課長(科学技術戦略課長)前島吉亮
▽経済部農業政策課長(同課長補佐)岡野清宏
▽経済部土地改良課長(公園・施設課長)山口義智
▽経済部観光推進課長(管財課長補佐)小川高徳
▽都市計画部建築指導課長(教育施設課長)鈴木聡
▽都市計画部開発指導課長(建築指導課長)中島隆志
▽建設部都市計画道路整備推進課長(こども育成課長)吉田和敏
▽建設部道路管理課長(同課長補佐)須藤文雄
▽建設部公園・施設課長(同課長補佐)山口嘉宏
▽建設部防犯交通安全課長(道路管理課長)入江一成
▽生活環境部環境衛生課長(同課長補佐)木村憲一
▽上下水道局水道総務課長(地域消防課長)水橋光一
▽上下水道局水道監視センター所長(環境衛生課長)石川太郎
▽会計事務局長(情報政策課長)飯塚喜軌
▽教育局学務課長(選挙管理委員会事務局副局長)笹本昌伸
▽教育局教育施設課長(地域支援課長)大口勝也
▽教育局筑波学校給食センター所長(地域支援課長補佐)倉持賢一
▽教育局つくばすこやか給食センターやたべ所長(筑波学校給食センター所長)渡辺寛明
▽教育局つくばほがらか給食センターやたべ所長(管財課公共施設マネジメント推進室長)田中聖史
▽教育局中央図書館副館長(同館長補佐)玉木正徳
▽選挙管理委員会事務局副局長(法務課長)渡邉健
▽農業委員会事務局農業行政課長(学務課長)下田裕久
▽消防本部地域消防課長(会計事務局長)小川英男
▽南消防署長(消防総務課長)品川豊
▽北消防署長(消防救助課長)北沢直弘
▽消防本部消防救助課長(参事兼中央消防署副署長)青木節
▽参事兼中央消防署副署長(中央消防署桜分署長)櫻井誠
▽消防本部予防課長(予防広報課長補佐兼予防係長)三浦春彦

【退職】3月31日付
▽政策イノベーション部長 藤光智香
▽谷田部交流センター所長兼市民ホールやたべ館長 間中和美

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石岡・八郷で記念イベント 石岡市八郷地区で、かやぶき屋根の保存活動に取り組んできた市民団体「やさと茅葺き屋根保存会」が法人化し、「NPO法人 筑波山麓かやぶき文化保存会」(新田穂高代表理事)として新たな一歩を踏み出した。4日、法人設立を記念するイベントが同地区の廃校を活用した朝日里山学校で開かれ、団体関係者や地元住民ら約45人が節目を祝った。今後は保存活動に加え、里山文化を学ぶ講座や散策会、かやぶき民家の見学会などを企画し、地域と都市部を結ぶ交流の場づくりにも力を入れる考えだ。 同法人には現在、石岡市内や近隣地域のかやぶき家屋の所有者をはじめ、活動を支えるボランティア、かやぶき職人、研究者など約70人が参加する。会員は、毎年のかや刈りや、かやぶき作業の補助をしてきた。近年は東京や神奈川など県外の会員も増えているなど、地域を超えた関心が広がっている。 高エネ研のかや場が活動のきっかけ 前身の「やさと茅葺き屋根保存会」の発足は2004年、地域住民らがかや葺き屋根の保存を目的に設立した。管理されたかや場が減り、以前はあった、住民が協力し作業する習慣がなくなるなどし、かや集めに苦労していた。そんな中、つくば市大穂の高エネルギー加速器研究機構(高エネ研)の敷地内にかや場があると知った関係者らが集まり、かや刈りをしようと設立したのが同保存会の始まりだった。 この日の記念講演では、団体設立のきっかけをつくり、長年にわたり八郷地区のかやぶき民家を調査・研究してきた筑波大学名誉教授で日本茅葺き文化協会代表理事の安藤邦廣さんが記念講演した。八郷地区の人々が、かやの確保に苦慮していた際、高エネ研敷地内にかや場があることを紹介したのが安藤さんだった。今後も研究機関と調整し作業するには団体組織が望ましいとの安藤さんからの助言が、設立につながったという。高エネ研でのかや刈りは、現在も毎年続く中心的な活動となっている。 安藤さんは1980年代初めに筑波大学に赴任して以来、八郷地区のかやぶき家屋を調査。「八郷は気候が穏やかで首都圏にも近く、豊かな農家が多かった。そのため福島県会津地方などから多くのかやぶき職人が移り住み、職人の集住地となった」と説明し、地域の歴史や暮らしの中で育まれてきた、かや葺き文化の特徴を紹介した。 里山と都市結ぶ拠点目指す 代表理事の新田穂高さんは「かやぶき屋根を残していくには、これまで以上にしっかりした組織基盤が必要だと感じていた。法人化によって多くの人や団体の協力を得やすくなり、若い世代にも活動を継承していける体制を整えたかった」と法人化の経緯を説明した。 その上で「かやぶき屋根は農村文化の象徴。私たちが大切にしてきたのは建物そのものだけでなく、家主や職人、ボランティアのつながり」だとし、「石岡市でもかやぶき屋根は半数以下に減り、(かやの調達の難しさや経済的な負担から)世代交代の中で『負の遺産』と受け止められるケースもある。一方で若手職人が育つなど希望も生まれている」と話した。 さらに新田代表理事は「昨年は高エネ研をはじめ10カ所のかや場でかや刈りを行った。筑波山麓のかやぶき文化や里山を地域資源として生かし、地域住民や都市住民、子どもたちをつなぐプラットフォームを目指したい」と展望を語った。 理事で石岡市在住のかやぶき職人、渡辺大さん(43)は「かつては、ふき替えもかやの調達も地域住民が担っていたが、現在は家主が作業に関わることが難しく、職人が材料調達まで担うため負担が大きくなっている」と現状を説明。「会ではかやの確保を支援し、空き家となったかやぶき民家の紹介なども行っている。今後もかやぶき家屋を残す取り組みに力を入れたい」と話した。 県内出身で、居住していた東京都から八郷地区に地域活動協力隊員として移住し、同保存会の事務局を務める山藤香織さん(45)は「地域の暮らしや自然との関わり方を学べることは何にも代え難い経験。こうした営みを次世代へつないでいけるよう活動を続けたい」と話していた。(柴田大輔)

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