水曜日, 12月 3, 2025
ホームスポーツ7位確定 サンガイア ホーム最終戦に敗れる

7位確定 サンガイア ホーム最終戦に敗れる

バレーボールVリーグ2部(V2)男子のつくばユナイテッドサンガイア(SunGAIA、本拠地つくば市)は16、17日、つくば市流星台の市桜総合体育館で2連戦を行った。16日は富士通カワサキレッドスピリッツ(本拠地川崎市)にセットカウント3-1で勝利、17日は埼玉アザレア(本拠地川越市)に同1-3で敗北。これでつくばは11勝15敗、10チーム中7位で今季最終順位が確定した。

2023-24 Vリーグ2部男子(3月17日、つくば市桜総合体育館)
つくば 1-3 埼玉アザレア
25-22
18-25
17-25
20-25

第1セット、速攻を決めて喜ぶ松林(中央)

今季ホーム最終節の2試合、16日は2位を走る富士通から今季初白星を挙げ、勢いに乗ったつくばだったが、17日はリーグ4位の埼玉に敗れ、今季埼玉に3連敗を喫することになった。

序盤は十文字龍翔や松林哲平らミドルブロッカーを軸とした攻撃がさえ、第1セットを奪った。だが第2セットは相手の威力あるサーブにレシーブが安定せず、最大9点差をつけられる展開となった。「簡単なミスが目立ち、自分たちのリズムがつくれなかった」と濱田英寿主将。加藤俊介監督は「ファーストボールがきちんとセッターに返らず、攻撃の形をつくれなかった」と振り返る。

第2セット、ブロックを成功させた于(中央)が川村とハイタッチを交わす

第3セットは両チームともブロックやバックアタックで見せ場をつくるが、ここでも精度で彼我の差があった。「スパイクをワンタッチされてつながれた。もう少し決めきりたかった」と濱田主将。「相手のブロックを外そうとバックアタックを取り入れ、昨日はそれが機能したが今日は外れてしまった」と加藤監督。

追い詰められたつくばは第4セット、見失いかけていた自分たちの形を思い出そうと、トータルディフェンスから建て直しを図るが、徐々に相手の勢いに押され、最後は押し切られた。

「ホームの声援のためにも勝ちたかったが負けて悔しい。次戦は今季の集大成として、みんなで勝利のための準備をし、ファンに楽しんでもらえるようにしたい」と濱田主将。最終戦は24日、川越運動公園総合体育館でアイシンティルマーレ(本拠地碧南市)と対決。これに勝てば12勝目となり、昨季の成績を上回ることができる。

セッター茂太、ホーム初登場

第4セット、ツーアタックを狙う茂太

今節、ホームに初登場となった選手がいる。セッターの茂太隆次郎だ。昨年3月、順天堂大を卒業し加入。22日で23歳の誕生日を迎える。努力家で、選手の個性に合わせたトスワークを心掛けているという。

昨年11月の今季開幕戦でスタメンデビューを飾ったが、硬くなって本来の力を発揮することができず、その後はサブに回っていた。だが正セッターの于垚辰の負傷などをきっかけにポジションをつかみ、3日のきんでん戦からは5試合連続スタメン出場を重ねている。「クイックやパイプ(ミドルブロッカーをおとりに使ったバックアタック)を出すのがうまく、レシーブもいい」と加藤監督の評。本人は「クイックを使ってサイドを楽にさせるのが自分のスタイル」と話す。

速攻の場面では、ワンハンドトスで相手の意表をつく場面も何度か見られた。ただしこれについては「本当はちゃんと両手で上げたい。片手ではクイックしか出せず、状況に応じた使い分けができない」と反省もあるようだ。

つくばではほかにも、アウトサイドヒッターの川村駿介やリベロの谷平倫樹ら、多くの若手選手が出番を待つ。「自分たちの力で、来季はまた違うサンガイアを見せたい」と茂太は意気込みを語る。

この日のMIPを受賞した濱田主将(右)

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「来年はもっとバージョンアップ」 関彰商事とハノイ工科大 スポンサー契約を更新

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