【コラム・川浪せつ子】四季折々の日本。同じ場所でも、季節によってガラリと趣が変わります。今回は、1月11日に掲載した雪景色と同じ、松代公園(つくば市松代3丁目)の秋景色です。季節を巡り、雪のホワイトがグリーン→イエロー→レッドに変化。グリーンの前に、桜の花が咲いたらピンクも加わりますね。
どの季節が一番好きかと問われても、コレというのはなかなか難しいです。それぞれステキなので。また樹木の色だけではなく、季節によって、集まってくる鳥なども違います。風景を描いていると、人々の生活、そして洋服の違いに、なんだか楽しくなります。
この公園には、夏は小さな水場があり、我が家の子供たちも、そこで楽しい時間を過ごしました。先日スケッチしていますと、平日にもかかわらず、先生風の男性が、年齢の異なる数人の子供たちと、池の周囲をジョギング。
個人的な見解ですが、「フリースクール」ぽかったです。時代を反映しているような。
たった一つの公園であっても、四季折々の自然を映しているだけではなく、時代の流れまでも包んで、色々な人々を癒してくれているのだと感じたひと時でした。(イラストレーター)