木曜日, 1月 29, 2026
ホームつくばイベントのリアルタイム情報を配信 筑波大発ベンチャー ラーメンフェスタで挑戦

イベントのリアルタイム情報を配信 筑波大発ベンチャー ラーメンフェスタで挑戦

つくば市の研究学園駅前公園で7日から開催される「つくばラーメンフェスタ」で、筑波大学大学院生の熊谷充弘さん(22)が社長を務めるベンチャー企業「Palames(パラメス)」(つくば市吾妻)が、同フェスタの混雑状況や売り切れ情報などを同社の開発するプラットフォーム「dokoiko(どこいこ)」でリアルタイムに配信する。

dokoikoは「メニュー画像を通じて飲食店を探せる」を掲げるウェブサービスだ。ウェブページにアクセスすると、さまざまなメニュー画像が表示され、気になるメニューがあれば店舗情報を確認できる仕組みだ。現在はつくば市の飲食店を中心に情報が集まっている。熊谷さんは「イベントを中心にして、街が活性化していくことを応援したい」と話す。

授業で集まったメンバー

事業のきっかけは授業での出会いにある。大学が行う起業家を育成する講義「筑波クリエイティブ・キャンプ」の授業で集まったメンバーたちが「授業が終わってからもこのメンバーでなにかをやっていきたい」と意気投合し、会社設立に至る。

熊谷さんたちがまず考えたのは、食堂のデジタルトランスフォーメーション(DX)だ。大学の食堂は、食券機で注文し現金で支払い、料理を受け取る形だ。それをスマートフォンから注文し、電子決済を行い、注文した料理が出来上がったら、スマートフォンに通知が届くようなシステムを発案した。しかし学生の力だけでシステムを開発することは技術的、資金的に困難であると考え、事業転換した。

続いて考えたのがdokoikoだった。熊谷さんは「若者はインスタグラムなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で画像から良い飲食店を探し、気になったところがあって初めてグーグルなどで検索をしてネット上を何度も行き来する。この行き来をせずにメニュー画像から直接お店を探せるプラットフォームがあったら便利なのではないかと考えた」と振り返る。

dokoiko内の店舗情報は、その店舗のスタッフがサービス内の画面から入力できる仕組みだ。

サービスの利用料は、店舗側も一般の利用者も基本的に無料だ。店舗側が利用者にメッセージを通知する機能があり、その機能の利用時には店舗側に料金が発生する仕組みになっている。来年までにつくば市の飲食店の30%が登録し、利用者数が1万人を超えることを目標に掲げている。

2020年の夏ごろから開発を始めた。今年4月に株式会社として登記をし、本格的な収益化に向けてスタートを切った。熊谷さんは今年の4月から同大大学院の理工情報生命学術院システム情報工学研究群知能機能システム学位プログラムに進学しているが、dokoikoに専念するために休学中だ。

現在、会社に関わっているメンバーは8人。そのうちの7人が同大の学生や卒業生などだ。熊谷さん自身もITエンジニアで、高校生時代には学園祭のホームページなどを作った経験もあるという。

イベント後も誘客

ラーメンフェスタでは、熊谷さんらから主催者に対し提携の打診を行い、イベントのリアルタイム情報をdokoikoで提供することが決まった。提供情報は、ラーメンの売り切れ情報や、店舗のメニュー情報、混雑の度合いなどだ。

dokoikoでは、イベントに出店するラーメン店のイベント当日のメニューだけでなく、店舗の通常営業時の情報も紹介できる仕組みになっている。イベントで出会ったラーメン店に、イベントが終わっても足を運んでもらうためだ。

「今後の方向性として、イベント時の情報提供や決済を担うためのプラットフォームとしても機能を強化していきたいと思っている。既存のウェブサービスでは、固定店舗の情報を知るための機能は備わっているが、イベントやキッチンカーの出店についての情報を収集できるサイトはない」と熊谷さん。イベントで出店した店舗の通常営業を利用者に紹介することで、イベントが終わった後もその店舗を利用してもらうことを促すことができるのが、dokoikoの強みであるという。現在、会社の資金調達やさらなるサービス拡大、収益化に向けて活動中だ。ラーメンフェスタでの情報提供は、熊谷さんたちにとっても大きな一歩となる。(山口和紀)

◆dokoikoへのアクセスはこちら。Palamesのホームページはこちら。つくばラーメンフェスタの特設ページはこちら

➡NEWSつくばが取材活動を継続するためには皆様のご支援が必要です。NEWSつくばの賛助会員になって活動を支援してください。詳しくはこちら

1コメント

1 Comment
フィードバック
すべてのコメントを見る
スポンサー
一誠商事
tlc
sekisho




spot_img

最近のコメント

最新記事

水戸と筑波の「梅まつり」を比較する《水戸っぽの眼》9

【コラム・沼田誠】今年もまもなく「梅まつり」の季節…と言ったとき、つくば市の皆さんは「筑波山梅まつり」を想起されるでしょうか? それとも「水戸の梅まつり」でしょうか? つくば市の皆さまには申し訳ないのですが、「梅まつり」と言えば、水戸に縁がある私にとっては偕楽園の「水戸の梅まつり」です。年明けに暖かい日もあったことから、偕楽園では梅が咲き始めているとの情報も入ってきました。一方、本サイトの記事「ロウバイが満開 筑波山梅林…」(1月14日掲載)に掲載された写真を見て、「筑波山の梅もなかなかよいかも」と感じました。余談ですが、水戸でロウバイ(蝋梅)と言えば弘道館です。本館前のロウバイが開花したとの情報を得ると、早春の香りを楽しみに弘道館を訪れたものです。ということで、今回は「水戸の梅まつり」と「筑波山梅まつり」を比べてみます。 入込客数:水戸24万、筑波15万 まず、県の観光動態調査の数字(入込客数)を見てみます。「水戸の梅まつり」は2010年までは約100万人で推移していました。ところが、2011年の東北大震災で50万人台に落ち込みました。その後も震災前の水準に戻らなかったところ、コロナ禍でさらに減り、直近では24万人台(2025年24.4万人)で推移しています。 もちろん「入込客数」は推計であり、数え方が変わって実数に近づいた結果、減ったように見える可能性もあります。しかし、外部からのショックで数字が大きく揺れる、という傾向は読み取れます。一方、「筑波山梅まつり」はどうでしょうか。2010年は18万人で、震災の年だった2011年でも12万人を確保しています。そして2019年が19万人。ここがひとつのヤマで、2023年には18万人まで戻り、2024年は15万人でした。「水戸の梅まつり」に比べると、乱高下はしていないが、右肩上がりでもない、「上限が見えやすい催し」だと思います。 無理せず気持ちよく回遊-筑波山 その原因は、たぶん交通です。筑波山の梅は、ロープウェイ駅などの限られた入口から歩き出して見に行くようになっています。このため、駐車場やロープウェイなどの収容力や渋滞、公共交通の便といった物理的限界が、そのまま来訪の上限になっているのではないかと思います。 上にリンクを張ったロウバイ記事の「駐車場満杯」も、その「入り口の細さ」を象徴しているように見えます。このことを踏まえれば、無理に増やすより、気持ちよく回遊してもらう―そういうイベント設計思想の方がふさわしいのかもしれません。 歴史を借景に楽しむ-水戸偕楽園 一方、「水戸の梅まつり」は、「地元で自然発生した催し」ではなく、鉄道開通後に始まった観梅列車の運行(当時のインフルエンサーだった新聞記事とセット)と深く結びつきながら、観光のしくみとして育ってきた経緯があります。偕楽園が「藩主の庭園」から観光資源へと変わっていく過程で、鉄道側の観光サービスが重要だったわけです。つまり、偕楽園は「歴史を借景に梅を見る」場所、筑波山は「地形を楽しみながら梅に会いに行く」場所。同じ早春の花でも、味わいが別ジャンルなのです。その違いを感じるために、今早春は、どちらの「梅まつり」にも行ってみませんか?(元水戸市みとの魅力発信課長)

書店で万引き 職員を停職処分 つくば市

つくば市は28日、同市教育局、40代の非管理職職員を同日付けで停職2カ月と3日の懲戒処分にしたと発表した。同職員は昨年4月8日と7月28日の2度にわたり、市内のそれぞれ別の商業施設内の書店で書籍を万引きし、7月の万引きについて窃盗罪で起訴され、昨年11月20日に土浦簡易裁判所から罰金20万円の略式命令を受けたなど、地方公務員法に定められた全体の奉仕者たるにふさわしくない非行があったなどとされる。 市教育局教育総務課によると、職員は4月に書籍10冊を万引きし警察の取り調べを受けた。7月には3冊を万引きし、防犯カメラに映っていたことから後日、警察の取り調べを受け、起訴された。 職員は両日とも休暇をとっており、公務外だったという。いずれも犯行を認め謝罪しているが、なぜ万引きしたかについては、万引きの記憶がないなどと話しているという。 罰金の略式命令が出されたのを受けて、市は職員の懲戒処分について審査する職員分限懲戒審査委員会を開き、27日に処分を決定した。規定では本来、停職6カ月にすべきだが、同職員には雇用期間の定めがあり今年3月末までの任期であるため、任期末日までの停職処分にしたとしている。同職員の性別や、正職員であるか非正規職員であるかについて市は公表しないとしている。 森田充市教育長は「市民の信頼を著しく失墜させる事態になり、誠に遺憾で深くお詫びします。改めて職員に服務規律の順守を徹底させ信頼回復に努めます」などとするコメントを発表した。

稲葉英樹氏第一声 全文文字起こし 茨城6区 衆院選’26

➡音声はこちら https://youtu.be/XNo6pDA-eEk ただいまご紹介に預かりました、茨城6区から立候補いたしました、稲葉英樹と申します。二見さんからの応援、そして恩人でもある古澤市議からの応援、とてもうれしかったです。その声に負けず、この選挙戦を頑張っていきたいと思います。 今度の選挙、どの政党が国民目線で働く政党かを見極める選挙になります。日本共産党は、暮らし、平和、人権、あらゆる分野で、党を作って103年、国民のために1ミリもブレずに働いてきた政党です。政党を選ぶ比例は日本共産党に、そしてここ茨城6区は私、稲葉英樹に皆さんの一票をお寄せください。よろしくお願いします。 皆さん、私は土浦で生まれ、土浦の風に吹かれ育ちました。私にとっての日常というのは決して平坦なものでありませんでした。小学校2年生の時に私は父を亡くしました。それ以来、私の家は母一人子一人の家庭となり、母は泣き言一つ言わず、文字通り身を粉にして働いてくれました。「生きるということはこんなに大変なのか」と子供心に感じてきました。今度の総選挙、私が立候補を決めた理由の一つは、、母のような苦労を他の誰にもさせたくないという思いがあったからです。 皆さん、今の政治は一体誰の方を向いているのでしょうか。地域を歩けば切実な声が聞こえてきます。「給料は上がらないのに、スーパーの買い物は日に日に高くなる、閉店間際の半値引きでしのいでいる」「子どもの学費を払うために、自分の食事を抜いている」ー。これが、この茨城の、この日本のリアルな姿です。ひとり親家庭が増えています。しかし、社会のセーフティーネットはボロボロにされ、自己責任が押し付けられています。 自民党の政治家はどうでしょうか。裏金にまみれ、特権階級の椅子に踏んぞり返り、一杯のカップラーメンの値段すら知らない。そんな人たちに私たちの生活の痛みが分かるはずもありません。国民を向かない、庶民の苦労を知らない自民党政治は、もう終わらせようでありませんか。 皆さん、今政府が進めているのは、5年で43兆円という途方もない大軍拡。その莫大な税金があるなら、なぜ今この瞬間、明日の生活におびえる親子に差し伸べないのか。軍備に回す金があるなら福祉に回せ、これが私の魂からの叫びです。 消費税を5%に下げ、将来的に廃止する。子どもが笑える社会なら、その親も、そして日本を支えてこられた高齢者の皆さんも、安心して笑っていられるはずです、笑って暮らせるはずです。それが政治の本来の役割ではないでしょうか。 私にはエリートのような輝かしい経歴はありません。しかし誰よりも生活の痛みを知っています。母の手のひらの固さを知っています。 自民党が強くても諦めるわけにはいきません。私、稲葉英樹、そして日本共産党が大きく強くなることは、あなたの暮らしが大切にされる社会への第一歩です。 どうか皆さんの手で、この茨城6区から新しい政治の扉を開かせてください。皆さんの暮らしの声を、まっすぐに国会へ届けてまいります。比例は日本共産党、小選挙区は私、稲葉英樹への一票を周りの方へ大きく広げてください。共に誰もが笑って暮らせる日本を作っていきましょう。全力で最後まで訴え抜きます。寒い中ありがとうございました。

青山大人氏第一声 全文文字起こし 茨城6区 衆院選’26

➡音声はこちら https://youtu.be/84Jki8-ptP8 こんにちは、青山大人でございます。本日は急なお願い、そして平日の昼間にもかかわらず、こんなにもたくさんの皆様にお集まりいただきまして本当にありがとうございます。 私も選挙戦、県議会議員の頃から数えると、今回7回目になります。毎回第一声はこの生まれ育った地元の乙戸でお願いさせてもらっておりますが、本当に毎回変わらず、こうやってたくさんの皆様が集まってくれます。地元の皆様がいるからこそ、青山大人は国会で仕事をすることができるんです。改めて実感いたします。 ご承知のように今回急な解散総選挙。私はどんな逆風であろうと、この20年間、民主党系の看板を掲げ、今回も立憲民主党として堂々と挑戦しようとしておりました。それが今回選挙前に新しい政党が誕生しました。中道改革連合、私もその多くの政策や理念には共感をしておりますし、こういった新たな挑戦、仲間の挑戦を私は批判するものでも否定するわけでもありません。 ただ今回は1月20日までに一旦衆議院の立憲民主党議員が全員離党し、そして無所属か、中道改革連合に行くか、どちらか選択してもいいですよということだったので、私はいろいろ悩んであげく、考えたあげく、私は今回無所属を選択したわけでございます。 悩みました。ただ私は有権者の皆様はこういった政治を見てどう映るんだろう、茨城6区の皆様はどういうふうに思うんだろう。そして、私自身がやりたい政治というのは一体何なのだろうか。数日間自問自答いたしました。そもそも前回の総選挙からまだ1年3カ月しか経っておりません。年度末の忙しい時期になんで衆議院を解散するのか、そして、一方、野党もこのように政党の名前が変わったり。私は別に誰を批判するわけでもありません。ただし、こういう日本の政治が、有権者の皆様から見て、政治に対する信頼を失わせるのではないでしょうか。そして日本の政治が停滞していると、日本の経済が停滞している今の現状につながっていくのではないかと、そう思うわけでございます。 20年間、県会議員の初当選から数えてもう20年になります。私が常に訴え続けていたのは、やはり政治に対する信頼です。信なくば立たず。我々政治家は、自分のための政治ではないんです。あくまでもその裏には、何万人何十万人の有権者の皆様の負託を受けているわけでございます。本来であれば今頃国会では、この物価高への対策や、電気代の高騰に対する対策、年金介護の将来不安へどうしたらいいか。本来だったら今そういうことを国会で議論している。今そんな時期なんです。こういう時期に与党も野党も政局に明け暮れていれば、結果的に一番最後は国民の皆様にそのしわ寄せがくるんです。 私は今もこの地元に住んで、電車で国会まで通っています。この地域で学び、そして暮らし、子育てをする。皆様と同じ、ここに住む住民の一人でございます。政治家は特別でも何でもありません。私はたまたま皆様の思いを背負って国会で仕事をさせてもらっているだけなんです。その原点を忘れずに、これから皆様の声を聞き、引き続き、教育費の負担軽減や、そして年金医療の改革、そして持続可能な農業の育成、ぶれずにこれまでの政策を愚直に訴え続けていきます。 とはいえ、無所属という選挙、私も初めてでございます。衆議院選挙は制度上、無所属に非常に不利なんです。政見放送もありません。今配布しているビラも、実は政党の公認候補は12万枚配布できます。無所属は7万枚しか配布できないんです。言うまでもなく、小選挙区で1票でも負けたら比例復活はありません。小選挙区で一番にならなければいけないんです。 皆様改めてお願いです。明日から期日前投票ができます。この急な解散総選挙で、市町村も投票券の発送が遅れているそうでございますが、身分証があれば、免許証などがあれば、期日前投票も明日から可能でございます。そして皆さんにお配りしたビラ、皆さんこの貴重なビラをですね、ぜひ車に貼ったりとか、普段持ってもらう。お会いする方たち、今日から12日間、地元の青山、茨城6区の声、私たちの声を一番国会まで届けてもらえる青山大人を、ぜひ私たちの手で今回も国会に押し上げよう、そういう支援の輪を、皆様、広げていただけないでしょうか。本当にこの急な短期間、地元の皆様はじめ、乙戸の皆様も含めて、本当にいろんな方たちが、ポスティングなどお手伝いをしてくれて今こうしております。あと残り、最後は結果です。結果です。皆様ぜひお力添えをお願いいたします。1日10人、いや20人の方に、青山大人よろしくと、投票に行こうと、期日前投票の輪をぜひ広げてください。よろしく、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。