月曜日, 8月 24, 2026
ホームスポーツホーム最終戦 引き分け つくばFC

ホーム最終戦 引き分け つくばFC

関東サッカーリーグ1部後期第8節、ジョイフル本田つくばFC対東京国際大学FC(本拠地・埼玉県坂戸市)の試合が16日、つくば市山木のセキショウ・チャレンジスタジアムで開催され、2-2で引き分けた。つくばのリーグ成績は7勝4分6敗で10チーム中4位。これでホーム最終戦を終え、残るはアウェー1試合。最終節は10月1日、神奈川県サッカー協会フットボールセンター(かもめパーク)にて東邦チタニウムと対戦する。

第56回関東サッカーリーグ1部 後期第8節(9月16日、セキショウ・チャレンジスタジアム)
ジョイフル本田つくばFC 2-2 東京国際大学FC
前半 1-1
後半 1-1

つくばはこの試合、3-4-2-1のフォーメーション(※メモ)で臨んだ。前線はFW熊谷誠也を中心にMF鍬田一雅、FW恩塚幸之介が左右に並ぶ1トップ2シャドーの形だ。前線がワンツーやくさびのパスで中へ入ると、相手DFが絞って外が空くので、そこを使って左のMF青木竣や右のDF山崎舜介が攻撃参加する形だ。

先制は前半22分、恩塚とのコンビネーションで青木が相手DFの裏へ抜け出し、GKの脇を射貫いて決めた。「恩塚が左サイドで組み立てながら、いいところで裏へパスを通してくれたので、DFとうまく入れ替わり、簡単に流し込む形で決められた」と青木。

ただしここまで、つくばのチャンスの数は決して多くなかった。東国大は屈強なFWを前線に置き、ロングボールを頭でつないで攻め込んでくる。セットプレーになれば長身のDFがゴール前へ上がり、さらに脅威は増す。32分の同点シーンもこの流れだった。東国大のコーナーキックを一度はクリアするが、もう一度放り込まれたボールをセンターバック石井偉理亜に頭で合わせられた。

この得点で東国大は勢いを取り戻し、つくばが我慢する形で前半の残り時間は推移した。「先制した後でもっと畳みかけていければよかった」と恩塚。「ボールを持ったときは押し込めていた。相手のスタイルは分かっていたので、守備が下がりすぎずにしっかりと対応できた」と副島秀治監督。

後半のつくばは、前半以上にサイドが活性化した。「右は押し込む形が前半からできていたし、後半は相手守備が前から来ていて、左サイドに穴ができ始めていた。そこをしっかり突いていこうと指示した」と副島監督。

後半24分、恩塚のゴールで2-1と勝ち越す(同)

結果が出たのは右から。後半24分、ロングボールに山崎が反応して駆け上がり、中央で待っていた恩塚にラストパス。糸を引くようなミドルシュートが左サイドネットに突き刺さった。「DFがボールに意識を奪われているのを見て、気付かれないよう少し遅れて進入。山崎が顔を上げた瞬間にボールを呼び、ファーストタッチを決めて2タッチ目で振り抜いた」と恩塚。今季5つめのゴールだ。

これで勝利が決まったかに思われたが40分、フリーキックの場面でGK三沼慶太が相手選手と接触、イエローカードを受けてしまい、直後のPKを決められ再び同点。副島監督は「ボールに触れていれば問題はなかったが、積極的にチャレンジしたことは悪くない。残り時間であと1点決められるかどうかが、もう1つ上のレベルへ行くためのカギになる」と評した。

試合終了後、観客とタッチを交わす選手たち(同)

次節は4位と5位の直接対決になりリーグ戦は終了するが、さらにその先がある。10月20日から佐賀県で開催される全国社会人サッカー選手権大会だ。「ここ数試合安定した戦いができており、勝ち上がるチャンスは大きいと思う。最終節でいい成果を収めて全社へ乗り込んでいきたい」と副島監督は意気込む。(池田充雄)

【メモ】フォーメーションは、ゴールキーパー(GK)を除く10人の選手の配置。3-4-2-1はディフェンス(DF)3人、守備的ミッドフィルダー(MF)4人、攻撃的MF2人、フォワード(FW)1人という配置隊形をいう。

➡NEWSつくばが取材活動を継続するためには皆様のご支援が必要です。NEWSつくばの賛助会員になって活動を支援してください。詳しくはこちら

1コメント

1 Comment
フィードバック
すべてのコメントを見る
スポンサー
一誠商事
tlc
sekisho





spot_img

最新記事

「まつりつくば」始まる 来年は9月下旬開催

つくば市最大の祭り「まつりつくば」(つくば市など主催)が22日、つくば駅周辺で始まり、大勢の市民でにぎわった。暑さ対策のため、来年から9月下旬に開催することが決まっており、今年が最後の夏の祭りとなる。来年は9月25日(土)、26日(日)に開催する予定だ。 市観光推進課は「伝統を守る上でも夏祭りとして実施したいという意見もあったが、昨今、夏の高温傾向が続いており、近年は(熱中症などによる)緊急搬送が何件もあった。命に関わる問題があるとして来年は9月25、26日に開催する」と話す。 最後の夏祭りとなる今年のまつりつくばは初日の22日午後4時から、車両が通行止めとなった同駅近くの土浦学園線で、つくば音頭などのオープニングパレードが催された。午後5時半過ぎ、大ねぶたと中小ねぶたが、開催前に雨が降ったためビニールをかぶって登場した。万博山車のほか、市内各地区のみこしが掛け声と共に通りをパレード。午後6時半にはねぶたの照明がつき、祭りは最高潮に達した。 まつりは23日までの2日間、つくば駅周辺の土浦学園線やつくばセンター広場、中央公園、竹園公園などを会場に、みこしや山車のパレードのほか、コンサート、大道芸フェスティバルなどがにぎやかに催される。トナリエつくば前の「うきうき広場」では今年から「つくば蚤の市」が加わった。 この日のつくば市は最高気温が30.1度の真夏日。湿度も高く熱中症が心配されたため、市は、昨年まで1カ所しかなかった簡易クーラー付の「涼み所」テントを6カ所に増やしたり、まつりのサイトで会場の気温情報を発信するなどした。 同市吾妻に住む50代の白井陽子さんは「ねぶたを楽しみにきた。6年ぶりに来たが、規模が大きくなっていて、パレードも出店も人がいっぱいだった。人口も増え、にぎやかなつくば市になってくれてうれしいことだと思う」と話し、来年から9月開催になることについては「涼しく良いのではないか」と答えていた。9月開催については歓迎する意見があった一方、参加者からは「時期が違うので同じように出来ないかも知れない」という声も上がった。(榎田智司)

ご当地電子マネー「土浦パトレイバーWAON」発行 イオン

0.1%寄付し地域の子育て応援 総合スーパー、イオンなどを運営するイオンリテール(千葉市、吉澤廣幸社長)は22日、土浦市の子育てを応援するご当地電子マネー「土浦市×パトレイバー子育て応援WAON(ワオン)」の発行を開始した。同電子マネーによる総利用金額の0.1%を、イオンが負担して土浦市に寄付し、同市は子育て応援事業に活用する。 同WAONのカードには、表面にアニメ「機動警察パトレイバー」に登場する作業ロボットのパトレイバーと、土浦研究所で開発されたライバルのグリフォンが、土浦の街並みを背景に対峙する姿が描かれている。裏面は、土浦城址の亀城公園や土浦全国花火競技大会、霞ケ浦など同市を象徴する風景がデザインされている。 同市とイオンが今年3月に締結した包括・地域連携協定に基づく取り組みの一環で、イオンがご当地電子マネーの発行を土浦市に提案した。デザインは土浦市長推しのパトレイバーに決まったという。 ご当地WAONは、イオンが発行している電子マネーの中で、自治体の地域貢献に役立てる寄付付きのもの。島根県大田市の「石見銀山WAON」を2009年に発行したのをスタートに、現在、全国で203種類が発行され、今年2月までに約36億円が全国の自治体に寄付されている。 県内では▽寄付金を若者の活動活性化や国際交流に役立てる茨城県の「大好きいばらきWAON」▽スポーツシティを推進する事業に役立てる笠間市の「かさまWAON」▽子供・若者応援プロジェクトに活用する東海村の「とうかいむらWAON」▽にぎわい創出に活用する水戸市の「水戸偕楽園花火WAON」(今年4月発行開始)があり、「土浦パトレイバーWAON」は県内5番目。2025年度分として茨城県に約326万円、笠間市に約18万円、東海村に約4万8000円が寄付されている。 同WAONはイオンのほか、ドラッグストアー、コンビニ、飲食店、自販機など全国160万店以上で利用できる。例えば北海道や沖縄の店舗でも、土浦パトレイバーWAONで買い物をすれば、0.1%が土浦市に寄付される。 カード「かっこいい」 22日、同市上高津、イオンモール土浦で、土浦市のイメージキャラクター「つちまる」と、WAONの公式キャラクター「ハッピーワオン」が参加して発行記念お披露目会が催された。土浦市の安藤真理子市長は「デザインをパトレイバーにしていただき、今日のお披露目会もパトレイバーのファンの方に来ていただいている。ぜひたくさん使っていただきたい。寄付金は、土浦で子育てして良かったと思えることに使わせていただきたい」などと話した。イオンリテール北関東・新潟カンパニーの森下陽介茨城事業部長は「パトレイバーは今年、漫画完結以来32年ぶりに新作が発表され、アニメが劇場公開されるなど盛り上がっているので、機運に乗り、土浦市の地域振興に役立てていただければありがたい」などと話した。 お披露目会に参加し、この日「土浦パトレイバーWAON」をつくった土浦市内に住む30代男性は「買い物に来て、たまたまお披露目会を知り参加した。パトレイバーは第1作目から知っていて、グリフォンが土浦研究所で開発されたことも知っている。かっこいいカードだと思う」などと話していた。 ◆「土浦市×パトレイバー子育て応援WAON」のカードは県内のイオンとイオンスタイルで350円で購入できる。スマートフォンでの発行は無料。利用者は買い物金額200円ごとに1ポイント(1円相当)が付与され、WAONに交換して利用できる。詳しくはこちら。

恐竜の島、どこよりも高い島… 夏休みの小学生 粘土で巨大な島づくりに挑戦

つくばで夏休み造形教室 夏休み中の小学生が、計600キロの粘土を使って、長さ5メートルの巨大な海に浮かぶ島づくりに挑戦する「夏休み造形教室」が21日、つくば市二の宮のギャラリー、スタジオ’Sで開かれた。子供たちは、彫刻家の川島史也 筑波大助教(36)と、同大で芸術を学ぶ大学生らにアドバイスを受けながら、恐竜の島、どこよりも高い島など、オリジナルの島を作り上げた。 同ギャラリーを運営する関彰商事(本社筑西市・つくば市、関正樹社長)と筑波大学との連携による芸術活動「スタジオ’S with T」による取り組みで、昨年は、粘土で巨大な塔をつくった。今年は午前と午後の2部制で、午前は18人、午後は16人、計34人の小学生が市内外から参加した。 川島助教が「昨年は塔、今年は島、どちらもトウと読めますね」と前置きし、「海に浮かぶ島を自由な発想で作ってもらいたい。土台が大事で確認しながら進めてください」と呼び掛けると、参加者は2班に分かれ作り始めた。 粘土はひと固まりが4キロ近くあり、小さな子供たちは重そうに運んでいた。子供たちはリゾート地、神社、恐竜の島、高い塔、高い山などを、パートごとに加工し、大学生のサポートを受け熱心に作業を進め、長さ5メートルの島が二つ、徐々に出来上がった。 市内から参加した小学4年の大曽根彩乃さん(10)は、高い山を作った。高くなるにつれ粘土が崩れてしまうことがあったが、大学生が土台を補強して完成した。大曽根さんは「誰よりも高くしたいのでどんどん積み上げていった。図工の授業は好きなので、将来はお姉さんたちのいる大学に行けたらいい」と話した。 小学6年の子供と来場したつくば市在住の高柳憲二さんは「みんなが楽しそうにやっているのがとても良い。子供の想像力は素晴らしいものがあって、それがよく表現されている」と語った。 子供たちの作業を手伝った同大大学院1年の田村将吾さん(23)は「普段は彫刻を作っている。子供と一緒に作業をするとこちらも楽しくなる。子供たちの自由な発想に驚かされる。今日の活動は自分の制作の参考になるのではないか」と話した。 川島助教は「創作の場面で細かいところに目がいってしまうことがある。土台や基礎が大事だということをわかってもらえると良い。途中で作業を止めて、確認する作業も必要だ。作品自体のリズムをとらえてほしい」などと語った。 完成後、全員で作品と共に記念写真を撮影。出来上がった巨大な島は最終的に壊し、元の粘土箱に収納した。(榎田智司)

筑波山から霞ケ浦へつながる「水と緑の骨格」《宍塚の里山》139

【コラム・森本信生】宍塚の里山(土浦市)を守る意義は、宍塚を一つの孤立した自然地域として捉えるだけでは、不十分だ。筑波山―宍塚、そして霞ケ浦へとつながる「水と緑のネットワーク」に位置づけてこそ、その価値が明確になる。 宍塚の里山は、森林、谷津田、畑、草原、ため池、水路など、さまざまな環境が組み合わされた多様な生物が生息する生態系である。例えばサシバのような猛禽(もうきん)は、営巣する森林だけではなく、餌となるカエルや昆虫が生息する水田や草地が必要だ。宍塚の生物多様性は、こうした異なる環境のつながりによって支えられている。 さらに宍塚は、筑波山系の森林、土浦・つくば地域の農地、霞ケ浦をつなぐ「水と緑の骨格」の重要な一部である。道路や宅地などによって分断され、孤立すれば、生き物の移動や遺伝的交流が妨げられる。宍塚を守ることは、地域全体の生態系ネットワークを維持することになる。 水のつながりも重要だ。宍塚に降った雨は、森林や土壌に浸透し、谷津、ため池、水田、水路などを経て霞ケ浦につながっていく。宍塚だけで霞ケ浦の水環境が決まるわけではないが、流域の森林、湿地、水田、ため池などを健全に保つ必要がある。里山は雨水を一時的に蓄え、ゆっくりと流す「グリーンインフラ」として、水循環や洪水緩和にも貢献している。 また、里山では自然と農業が一体となっている。森林から供給される水、ため池や水路が農業を支える一方、農業によって維持される水田や草地が、多くの生物の生息場所となっている。自然が農業を支え、農業が里山の自然を支えるという相互関係が存在する。 「自然遺産」「文化的景観」 宍塚の価値は自然だけにとどまらない。上高津貝塚や宍塚古墳群などが示すように、人々が自然と関わりながら暮らしてきた長い歴史がある。自然、農業、歴史、文化を一体として捉えれば、宍塚は「自然遺産」であると同時に、人と自然との関わりが刻まれた「文化的景観」でもある。 さらに、宍塚は生物、水、農業、歴史、人々の暮らしを総合的に学べる教育・研究の場であり、自然観察や農業体験、保全活動を通して、農家、住民、NPO、学校、研究者、行政などを結びつける地域コミュニティの場でもある。 したがって、宍塚を「土浦市に残された一つの里山」とだけ捉えるのは、その価値を小さく捉えすぎている。宍塚は、筑波山からつくば・土浦を経て霞ケ浦へとつながる水と緑のネットワークの中で、生物多様性、水循環、農業、歴史文化、教育、地域社会を結びつける重要な結節点となっている。 宍塚を守ることは、宍塚という一地点を守ることではない。筑波山から霞ケ浦へとつながる地域の「水と緑の骨格」を堅持し、人と自然が共生する流域の基盤を次世代に引き継ぐことである。その意味で、宍塚の里山の保全は、土浦・つくばの自然を守るだけでなく、霞ヶ浦流域全体の持続可能性を支える取り組みといえよう。(宍塚の自然と歴史の会 理事長)