水曜日, 1月 14, 2026
ホームスポーツつくばFC 男女とも勝利 開幕前にプレシーズンマッチ

つくばFC 男女とも勝利 開幕前にプレシーズンマッチ

つくば市を本拠地とするサッカークラブ、つくばFCの男女各トップチームが12日、ホームグラウンドのセキショウチャレンジスタジアム(つくば市山木)でプレシーズンマッチを開催。男女とも勝利を挙げ、4月1日のシーズン開幕に向けはずみを付けた。この日はつくば市民ファン感謝デーとして観戦無料、試合の合間には親子サッカー教室のイベントも開かれた。

つくばFC 2023プレシーズンマッチ(3月12日、セキショウチャレンジスタジアム)
第1試合 つくばFCレディース 2―1 筑波大学女子サッカー部
前半0-1
後半2-0

【つくばFCレディース―筑波大学女子サッカー部】後半40分、赤嶺が勝ち越しのゴールを決める

第1試合は女子のつくばFCレディース(なでしこリーグ2部)と筑波大学女子サッカー部(関東大学女子サッカーリーグ1部、関東女子サッカーリーグ1部)の対戦。前半11分、筑波大がMF山田美優羽のミドルシュートで先制するが、つくばFCは後半10分、MF赤嶺美月のミドルシュートで同点とする。さらに後半40分、FW三浦晴香の左クロスに中央で赤嶺が合わせ、つくばFCが逆転に成功。赤嶺は今季、日本女子サッカーリーグのディアヴォロッソ広島から移籍、三浦は浦和レッズレディースユース出身で日本体育大学を卒業し入団。新戦力2人がさっそく結果を出した。

赤嶺は「前半先制されてしまい、その後も苦しい時間帯があったが、チャンスもつくれていたので、絶対逆転できると声をかけ合って後半に臨んだ。自分はサイドからの攻撃やアシストが得意なので、チャンスにつなげ、上位争いに貢献できるよう成長していきたい」とコメントした。

今季就任したつくばFCの白馬聡監督は「まだ仕上がりは6割ぐらい。しっかりと守備をしてボールを奪いに行き、攻撃につなげていきたい。選手にはサッカーがうまくなってもらい、次のステップアップを図りながら勝ちにもつなげていきたい」と抱負を語った。

筑波大の田井楓監督は「シーズン開幕まで1カ月を切り、いいチームづくりができている。ここからさらにギアを上げてレベルアップを図る。昨季はできなかったインカレ出場を果たし、優勝まで駆け上がりたい」と目標を見据えた。(高橋浩一)

【つくばFCレディース―筑波大学女子サッカー部】前半11分、ゴールを決めて喜ぶ筑波大の山田(白いユニフォーム、中央左)

第2試合 ジョイフル本田つくばFC 1-0 アイデンティみらい
前半0-0
後半1-0

男子による第2試合はジョイフル本田つくばFC(関東サッカーリーグ1部)と、アイデンティみらい(関東サッカーリーグ2部、本拠地つくばみらい市)の対戦。試合開始からつくばFCはFW熊谷誠也、MF鍬田一雅らを核に攻勢を見せるが、相手GKの好セーブなどでなかなか得点は生まれず。後半30分、左サイドの崩しからクロスのセカンドボールがMF升田大誠に渡り、逆足での一振りが決勝点を生んだ。

升田は昨季SC相模原U21から移籍、来週3月20日に20歳を迎える若い選手だ。ポジションはボランチだが、得点やアシストなどゴールにからむプレーでアピールしたいという。今日の得点についても「サイドの選手が駆け上がるのを見て、前に入ればボールがこぼれてくると思った。シュートコースが空いていたので、後は落ち着いて決めるだけだった」との振り返り。

【ジョイフル本田つくばFC-アイデンティみらい】後半から出場し、左サイドを活性化させたつくばFCの恩塚幸之介(中央、青のユニフォーム30番)

新チームについて、副島秀治監督は「選手の多くが残留し、昨季のベースを継続できている。全員のハードワークによりボールを大事にし、攻守に主導権をしっかり握るサッカーを目指す」と話し、菅谷将人主将は「やり方や感覚が近い選手がそろっている。動き出しのタイミングなど相手を見なくても分かるようになり、迷いない攻撃ができるようになった。新しい選手も溶け込み、チームに自信が感じられる」とコメント。リーグ戦での活躍はもちろん、天皇杯本戦に出場し、Jリーグのチームを倒すという夢を今年こそ現実にしたいという。

今季開幕戦は男女とも4月1日、セキショウチャレンジスタジアムにて。つくばFCレディースはノルディーア北海道と、ジョイフル本田つくばFCは流経大ドラゴンズ龍ケ崎と対戦する。(池田充雄)

親子ふれあいサッカー教室の様子

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親子連れ70人がカヤ刈り 地元の文化財「五角堂」修理の材料に つくば

江戸時代後期につくばで活躍した発明家、飯塚伊賀七(いいづか・いがしち)が建てた「五角堂」のかやぶき屋根を修理する材料にしようと、ススキが自生する近隣の原っぱで12日、カヤ刈りイベントが開催され、地元の親子連れなど小学生から70代まで約70人が、刈り取ったススキを集めて束にするなどの作業を体験した。 伊賀七は当時の谷田部新町村の名主で、からくりの和時計、測量器具、地図、農業機械の自動脱穀機などを発明した。五角堂は伊賀七の生家に建てられた。何のために建てたのか分かってないが、床面が正五角形と当時は建築が難しく、独自の構造で建てられている。1958年に県指定史跡になり、89年に解体修理されたが、かやぶき屋根の傷みがひどくなり、五角堂を管理する同市が昨年、屋根の一部を修理した。残りの部分を、今回刈り取ったススキで修理する予定だ。 カヤ刈りイベントは、石岡市を拠点にかやぶき屋根の保存活動に取り組む市民団体「やさと茅葺き屋根保存会」(萩原寿盈会長)とつくば市教育委員会が共催した。場所はつくばエクスプレス(TX)みどりの駅近くの市立みどりの義務教育学校に隣接する未利用の原っぱの一部約200平方メートルで、市民ボランティアを募って実施した。 学校脇の原っぱにススキが茂っていることを知った市内に住む同保存会事務局の仲村健さん(44)が同校と市教委などに働き掛け、昨年、同保存会が同所でカヤ刈りを実施し、石岡市内のかやぶき屋根を修理する材料にした。その後、地元に住む谷田部地区活性化協議会の牧野秀宣会長(70)から「地元のカヤで五角堂を屋根を修理してはどうか」と提案があり、イベント開催に至ったという。 12日は午前中に同保存会が仮払い機でススキを刈り、午後に親子連れ約70人が刈り取られたススキを拾い集めて、ひもで縛り、束にした。2時間ほどの作業で121束が出来上がった。 刈り取ったカヤは、同保存会の会員が自宅の風通しのよい場所で保存する。さらにワークショップを開催し、屋根で作業しやすいようカヤの長さをそろえて束にする「かやごしらえ」を実施する予定だ。 母親と参加した近くに住む小学3年の戸田結斗さんは「学校でちらしをもらって参加した。カヤの束を積み上げた上に座って楽しかった」と話し、家族で参加した近くの会社員、藤尾友彦さん(42)は「毎日犬の散歩で通るところなので、普段できない経験をしたいと参加した」と語り、長女で小学3年の晴香さんは「ススキを束ねてぎゅっと結ぶのが難しかった」と話していた。 同保存会の仲村さんは「カヤ刈りを通して身近な歴史や文化を知り、それが現在や未来につながるものだということを感じてもらえたらうれしい」と話し、同活性化協議会の牧野会長は「地元のものを地元の材料で修理すると、親しみができる。小学生も参加し、自分たちが取り組んだもので修理できれば地元の歴史にもっと親しみがわくと思う。すごくありがたいし、子供たちがいっぱい参加してくれてよかった」と語っていた。 市文化財課によると、刈り取ったカヤは同保存会に約1年間保存してもらい、2027年度に五角堂の残りのかやぶき屋根の修理を実施する予定という。(鈴木宏子)