火曜日, 3月 10, 2026
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コロナ禍越えて学業修む つくばの語学学校で卒業式

つくば文化学園による日本語学校「日本つくば国際語学院」(つくば市松代、東郷治久理事長兼校長)の卒業式が10日、同市小野崎のつくば山水亭で開かれた。卒業生は、ベトナム、中国、韓国、タジキスタン、台湾の5カ国からの10人で、この日は、欠席した1人を除く9人が、紺碧色のガウンをまとい、四角形の帽子をかぶり式に臨んだ。それぞれ大学や専門学校、就労などへの進路が決まっている。

今年度の卒業生が入学したのは2020年。新型コロナウイルスの感染が拡大する最中だった。その影響から来日の時期が異なり、全員そろっての入学式を行えなかった。

そんな当時を振り返りながら、式典で挨拶に立った東郷理事長は「よく頑張ったという言葉しか浮かばない」と卒業生を労うと、「日本でも多くの人が不安を感じる中、勉強、アルバイトに打ち込んできた皆さんを先生たちは信じています。初心を忘れず、日本での活躍を期待しています」とエールを送った。

卒業式で答辞を述べるヴドゥイトゥエンさん

「たくさんの経験をした日本語学校の2年間は、成長の場だった」と話すのは、卒業生を代表し答辞を述べたベトナム出身のヴドゥイトゥエンさん(21)。入学時、コロナ禍の影響で来日が半年延びた。その間、いつ日本へ行けるかわからない不安から、留学そのものを諦めることも頭をよぎったという。それでも叶った日本での学生生活は、初めて親元を離れた日々でもあった。いくつもの不安が重なる毎日の中で「様々な国の人と出会い、人見知りだった自分が積極的にコミュニケーションを取れるようになった」と留学生活が語学を学ぶだけでなく、自分への自信を得る機会になったと胸を張った。卒業後は千葉県の大学へ進学し、IT技術を学ぶ。将来は日本で就職し、ベトナムから家族を招待して各地を案内したいと笑顔で語る。

回復傾向にある留学生数

日本学生支援機構(神奈川県横浜市)によると、コロナ禍以前の2019年、日本国内の留学生は、統計を始めた1978年以降最大の31万2214人を数えたが、その後、毎年減少が続き、2022年は23万1146人となった。一方で、日本語学校を含む日本語教育機関への留学生は、2021年の4万567人を境に増加に転じ、昨年は4万9405人となっている。日本つくば国際語学院には現在、約60人が在籍している。(柴田大輔)

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【片岡英明】2026年度から、私立高校生に年間45万8200円の就学支援金が支給される。これに伴い、授業料は月約3万8000円軽減される。入学金や施設費などの支出もまだあり、無償には遠く、今後の課題もあるが、私学への入学者が増えると予想される。しかし実際のところ、私学では入学者確保に危機感が高まっている。そこで今回は、授業料軽減が入試に与える波紋について考えたい。 中学卒業者600人減、県立志願者1300人減 今年の県内中学卒業者が昨年比637人減の2万4555人になった中、全日制県立高の志願数は昨年より1344人減った。なぜ、卒業生減を超える受験者減が生まれたのか? 私学の推薦枠が24校で3300人と昨年より500人増えたので、県立減少分の多くが私学推薦に移ったともいえる。一方で、私学一般入試は1000人減となった。 このほか私学一般入試での単願入学や、併願合格から単願への切り替えも、私学入学者増に寄与しているようだ。ここまでは、就学支援初年度の動きとして想像できる。 では、今年の県立高入試はどうか。県立高84校1分校の志願状況を見て、多くの人が驚いた。定員を超えたのは進学校を中心に37校(昨年は50校)で、多くが定員割れだった。それに伴い、不合格者数は1016人(昨年比715人減)で、合格発表後の私学への入学手続数減が予想され、私学関係者の間に激震が走っている。 私学入試での推薦500人増と一般1000人減から、受験者や保護者が早めに安心できる高校の合格を確保したいとの希望も見える。就学支援金の初年度に、私学の推薦増と県立高の志願者減、それに伴う県立発表後の私学への手続き減という、3つの波が生まれた。 そのため、県にとって県立高の「魅力アップ」が重要課題になり、一方で私学は授業料が安くなった初年度の推薦増がこれからも続く学校にしなければならないと、公立も私立も魅力向上の必要性を感じる事態となった。 県立高の定員割れをどう見るか? 毎年、いくつかの県立高を訪問し、その高校の魅力と伸びる可能性を感じてきたので、今年の定員割れは残念である。私学への就学支援金初年度の定員割れは、受験生たちの「もっと学校の魅力を教えて」という叫びと考えたい。 公私の授業料格差が小さくなった今、進学実績やスポーツだけでない、生徒の日常の学び・青春・進路などの魅力を、地域と連携しながら伝える公私の学校づくりが必要になった。教職員一人ひとりが、我がこととして学校の魅力を語る時代になった。魅力ある学校づくりのために、学校改革に精を出していたころの読書ノートからの抜き書きを下に紹介し、現場教師を励ましたい。 「良い物はその良さが知られなければならない。知られてこそ良い物が良いものとして生きる」(「男たちの経営」城山三郎著、角川文庫)、「新しくできた競合店にお客を取られるということは、競合店ができる前からそういうところがあったからに他ならない」(「商売の原点」鈴木敏文著、講談社)。(元高校教師、つくば市の小中学生の高校進学を考える会代表)

店頭など44カ所にミモザ飾る セキショウグループ 8日は国際女性デー

3月8日は国際女性デー。関彰商事(本社・筑西市・つくば市、関正樹社長)は6日から、同社オフィスのほか、グループ企業のガソリンスタンド、自動車販売店など県内外44カ所のオフィスや店舗に、黄色いミモザを使ったフラワーアレンジメントを飾っている。 国際女性デーは「ミモザの日」とも呼ばれることから、さらなるジェンダー平等の社会実現を願い、国際女性デーに合わせて実施する。2021年から毎年飾っており、今年で6年目になる。 同つくば本社総務部総務課の斉藤弘美主任は「ミモザはイタリアでは女性への感謝を表現する花とされている。国際女性デーに合わせてミモザを社員の目につくところに置くことで、感謝だけでなく、男性社員と女性社員双方が日頃支え合って業務が成り立っていると思うので、そういうものをミモザを通して感じていただけたら。関係性が良くなることで男性社員も女性社員も働きやすい関係が整えられて、事業がうまく回って進めていけるきっかけになれば」と語る。 同広報部広報課の石井雅也さんは「各拠点44カ所にミモザを飾ってあることが、社員同士だけでなく、社員とお客様の会話のきっかけとなり、『どうしてミモザなんですか』などの会話から、女性活躍に関する理解が深まるきっかけになったらすばらしいことだと思う」と話している。 国際女性デーの8日にはミモザを飾ってある店舗で女性の来店客を対象に、ガソリンスタンドでは花の種、自動車販売店ではミニハンドクリームを先着順でプレゼントするという。 同社は、採用、労働時間、多様なキャリアコース、管理職比率など女性活躍の取り組みが優良だとして、2016年に厚労省から「えるぼし」の三ツ星認定を受けている。同社の女性役員は現在3人(昨年は2人)、管理職は23人(同21人)。 国際女性デーは、国連が定めた女性の社会参加を願う日で、イタリアではミモザの日と呼ばれ、女性に感謝を込め、幸福の象徴であるミモザが贈られている。