日曜日, 8月 23, 2026
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洞峰公園の用心棒《映画探偵団》61

【コラム・冠木新市】洞峰公園の野球場の青いベンチに座っていると、黒澤明監督作品『用心棒』(1961)が思い浮かぶ。絹市が立つ宿場町でやくざの跡目争いが起き、組が二つに分裂し対立し合っている。その荒廃した町にふらりとやって来た浪人の桑畑三十郎(三船敏郎)が、2人の親分を競い合わせ全滅させ宿場町を整理するお話だ。

三十郎は町の真ん中にある居酒屋に陣取りあれこれ思案し、飲み屋の親爺(おやじ)と状況を分析する場面が面白おかしく描かれる。

いま洞峰公園は、県から市への「無償移管」でグズグズと煮えてきている。昨年末、大井川知事が「無償移管」をつくば市に持ちかけ、公園を引き取らなければ改修計画を進めると言ってきた。私は始め、これは嫌がらせかなと思ったが、いやいやグランピング計画に反対の声が多いので、撤退するための提案かもと好意的に解釈した。

しかし、つくば市はなかなか返事をしない。そんな中、1月27日、近隣の2つのマンション組合が、県案に賛同する要望書を知事に提出した(つくば市にも提出)。受け取ったのは知事ではなく、都市整備課長だった。

そして、1月30日、つくば市の担当課は電話で県の担当部署に、31日夕方には五十嵐市長がツイッターで、受け入れに前向きな姿勢を示した。いくらスマートシティだからといっても、簡単な文書を送るべきではなったかと思う。2月3日の市長会見でも、この方向を確認した。今後、県と市とのやり取り、市議会と市民への説明会が続くことになる。

反対活動した人たちはどう出る?

2006年、『複眼の映像一私と黒澤明』(橋本忍著)が出版された。脚本家・橋本忍が黒澤明とのシナリオ作りの内幕を描いた本である。そこに貴重なエピソードが紹介されている。

「『用心棒』がスタートした時、東宝の製作の総師である、森岩雄氏が脚本を読み、既に撮影が始まっているのに中止を命じた。『この脚本はよくない、黒澤君の撮るべきものじゃない。今、やめると会社の損失は大きい。しかし、黒澤君の名誉には代えられない。即刻中止すべきである』…」

しかし撮影は続行され、大ヒットし、世界的な評価を獲得した。森岩雄はシナリオライター出身のプロデューサ一であり、脚本の良し悪しは分かる人だ。だが、こういうことがたまに起きる。特に演出力がずば抜けている場合、単調な場面を面白く見せてしまうことがある。『用心棒』では、居酒屋の状況説明の場面がそれにあたる。

これから、市議、県議、市民が意見を表明することになるだろう。そうそう、昨年、盛んに反対署名活動した人たちが何を思っているかも気になる。果たして、つくば市に『用心棒』に匹敵する物語が生まれるかどうか、「乞うご期待」といったところだ。サイコドン ハ トコヤン サノセ。(脚本家)

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恐竜の島、どこよりも高い島… 夏休みの小学生 粘土で巨大な島づくりに挑戦

つくばで夏休み造形教室 夏休み中の小学生が、計600キロの粘土を使って、長さ5メートルの巨大な海に浮かぶ島づくりに挑戦する「夏休み造形教室」が21日、つくば市二の宮のギャラリー、スタジオ’Sで開かれた。子供たちは、彫刻家の川島史也 筑波大助教(36)と、同大で芸術を学ぶ大学生らにアドバイスを受けながら、恐竜の島、どこよりも高い島など、オリジナルの島を作り上げた。 同ギャラリーを運営する関彰商事(本社筑西市・つくば市、関正樹社長)と筑波大学との連携による芸術活動「スタジオ’S with T」による取り組みで、昨年は、粘土で巨大な塔をつくった。今年は午前と午後の2部制で、午前は18人、午後は16人、計34人の小学生が市内外から参加した。 川島助教が「昨年は塔、今年は島、どちらもトウと読めますね」と前置きし、「海に浮かぶ島を自由な発想で作ってもらいたい。土台が大事で確認しながら進めてください」と呼び掛けると、参加者は2班に分かれ作り始めた。 粘土はひと固まりが4キロ近くあり、小さな子供たちは重そうに運んでいた。子供たちはリゾート地、神社、恐竜の島、高い塔、高い山などを、パートごとに加工し、大学生のサポートを受け熱心に作業を進め、長さ5メートルの島が二つ、徐々に出来上がった。 市内から参加した小学4年の大曽根彩乃さん(10)は、高い山を作った。高くなるにつれ粘土が崩れてしまうことがあったが、大学生が土台を補強して完成した。大曽根さんは「誰よりも高くしたいのでどんどん積み上げていった。図工の授業は好きなので、将来はお姉さんたちのいる大学に行けたらいい」と話した。 小学6年の子供と来場したつくば市在住の高柳憲二さんは「みんなが楽しそうにやっているのがとても良い。子供の想像力は素晴らしいものがあって、それがよく表現されている」と語った。 子供たちの作業を手伝った同大大学院1年の田村将吾さん(23)は「普段は彫刻を作っている。子供と一緒に作業をするとこちらも楽しくなる。子供たちの自由な発想に驚かされる。今日の活動は自分の制作の参考になるのではないか」と話した。 川島助教は「創作の場面で細かいところに目がいってしまうことがある。土台や基礎が大事だということをわかってもらえると良い。途中で作業を止めて、確認する作業も必要だ。作品自体のリズムをとらえてほしい」などと語った。 完成後、全員で作品と共に記念写真を撮影。出来上がった巨大な島は最終的に壊し、元の粘土箱に収納した。(榎田智司)

筑波山から霞ケ浦へつながる「水と緑の骨格」《宍塚の里山》139

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