土曜日, 10月 24, 2026
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不登校の子どもや保護者と支援者つなげたい 30団体がつくばで初の合同説明会

不登校など学校に悩みを抱える子どもや保護者と、支援者をつなぐイベント「不登校・多様な学び つながる“縁”日」が10月15日、つくば市流星台の桜総合体育館などで開催される。支援団体などでつくる「不登校・多様な学びネットワーク茨城つくばエリア」が主催する。支援団体による合同説明会と講演会などが催され、合同説明会は今回が初の試みとなる。

主催団体の石田佳織さん(43)は「支援につながれていない人が圧倒的に多い。複数の支援団体が協力し、より多くの人に支援を届けたい」と語る。

つくば市や近隣からフリースクールや親の会など約30団体が相談ブースを設置する。不登校の小中学生の居場所「つくし広場」を運営するつくば市教育相談センターもブースを設ける。ほかにフリースクールに通う子どもたちが企画ブースを設け来場者と交流を図る。発達心理学の専門家で恵泉女学園大学学長の大日向雅美さんによる講演会も予定されている。

支援者いると知ってほしい

「誰にも相談できずに苦しむ人は多い」。不登校の子どもの保護者を支援する「竹園学園”教室や学校に行きづらい子ども”の親の会」共同代表の中村規乃さん(47)が、当事者の声を代弁する。同団体は、同ネットワークに参加する団体の一つだ。

中村さん自身、不登校の子を持つ当事者。学校に行けない自身を責める子どもの気持ちを知り「学校に行って欲しいという思いと、学校に行かない子どもを認めたいという思いの間で苦しんだ」と当時を振り返る。

孤独の中で出会ったのが、同じ立場の母親や支援者だった。「たくさんの人がサポートしようとしてくれている」と知り安堵(あんど)した。「(支援者がいると)知ってほしい。それだけで勇気が持てるはず。(苦しい状況から)抜け出すきっかけになるかもしれない」と話す。

選択肢のひとつ

石田さんは「ひとりで悩みを抱えないで」と呼び掛け、「当事者以外でも『多様な学び』に関心がある人にぜひ参加してほしい」と訴える。

イベントを「楽しい場にしたい」とも言う。子どもたちの企画ブースは、子どもたち自身が準備し当日ブースに立つ。石田さんは「子どもたちが、やりたいことを実現できる場になれば」と思いを込める。来場者には「(フリースクールなど)学校外で過ごす子どもたちは、決して悲しいイメージだけじゃない。多様な学びの選択肢のひとつ、生き方として見てほしい」とメッセージを送る。

主催団体が所属するのが2020年設立の同ネットワーク茨城で、現在、県内の112団体が所属し、情報を共有・発信している。石田さんは、今回が初の試みとなる合同説明会を試金石に、来年以降、県央、県南など、開催場所を広げていきたいとする。

8年連続増加し過去最多

文科省によると、2020年度、小中学校における全国の不登校児童・生徒の数は約20万人。過去最多となった。10年前から約7万人増え、8年連続の増加となっている。

つくば市が、市内の学校に在籍する長期欠席児童・生徒、保護者に行った2022年7月のアンケート調査によると、学校に行けない理由として、行こうとするとお腹が痛くなったなどの体調不良が最も多く、勉強や友達、先生との悩みなども挙げられた。

今回のイベントに協力する同市学び推進課は「公的であれ、民間であれ、(支援につながる)そういった場所があるのは大事なこと」との認識を示し、「様々な方に来場いただき、学校に行けずに苦しむ方の悩みの解決、苦しみが軽減するなど、負担が軽くなるきっかけとなる出会いがあれば」と期待を込めた。(柴田大輔)

◆「不登校・多様な学び つながる”縁”日」は10月15日(土)午前10時30分~午後4時、つくば市流星台63、桜総合体育館と隣接の流星台プレイパークで開催。入場無料。詳細は公式サイト 、facebook、問い合わせはメールまたは石田さん(電話080-2381-8611)へ。

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