第104回全国高校野球茨城大会は15日の3回戦7試合(土浦工ー竜ケ崎一は中止)が行われた。ひたちなか市民球場の土浦三は高萩清松を11−1、J:COMスタジアム土浦の霞ケ浦は緑岡を10-0、共に5回コールドで下し、3回戦進出を決めた。

土浦三は初回にヒット、四球と盗塁で無死二、三塁のチャンスをつくり、高萩清松の三失で2点を先制すると一死二、三塁から増田のスクイズ、今井のタイムリーで加点。打者一巡で5点を奪うと、2回には関川の中越ランニングホームランで追加点、その後も相手のエラー、ミスにつけ込み5回までに毎回の11点を奪った。
先発の今井は、調子が上がらず苦しい投球が続いたが「味方の大量得点に守られて楽しくワクワクしながら投げることが出来た」と感想。切れのある変化球、ストレートで本来のピッチングを取り戻し、3回1安打1失点7奪三振の好投。4回からは松原、市ノ澤の継投で勝利した。
2安打を放った薄田匠篤主将は「中盤ミスもあったが自分たちの持ち味である脚を絡めて点を取る野球ができた」と勝因を語った。竹内達郎監督は「好投手と聞いていたので崩すポイントを考えていた。1回戦と同じくランナーを動かして点を取りたかった。球数を投げさせてワンチャンスを活かす。点の取り方が出来て良かった。落ち着いて浮つく事なく自分たちの野球が出来た」と話した。(高橋浩一)
