つくば市は18日、国民健康保険税を銀行口座から引き落とすための口座振替依頼書の写しを、5月9日付けで別人に誤って送付してしまったと発表した。
誤送付した依頼書には、国保税納税義務者の氏名、住所、電話番号、生年月日、引き落としをする口座の金融機関名、口座番号、口座名義人の氏名が書かれていた。
市国民健康保険課によると、4人の口座振替依頼書に記載の誤りがあったことから、再提出してもらうため、4人に対しそれぞれ、誤った記載のある依頼書の写しを9日付で送付した。
その際、そのうちの1人に、本人の分と別人の分の2通を送ってしまったという。
担当職員が、同じ宛名を2枚印刷し、同じ宛名が印刷された2通の封筒にそれぞれ、本人分と別人分を入れて送付してしまったという。その際、宛名のチェックなどは実施しなかった。
13日、2通の通知を受け取った世帯主から、本人分と別人分が届いていると筑波窓口センターに直接、持ち込みがあり、誤送付が判明した。
同課は、誤送付した依頼書を回収して、受け取った世帯に謝罪。さらに、別人に誤送付された世帯に対しても事情を説明し謝罪した、その上で改めて書類を提出してもらうよう依頼したとしている。
再発防止策として同課は、送付時のチェックリストを課の職員で再確認し、送付時は複数の職員で封筒の宛名と内容物の確認を徹底していくとしている。