金曜日, 3月 20, 2026
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家計ときちんと向き合う 《ハチドリ暮らし》10

【コラム・山口京子】1月のある日、家計の棚卸しをして、今年の予定をおおまかに立ててみました。皆さんはどうでしょうか? 2021年の1月1日から12月31日までの1年間の収入と支出の額を確認されましたか? 12月31日時点の資産の残高を書き出し、1年前と比較してどうなったかを点検されたでしょうか? それを踏まえ、これからのライフイベントについて話し合われましたか?

コロナ感染の影響はどれくらいありましたか? 教育資金の準備や住宅ローン返済の見通しなど、計画は実現できそうですか? 見直しが必要になっていますか? 家族を取り巻く環境は様々です。大事なのは家計ときちんと向き合うことです。

わが家はリタイア世帯となりました。収入は年金と少しの就労で、収入と支出はほぼ同じとなり、貯蓄ができなくなりました。今ある資産がこれからどう推移するのかを、ざっくりキャッシュフロー表で見ていきます。あと数年はこの状態を続け、生活のために資産を取り崩すのは70歳以降に延ばしたいと考えています。

そう思っても、将来のことは分かりません。一寸先は闇かもしれません。あるいは、新しいスタートがあるかもしれません。事情が変われば、その都度見直して、乗り切っていきたいものです。

父の施設入所を機に資産残高が目減り

今年から親の家計も見ることになりました。母は銀行に行くのも買い物をするのも、面倒になっています。家計の管理を引き継ぐ時期が来ていると感じました。

収入は年金のみです。支出は生活費と父の施設費用や医療費です。年間の収支がどうなっていて、資産の残高がいくらなのかを把握しました。すると、それまで横ばいだった資産の残高が、父の施設入所をきっかけに目減りしていることが分かりました。

このまま目減りすると、いつ底を突くのか? 母も施設に入ることになったら、そのためにかかるお金はどれくらいになるのか? 今からどんな見直しをすべきなのか? そういうことを初めて妹と話合いました。できるところから書き出しを始めました。

母が施設に入ると仮定して、かかる費用の目安、家や農地の維持にかかる費用―など。兼業農家だったので、小さな田んぼや畑があります。母が言うのには、近所の農家の方に管理してもらっているそうです。ですが、私や妹にはその場所が分かりません。固定資産税の納税通知書を見て、ため息をついています。

親の老いていく姿に、自分の20年後の姿を重ねます。そして、なるべく子どもたちに面倒をかけないようにと願うのですが、どうなるのでしょう。目の前のことを一つひとつ片付けて、片付けが終わるときが来るといいのですが。

あちらこちらで、荒れた畑が目立つように感じます。(消費生活アドバイザー)

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