18歳以下の子供に1人当たり10万円相当を給付する国の子育て世帯臨時特別給付金について、つくば、土浦市はいずれも現金10万円を年内に一括給付する方針に変更した。つくば市は24日、土浦市は23日に振り込む。県内では44市町村のうち、つくば、土浦市を含む29市町村が現金10万円を年内に一括給付するという。
両市とも当初は、年内に現金5万円、年明けに残り5万円を、児童手当を受給している中学生までの世帯などに給付する予定だった。手続きを早め、年内一括給付で間に合わせた。
つくば市は12月議会最終日の22日、本会議に追加予算を提案し、一括給付に変更することを決めた。24日に対象となる世帯に振り込む。5万円を先行給付する通知を14日に発送していたが、一括給付に変更する通知を24日に改めて送付する。
一方、児童手当給付対象外の高校生のみの世帯などに対しては、来年1月4日に申請書を発送し、申請書類が届き次第、所得制限などを審査した上で、1月下旬から現金10万円を一括で給付する。
給付対象となるつくば市の18歳以下の子供は約2万5000世帯の約4万人で、給付総額は約39億7800万円となる。
土浦市はあす23日、対象となる児童手当受給世帯などに現金10万円を一括で振り込む。給付金額を10万円に変更する通知はきょう22日発送した。
一方、児童手当給付対象外の高校生のみの世帯などに対しては、来年1月4日に申請書を送付する。申請書は市ホームページでもダウンロードできるようにして4日から申請を受け付け、所得制限などを審査した上で1月中旬ごろから現金10万円の一括給付を開始する。
給付対象となる土浦市の18歳以下の子供は約1万3000世帯の約2万1000人で、同市の給付総額は約21億円になる。