日本女子サッカーリーグのプレナスなでしこリーグ2部、つくばFCレディース 対 吉備国際大学シャルム(Charme)岡山高梁の試合が2日、ひたちなか市新光町の市総合運動公園陸上競技場で開催された。ホームゲーム最終節のつくばは1-2で敗れ、残留を決めることはできなかった。13節を終え、つくばは3勝1分9敗、勝ち点10で6位のまま。残留は次の最終節に持ち越しとなった。
プレナスなでしこリーグ2部 第13節
つくばFCレディース 1-2 吉備国際大学シャルム岡山高梁
前半 1ー0
後半 0ー2
今節は勝ち点10で6位のつくばFCと、勝ち点5で最下位8位の吉備国際大による下位対決。負けると後がない吉備国際大は、序盤からロングボール主体の攻撃でつくばに襲い掛かる。前線には抜群の動き出しを見せるFW西村や、スプリントに強いMF鵜木らをそろえ、どこからでも1本のパスでシュートチャンスをつくってくる。つくばはベテランの小田切美咲、ルーキーの渋谷巴菜によるCBコンビが高さと強さを発揮、吉備国際大の突破を許さない。
攻撃でつくばは、右MF岸川りなのクロスや左SB藤井志保のドリブル突破で、中央で待つFW古寺未佳にボールを集めようとするが、相手CB陣のマークも厳しく、効果的なパスを供給できない。
それでもゲームが落ち着きを見せるととともに、つくばが勢いを増してくる。先制点は前半38分、相手のゴールキックを右サイドで収めた岸川が、サポートに来た古寺にパス。ドリブルに入るかに見えた古寺は、ペナルティエリア外から意表をつくミドルシュート。このボールが相手GKの頭上を抜け、左サイドネットに突き刺さった。「追い風もあったので狙っていた。前を向けるタイミングが少なかったので、チャンスが来たら打とうと決めていた」と古寺。前半を1-0で折り返した。

後半、吉備国際大は選手交代やポジションチェンジで前線の枚数を増やし攻勢を強めてくる。必然的につくばは重心が後ろに下がり、前からのプレスがかけられず、前線と中盤の距離も開いてくる。つくばはFW大坪菜が古寺と縦関係をつくり、ボールのつながりを改善しようとするが、勢いに乗った攻撃を取り戻すことはできなかった。
後半38分、相手の波状攻撃からコーナーキックを与えると、このボールを中央で頭でつながれ、ファーサイドのFW古谷に蹴り込まれ、同点とされてしまう。さらに43分、左サイドのクロスからゴール前で混戦となり、最後はDF川名に決められ逆転。終盤の2失点で、引き分けでも残留が決まる状況をみすみす逃がすことになった。

「最も警戒していたセットプレーでやられたのが特に悔しい。相手FWとの1対1ではうまく対応できていた。混戦の中ではっきりとプレーすることや、あと一歩寄せることを徹底しなくてはいけなかった」と小田切。「前半は良い戦いができているが、後半は失点が増えてしまう。思うように戦えていないわけではないが、一瞬の隙を与えないことや球際の強さなど、練習からやっていることを徹底したい」とGKの稲葉寧々。
第13節を終え、最下位の岡山湯郷Belleとは勝ち点3、得失点9の差がある。「残留争いでは有利な位置にいるが、勝負に絶対ということはない。ぜひとも勝って終わりたいし、そのプロセスが来季につながる」と橋野威監督。最終節は10月10日、優勝を狙うバニーズ群馬FCホワイトスターとアウェーで対戦する。(池田充雄)
