月曜日, 10月 18, 2021
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料理を作らない人が味に文句を言う 《続・気軽にSOS》94

【コラム・浅井和幸】「うちの旦那は、いつもは何も言わないで、おいしくない時だけ文句を言ってくる。文句があるのならば、自分で作ればよいのにと言ってやりたい。料理を全くできないのに、文句ばかり言うなとも言ってやりたい」

いろいろな場面で見られることですね。上司、親、子供、客、利用者、支援者、評論家などなど。自分ができないのに、人に言ってくるなという感覚も分かります。でも、自分ができないことは誰にも言ってはいけないとなると、完璧な人間でないと不満や指摘も伝えられなくなってしまいます。

なので、言う方と言われる方の関係性が良好であるかどうか、良い部分の指摘もできるかどうかということが、お互いが受け入れられるか拒否感を感じるかの大きな要因となるでしょう。

何か悪いところを指摘する方と指摘される方では、指摘をする方がちょっと上であるような、物事を知っているような、ちょっとした上下関係が生まれます。相手に嫌な思いをさせてまで、相手より自分の方が上だとして優越感に浸る。いわゆる「マウンティング」と言われるものでしょうか。有効的な関係を保つにはよくない、悪手ですね。

相手を打ち負かして勝ち誇る「論破」という言葉が、ネット上でもよく見られます。それは、知恵や知識を使って相手をやっつけるようなやり取りです。それで「論破」できれば、すべて自分の方が分かっている気分になれます。気分はよいでしょうが、それはとても危険なことです。

「あれ? そんなに言い切って大丈夫?」

どんなに頑張っても、人はすべてを知ることはできません。理論によって勝ったところで、現実に何かを組み立てるにはかなり荒っぽいものとなります。まるで、大きなコンクリートブロックだけで建築物を建てるようなものです。細かなところはガタガタで、見ていられないものです。

例えば、優しく人に接すれば、人は優しく接してくれる。「優しく接する」って具体的にはどうすればよいだろう? お互いが頑張って相手に思いやりを持てばよい関係がつくれ、否定はしないけれど、それを聞けば誰とでも仲良くなれるわけではないですよね。

「つくば市から水戸市に行き、おいしいリンゴを買ってくる」。文章にすれば簡単なことかもしれませんが、移動すること、おいしいリンゴを見分けることは簡単ではないと思います。もちろん、人によって何が難しいか、どこで支障が出るかは違ってきます。支障が出る部分をどのようにフォローするかで、ガタガタだった理論が実行に反映されるようになるのです。

かなりの知識人や論破王が、多くの人を納得させる言論をしても、その筋の専門家からすれば、「あれ? そんなに言い切って大丈夫?」と感じることも多々あります。本人がいないところで勢いよく批判をしているコメンテーターも、本人登場で急にトーンが下がり、歯切れが悪くなることも多々あることですよね。(精神保健福祉士)

10 コメント

10 Comments
フィードバック
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5年前
16 days ago

文句を言われなくなったら、終わりですよ。
「文句ではなく、アドバイスだよ」と妻によく言います。

名無しの市民
返信する  5年前
16 days ago

これは老害ですね

5年前
返信する  名無しの市民
16 days ago

老害を清めるために、妻を温泉に連れて行きます。
今日(10月2日)の朝8時ごろ、予約を取ろうとしたら、あちこち満室!
数軒目でやっと空室見つけ、ほっとしました。

名無しの市民
返信する  5年前
15 days ago

老害を清めるって?

名無しの市民
返信する  名無しの市民
15 days ago

清める、とは穢れを洗い流す、ということ。

この人は自分が老害(穢れた存在)だと認めているので、自分自身を消し去る、という意味だと思われます。

要するに、温泉で、自(略)

5年前
返信する  名無しの市民
12 days ago

老害を温泉で清めることができました。
そして、旅館の庭に来た大きな鹿と何度か目を合わせていたら、生まれ変わって”老Guy” になったようです。

名無しの市民
16 days ago

政治を作らない人が政策に文句を言う

名無しの市民
16 days ago

>「つくば市から水戸市に行き、おいしいリンゴを買ってくる」。

あと、唐突に出て来たこの言葉は何なんだろう?過去のコラムで誰かにコメントで言われて、よく分からないけど著者さんがカチンと来た、とか?

名無しの市民
16 days ago

「あれ? そんなに言い切って大丈夫?」

「学歴エリート」は暴走する 「東大話法」が蝕む日本人の魂   (講談社+α新書) 2013/6/21 安冨 歩 (著)

アサザ基金に対する東大・山室真澄教授の誹謗中傷について
ttp://anmintei.blog.fc2.com/blog-entry-937.html

名無しの市民
15 days ago

このコラムはいつも素晴らしい。愛読しています。

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