月曜日, 3月 2, 2026
ホームスポーツ常総学院2本柱、つくば秀英を零封 【高校野球’21】

常総学院2本柱、つくば秀英を零封 【高校野球’21】

第103回全国高校野球選手権茨城大会は17日、3回戦に入り、4球場で8試合が行われた。土浦・つくば勢同士の対戦となったJ:COMスタジアム土浦では、常総学院がとつくば秀英が息詰まる投手戦を展開。常総が2本柱の秋本璃空と大川慈英が零封リレーを演じれば、秀英は先発・山本素暖が6回まで常総学院打線を抑えたが7回に四球から崩れた。

常総は秋本が先発。センバツではエースを務めたものの春以降調子を落とし、まだ6~7割の出来だそうだが、4回を投げて3三振2安打1四球とまずまずの結果だった。「秋大会では1-0で勝った相手だが、それを自信と思わず、挑戦者の気持ちで臨んだ」という。島田直也監督は「秋本は今日の時点ではよく投げた」と評価しながらも、「久々の公式戦で緊張もあっただろうし、暑さの影響もあったと思う。その疲れが見えてきたのでスパッと替えた」と早めの継投を決断した。

常総の先発・秋本(左)と5回から登板の大川

5回からマウンドに上がったのは現エースの大川慈英。「夏の初戦で緊張したが、秋本が粘り強く投げてくれたので、その気持ちを背負って絶対抑えてやろうと思った。マウンドに立ったら緊張が解け、自分のピッチングができた」と最速147キロの速球を武器に、8三振1安打無四球の危なげないピッチングだった。

一方、秀英の山本は「ブルペンでは良くなかったが、マウンドに立ったら向かっていくしかない。マウンドではいちばん良く、どんどん成長していけた」と、4回まで毎回3人で切ってとる好投を見せた。5、6回はスコアリングポジションにランナーを背負うが、テンポ良い投球で打者を追い込み、いずれも最後は三振で仕留めている。

だが7回に疲れが見えた。常総の中軸、田邊広大、柴田将太郎に連続四球、6番・秋本には左前打を許し無死満塁。代打・青木良弘への初球はカットボールだったが、足の踏ん張りがきかずワンバウンドになり(記録上は捕逸)、これで決勝点を与えてしまった。

秀英に痛い3回の逸機

つくば秀英の森田健文監督は、3回表の先制機を生かせなかったことを悔やんだ。四球と犠打に佐藤慈恩主将の左前打で1死一・三塁、ここで3番の野川唯斗がセーフティースクイズを仕掛けるが、常総の一塁手・柴田の好返球で、三走が本塁タッチアウトになった。「スクイズは日頃から練習し、打者はしっかりバントを決めてくれたが、少しタイミングが遅れてしまった。何とか先制点を取り、追い風の中で野球をさせてあげたかったが、それができなかったことに監督としての責任を感じている」

応援席への挨拶後、目頭を押さえグラウンドに崩れ落ちた佐藤主将は「自信を持ってやってきたが、最後、あと一歩が届かなかった。自分たちは全力を出しきったが、それでも相手の方が一歩上だった」と、試合後に述懐した。(池田充雄・高橋浩一)

涙をこらえ、応援席に挨拶する秀英ナイン

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ウメの花の季節 チームで梅林を整備《宍塚の里山》133

【コラム・西川菜緒】宍塚の里山では、梅の花が見ごろを迎えています。梅の香りを想像することができますか? お日様が当たると、フワッと一気に香ります。鼻をスーと抜ける爽やかな香りに、里山の春を感じることができます。梅の花は、輪郭がはっきりしているので、一つひとつの花をじっくり観察し、香りを楽しむことをオススメします。 梅林を整備する活動を3年前から始めました。剪定(せんてい)チームの主なメンバーは、会が月に1回開催している「月例観察会」で偶然出会った、里山保全に関心のある、子育て世代の母3人組です。薪(まき)ストーブ、電気自動車といったエネルギーの話、肥料作り、米作り、家庭菜園、料理など食の話、DIYの話、染色の話と、話題は尽きません。会のイベントを通して、気の合う仲間に出会えたことに感謝です。 放置されていた梅の木は、好き勝手に枝が伸び放題。樹高も高くなり、さて、どこから剪定したらよいものか?と悩みました。しかも、私たちは剪定初心者。本を読んだり、You Tubeを見たりして、手探りで始めました。 「桜切るばか、梅切らぬばか」という、ことわざがありますが、枯れてしまうのでは?という不安から、なかなかバッサリは切れません。枝先をメインに少しだけ剪定したところ、6月ごろになると葉が茂りすぎて風通しが悪くなり、カイガラムシとアブラムシが大量発生しました。 それではと、思い切った剪定をおこなうと、徒長枝(とちょうし)と呼ばれる、異常に勢いよく伸びる枝が大量に出てきたり、突然の剪定に木が弱ってしまい、木肌にコケが生えたり、落葉が早まる、なんてこともありました。花が咲く時期に受粉作業をすると、実の付きがよくなるのですが、せっかく付いた実も、なぜか熟す前にポトポト落ちてしまうこともあります。 広がる里山保全交流の輪 剪定を始めて気が付いたことは、木をよく観察すること。枝の向きや重なり具合、木肌の様子、陽当たり、風通しなどですが、短期間で結果が出るものではありません。長い目でじっくり取り組むことが大切だと感じています。 花芽(はなめ)がついている剪定枝は家に持ち帰り、温かい室内で花瓶に生けておくと花が咲きます。桃の節句が近づくこの時期、おひな様の横に飾って楽しみます。剪定枝はほかにも、染料にしたり、太い枝は薪として利用できます。 うれしいことに、剪定チームに参加するメンバーが増えてきました。剪定チームの活動を通して、里山保全の交流の輪を広げていきたいと思います。(宍塚の自然と歴史の会 会員)