火曜日, 9月 21, 2021
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名前を考える 《続・平熱日記》86

【コラム・斉藤裕之】いよいよ出産を控えた長女が戻ってきた。「ところで名前は決まったの?」。長く学校に携わっているので、子供の名前の流行や変遷はリアルタイムで実感してきた。あまりハイカラなのはどうかと思っていたところ、どうやら割と古風な名前が旦那の好みらしい。

孫の名前は?

しかし、日本ほど多種多様な名前をつける、つけられる国も珍しい。西洋をはじめ多くの国では聖人などの先例から選ぶほかないようだし、ある国ではカレンダーに聖人の名前が書いてあって、生まれた日の名前をそのまま命名するなんて聞いたこともある。

そこへいくと、漢字、カタカナ、ひらがな…と、好き放題に、無限に考えられる日本の名前。名前は時代を反映しているというが、音のイメージに当て字というのが今風。でも親が一所懸命考えて付けてくれた名前も、大人になるにつれてあまり呼ばれなくなるのは少し残念。

愛犬の名前は?

さて白い犬が来て3か月が経った。名前は「千と千尋の神隠し」に出てくる「ハク」に似ているという次女の案が採用された。私としては「もののけ姫」の「サン」の方がぴったりだと思ったのだが…。ちなみにもらわれてくる前は、里親の方が8番目に預かった犬ということで、「やえこ」と呼んでいた。これはこれでいい名前だと思った。

このハクだが、水戸あたりでノラをやっているところを保護されたという経験からか、非常に憶病で人見知りが激しい。私とカミさんにはなんとか馴れてきたが、全面的にウェルカムな犬特有の表情は見せない。

呼んでも全く反応がなく、なしのつぶてなので「ツブテ」という名前はどうかとか、散歩のときだけは楽しさ全開なのだが、帰ってくるといつもの階段下の壁際にのノ字に丸まって寝てしまって、うんともすんとも言わないので「ルンバ」というのもいいとか。

極めつけは、雨の日の散歩。マンホールのふたにたまった雨水をなぜか好んで飲むという奇妙な習性を発見。次から次とペロペロする姿がはしご酒をしているようなので、「ハシゴ」というのもありだな。つまり、そう慌てずとも、生まれた後で顔やなりを見てから名前を考えるという手もある。ちなみに、昨年飼われたペットの名前1位は犬猫ともに「ムギ」だそうだ。

私はどう呼ばれる?

長女がやって来てから、しばらくソーシャルいやパーソナルディスタンスを取っていたハク。だがその距離も少しずつ縮まり、この前はやっといっしょに散歩に出かけることができた。ハクは多分、おなかの中のもう1人のこともちゃんとわかっているのだろう。ハクと生まれてくる子の対面も楽しみだ。ハクの正式名は「ニギハヤミコハクヌシ」なんだと。

それはそうと、私自身は「おじいちゃん」と呼ばれるのだろうか。今こそ名前でと思ったが、あちらのお父さんと名前が似ている。なにかよい呼び名を考えよう。(画家)

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