土浦市、安藤真理子市長の定例会見が10日、同市役所で開かれた。安藤市長は、スマートフォンを活用した子育てアプリ「つちまるKids(キッズ)」を同日から導入すると発表した。
携帯電話向けモバイルコンテンツ配信会社、エムティーアイ(東京都新宿区)が開発、運営している母子手帳アプリ「母子モ(ボシモ)」を土浦市版として提供する。
市に住む子育て中の両親を妊娠中からサポートする。市の子育て支援施設や公園などでのイベント情報、補助金や子育て支援制度、災害時の緊急情報など育児に必要な情報を配信する。
妊婦や赤ちゃんの体重を自動でグラフ化することもでき、変化に応じ医師監修のメッセージが表示される。子どもの誕生日に応じた予防注射のスケジュールを自動調整し、接種日をプッシュ機能で知らせる。
妊娠中の思い出や赤ちゃんの成長記録、記念日などの写真もコメント付きで保存できる。離れて暮らす祖父母らと共有も可能だ。
既存の母子手帳を、アプリの機能を利用して補完するもので、県内市町村で導入するのは13番目。利用料金は無料。
日本語のほかに、英語、中国語、スペイン語、韓国語、ポルトガル語、タガログ語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、ロシア語、ネパール語の12言語に対応している。
初の土浦現代美術作家展を開催
会見ではほかに「土浦現代美術作家展」が6月3日から、市民ギャラリー(同市大和町)で開催されると発表があった。1947年に始まった県内で最も歴史のある市民公募展「土浦市美術展」で奨励賞を3回以上授与され、鑑査なしで同展に出品できるなど、市内外で活躍している作家ら81名による初めての展覧会となる。
会期は2期に分けられる。第1会期は6月3~13日で、日本画、美術工芸、書が42点、第2会期は6月17~27日で、洋画、彫刻、写真が43点展示される。(伊藤 悦子)