日曜日, 4月 20, 2025
ホームつくば組織開発推進室など新設 つくば市人事異動

組織開発推進室など新設 つくば市人事異動

市長公室長の後任は片野経済部次長

4月1日付け人事異動は次の通り。カッコ内は現職。敬称略

【部長級】
▽市長公室長(経済部次長)片野博司
▽市長公室危機管理監(同、次長級)赤塚健一
▽財務部長(同次長)中島弘志
▽市民部長(同次長)横田修一
▽市民部主幹、つくば市国際交流協会派遣(市民部長)飯村通治
▽福祉部長(保健福祉部次長)津野義章
▽保健部長(保健福祉部長)小室伸一
▽都市計画部長、再任用(同部長)中根祐一
▽建設部長(同次長)富田剛

【次長級】
▽総務部次長(同次長兼総務課長)中泉繁美
▽総務部総務政策監、再任用(同政策監、再任用)藤後誠
▽財務部次長、財政課・管財課担当(同次長兼財政課長)斎藤健一
▽財務部次長、納税課・市民税課・資産税課担当(総務部ワークライフバランス推進課長)飯島正志
▽財務部財務政策監、再任用(財務部長)髙野正美
▽市民部次長、市民活動課、市民窓口課担当(総務部次長)大久保克己
▽市民部次長、地区相談課・スポーツ振興課・文化芸術課担当(都市計画部次長)稲葉清隆
▽福祉部次長(保健福祉部次長)吉原衛
▽保健部次長(保健福祉部次長)安曽貞夫
▽経済部次長、産業振興課・観光推進課担当(経済部次長)大橋一彦
▽経済部次長、農業政策課、土地改良課担当(都市計画部次長)中澤正登
▽都市計画部次長、都市計画課・学園地区市街地振興課・周辺市街地振興課担当 兼都市計画課長(都市計画課長)大里和也
▽都市計画部次長、建築指導課・開発指導課担当(開発指導課長)根本一夫
▽都市計画部次長、公有地利活用推進課・総合交通政策課担当(公有地利活用推進課長)岡田克己
▽建設部次長、道路計画課・道路整備課・道路管理課担当(総務部契約検査課長)木村幸弘
▽建設部次長、公園施設課・公共施設整備課・住宅政策課・防犯交通安全課担当(公共施設整備課長)坂田博之
▽建設部建設調整監、再任用(同、再任用)栗原正治
▽生活環境部次長、上下水道総務課・水道業務課・水道工務課担当(水道工務課長)坂入善晴
▽教育局次長、教育総務課・学び推進課・総合教育研究所・生涯学習推進課・文化財課担当(教育局次長)貝塚厚
▽教育局次長、学務課・教育施設課・健康教育課担当 兼 教育施設課長(教育施設課長)飯泉法男
▽監査委員事務局長(総務部法務課長)坂本人史
▽農業委員会事務局長(建設部公園・施設課長)吉原利夫
▽消防本部消防次長、消防監・本部担当(消防救助課長)木村勝平
▽消防本部主任参事 兼 中央消防署長、消防監(南消防署長)東郷 道明

【課長級】
▽市長公室統括政策監 兼 企画監(広報戦略課広聴室長)岸田和克子
▽市長公室広報戦略課参事、プロモーションプランナー(任期付)酒井謙介
▽市長公室危機管理課長(危機管理課長補佐)鬼塚宏一
▽総務部総務課長(人事課長)沼尻浩幸
▽総務部人事課長(人事課長補佐)松本光由
▽総務部ワークライフバランス推進課長(総務課長補佐)桐生修
▽総務部法務課長(法務課長補佐)渡邉健
▽総務部契約検査課長(道路計画課長)山田正美
▽政策イノベーション部情報政策課長(情報政策課長補佐 兼 情報ネットワークセンター所長)飯塚喜軌
▽財務部財政課長(財政課長補佐)森田信道
▽財務部納税課長 兼 徴税管理監(資産税課長)上方和男
▽財務部資産税課長(納税課長)奥沢篤
▽市民部地区相談課長(市民部文化芸術課長)荒澤浩俊
▽市民部地区相談課地区調整監、再任用(同、再任用)風見昌幸
▽市民部副地区担当監、大穂相談センター駐在(会計事務局長)栗山正行
▽市民部副地区担当監、大穂相談センター駐在(選挙管理委員会事務局副局長)渡辺寛明
▽市民部副地区担当監、豊里相談センター駐在・再任用(同、再任用)上野義光
▽市民部副地区担当監、谷田部相談センター駐在・再任用(同、再任用)新井隆男
▽市民部副地区担当監、谷田部相談センター駐在・再任用(建設部長)小又利幸
▽市民部副地区担当監、桜相談センター駐在(市長公室危機管理課長)御田寺義郎
▽市民部副地区担当監、桜相談センター駐在(農業委員会事務局農業行政課長)佐藤宏明
▽市民部副地区担当監、筑波相談センター駐在(同、桜相談センター駐在)星野和也
▽市民部副地区担当監、筑波相談センター駐在・再任用(同、再任用)長島芳行
▽市民部副地区担当監、茎崎相談センター駐在(教育局学務課長)間中和美
▽市民部副地区担当監、茎崎相談センター駐在(消防本部地域消防課長)木村宏
▽市民部文化芸術課長(地区相談課長)日下由美子
▽市民部文化芸術課地域交流センター統括監、再任用(市民部次長)星野雄司
▽福祉部社会福祉課長(保健福祉部社会福祉課長)安田正幸
▽福祉部障害福祉課長(保健福祉部障害福祉課長)根本祥代
▽福祉部高齢福祉課長(保健福祉部高齢福祉課長)中根英明
▽福祉部地域包括支援課長(保健福祉部地域包括支援課長)会田延男
▽保健部参事、医療・介護連携推進担当(同参事、医療・介護連携推進担当)黒田直明
▽保健部国民健康保険課長(保健福祉部国民健康保険課長)木澤伸治
▽保健部医療年金課長(保健福祉部医療年金課長)日下永一
▽保健部介護保険課長(保健福祉部医療年金課長補佐)大越正枝
▽保健部健康増進課長(保健福祉部社会福祉課長補佐)木本昌昭
▽こども部こども育成課長(こども育成課長補佐)吉田和敏
▽都市計画部公有地利活用推進課長(こども部こども育成課長)鳴海秀秋
▽都市計画部学園地区市街地振興課長(市街地振興課学園地区市街地振興室長)渋谷亘
▽都市計画部周辺市街地振興課長(市街地振興課長)大久保正巳
▽都市計画部開発指導課長(開発指導課長補佐)川又通生
▽建設部道路計画課長(道路計画課長補佐)入江一成
▽建設部公園・施設課長(道路計画課都市計画道路整備推進室長)山口義智
▽建設部公共施設整備課長(公共施設整備課長補佐)鈴木彰嘉
▽生活環境部環境保全課長(環境政策課長補佐)沼尻輝夫
▽生活環境部環境衛生課長(環境政策課長補佐)石川太郎
▽会計事務局長(政策イノベーション部企画経営課長補)会田文則
▽教育局学務課長(学務課長補佐)下田裕久
▽教育局つくばほがらか給食センター谷田部所長(保健福祉部健康増進課長)岡野智
▽教育局生涯学習推進課長(生涯学習推進課長補佐)大久保文子
▽選挙管理委員会事務局副局長(政策イノベーション部情報政策課長)平山伸太郎
▽農業委員会事務局農業行政課長(農業行政課長補佐)天貝雄一
▽生活環境部水道工務課長(環境衛生課長)植木亨
▽消防本部予防広報課長、消防司令長(桜分署長)鈴木浩
▽消防本部消防救助課長(消防総務課長補佐)青木孝徳
▽南消防署長(消防本部予防広報課長補佐)松岡幹夫
▽消防本部救急課長(救急課長補佐)中島昌美
▽消防本部地域消防課長(都市計画部市街地振興課長補佐)水橋光一

退職者は次の通り。3月31日付。敬称略。

【部長級】
▽市長公室長、再任用・松本玲子
▽財務部長・髙野正美
▽都市計画部長・中根祐一
▽建設部長・小又利幸

【次長級】
▽市民部次長・星野雄司
▽市民部地区担当監兼大穂相談センター所長・白井稔
▽生活環境部次長・岡野康夫
▽教育局次長・中山隆
▽監査委員事務局長・北島浩成

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現存する最古の品種など展示 江戸の武士や庶民の文化を今に伝えるサクラソウが一堂に展示されるコレクション特別公開「さくらそう品種展」が19日から、国立科学博物館・筑波実験植物園(つくば市天久保、遊川知久園長)で始まった。主催は同植物園と、筑波大学つくば機能植物イノベーション研究センター。展示されるのは、現存する最古の品種「南京小梅」をはじめ、遺伝資源の保存を目的に筑波大学が保有する園芸品種314種の中から選ばれた約100種のサクラソウだ。同園によると期間中の入場者数は約5000人を見込んでいる。 サクラソウの栽培は、室町時代に宮廷貴族が始めたとされる。野生種を自宅の敷地で栽培していた。江戸時代中期ごろになると、江戸に暮らす人々の間で園芸用の品種改良が盛んになった。現在、国内に300種以上ある園芸品種のルーツを遡ると、江戸郊外の荒川流域に咲いていた一種の野生種に行き着くことがDNA研究によって分かっている。 江戸で庶民の娯楽や文化が活発になった当時、桜の花に似た野に咲く小さなサクラソウの美しさに魅せられた人々が、競うように改良を重ねていった。品評会も盛んに行われ、白い花弁に緑の筋が入る「青葉の笛」、淡い桃色と白のグラデーションと深い切れ込みのある花弁が印象的な「勇獅子(いさみじし)」、丸みを帯びた真っ白な花弁が特徴の「臥龍梅(がりゅうばい)」など、作り手の思いが名前に込められた品種が今に伝わっている。今回の展示で鉢が置かれる縁台は、江戸時代に生まれた「桜草花壇」だ。上から注ぐ光の加減や、吹き抜ける風、人の目線を意識した品種ごとの配置など、いかにサクラソウを美しく見せるかを追求したものだ。 筑波大と市民団体が保存活動 長年、庶民に愛されてきたサクラソウだが、近年は、都市開発などによる環境の変化や野生種の持ち去りなどから個体数が激減し、環境省が定める準絶滅危惧種に指定されている。今回、コレクションを展示する筑波大学では、2005年、市内のNPO法人つくばアーバンガーデニングと協力し、サクラソウの遺伝資源の維持・保存を目的とした里親制度「さくらそう里親の会」を立ち上げた。サクラソウの園芸品種においては世界有数の遺伝資源保存施設である同大が保有する品種を、会員が1人1品種、自宅で育てることで、災害などの緊急時にも品種を維持できるようにした。 里親の会に立ち上げから参加する、つくばアーバンガーデニングの佐藤久美子さんは「寒さに強く、乾燥に弱いのがサクラソウ。小さな花が可愛く、育つのを見るのが楽しみ」と活動のやりがいを話す。展示を担当する同植物園研究員で、筑波大生命環境系の田中法生教授は「サクラソウはバリエーションが多い。江戸時代には400種を超え、今でも300種以上の園芸品種が残っている。たった一種の野生種から生まれたものが、花弁の大小、切れ込みの深さ、配色など、時代と共に変化していった。携わるたくさんの人々の相当な努力や思い、情熱が背景にあったはず。そんな歴史を想像しながら見るのも面白いと思う。是非、自分の好きな花を探してほしい」と話す。(柴田大輔) 企画を担当した筑波大の田中法生教授 ◆コレクション特別公開「さくらそう品種展」は19日(土)~27日(日)、つくば市天久保4-1-1 筑波実験植物園で開催。開館時間は午前9時から午後4時30分(入園は午後4時まで)。26日(土)、27日(日)は午後5時閉園(入園は午後4時30分まで)。休園は21日(月)。期間中、教育棟ではサクラソウの歴史や専門家のお薦め品種の紹介、解説などのパネル展と共に、景品が付くクイズ・スタンプラリーが催される。筑波大と「さくらそう里親の会」によるサクラソウ品種の販売会もある。入園料は一般320円、高校生以下と65歳以上は無料。障害者と介護者1人まで無料。

6年間で280件、誤った発信者名で通知 つくば市

福祉事務所長と市長業務の区別誤る つくば市は17日、認可外保育施設に対する指導監査事務と生活保護に関する事務について、法令や市の規則に定められた福祉事務所長が行うべき業務と、市長が行うべき業務の区別を誤り、2019年度から24年度まで6年間で計280件について、誤った発信者名で通知を出していたと発表した。 市社会福祉課によると、認可外保育施設の指導監査については、毎年1回行っている指導監査などの立ち入り調査や調査結果の通知を、23年度は63カ所に対し128件、24年度は54カ所に対し108件、計236件の通知文の発信者名を、つくば市長名で出すべきところ、市福祉事務所長名で発送していた。 児童福祉法に関わる認可外保育施設の指導監査事務については、権限が知事から市に移譲され、さらに市長から市福祉事務所長に委任された。その後22年度末に市の規則が改正されて市福祉事務所長への委任が削除されたことから、つくば市長名で通知を出すべきところ、市福祉事務所長名のままで発送していた。 一方、生活保護行政に関わる事務については、2019年度から24年度までの6年間で計44件の通知文について誤った発信者名で通知していた。具体的には①遺留金品の処分について、金融機関に対し23年度と24年度に計3件、市福祉事務所長名で通知すべきところ市長名で通知を出していた ②医療扶助や介護扶助の損害賠償請求に関しては、保険会社に対し20年度から24年度までの5年間で計5件、市長名で通知を出すべきところ福祉事務所長名で出していた ➂生活保護受給者らへの費用の徴収に関しては、受給者に対し19年度から23年度まで5年間で計36件、市長名で通知文を出すべきところ、市福祉事務所名で出していたという。 生活保護法に関わる生活保護の行政事務については、市の規則により、市長から福祉事務所長に委任されている事務と委任されていない事務があるにもかかわらず、一部の通知文で誤った発信者名で通知していた。 今年4月、社会福祉課内の職員から指摘があり、過去にさかのぼって調査したところ、誤りが分かった。市の規則について、当時の管理職を含む職員の認識不足が原因という。 今後の対応として市は、市ホームページに関係機関に対するお詫びと、通知文の内容は無効でない旨を掲載すると共に、関係機関と関係者に順次、説明と謝罪を行うとしている。 再発防止策として、根拠法令と市の規則を再度確認し、管理職を含む課内職員全員で適切な運用を徹底していくとしている。 福祉事務所は、社会福祉法に規定された福祉に関する事務所で、福祉6法に定められた事務を行う社会福祉行政機関。市役所とは別の行政機関になるが、市役所内にあり、市社会福祉課など市の関係部署の職員で構成されている。福祉事務所長は市福祉部長が務めている。 【14時15分 訂正】認可外保育施設について「指導監督」を「指導監査」に、生活保護について「扶養義務者」を「生活保護受給者ら」に訂正しました。

「砂の器」の父と子の旅《映画探偵団》87

【コラム・冠木新市】脚本家、橋本忍が橋本プロダクションをつくり、その第1回作品に選んだのが「砂の器」(1974年)だった。すでに脚本は十数年前にできていた。 当初、ハンセン病の父と子を描いた松本清張の原作は非常に入り組んでおり、橋本忍は頭を抱えたそうだ。だが原作にある「その道中どんなことがあったか、それは親子のこじきにしかわからない」との「父と子の旅」の1節に注目し、そこから脚本を構成、共同脚本の山田洋次と仕上げた。松竹で製作予定だったが、内容が暗いためか中止となってしまう。 橋本忍の父親が病の床につき故郷に戻った時、父親の床に2冊の台本が置かれていた。「お前の書いたホンの中でまァまァなのはこの二つや」と「切腹」と「砂の器」をあげ「けど、わしはこの砂のなんとかのほうが好きや」と言い、さらに興行師の経験もあった父親は「この外題(砂の器)は、やりさえすりゃ当たる」との遺言を残している。 その後、橋本忍は各映画会社に企画を持ち込むが、様々な理由を付け皆断ってきた。遂には他の仕事の依頼を受けても、「砂の器」をつくらなければ仕事はやらないとまでに。とうとう独立プロダクションを設立し「砂の器」を自主制作することにした。 すると橋本忍は、映画監督の黒澤明から電話で呼び出された。脚本を読み、冒頭の容疑者捜索シ一ンは意味がなく無駄だし、犯人の愛人が血痕の付着した服を切り刻んで電車からまく証拠隠滅シ一ンがおかしいと指摘を受けた。橋本忍もその欠点には気づいてはいたが、しかし最後まで削除改訂することはしなかった。橋本忍はクライマックスの父と子の旅にすべてをかけていた。 「砂の器」の後半がすごい。①警察庁での捜査会議の席上、今西刑事(丹波哲郎)が殺人事件の背景を語るシ一ン②犯人の作曲家、和賀英良(加藤剛)のピアノコンサートのシ一ン③お遍路姿の病人(加藤嘉)と7、8歳の男の子(春田和秀)の旅路のシ一ン。この3つのシ一ンが同時並行で描かれるからだ。 橋本忍の父親は、捜査会議(義太夫語り)とコンサート(三味線弾き)とお遍路親子(人形)が、人形浄瑠璃の仕掛けだと見抜いていた。 丹波哲郎、加藤剛、加藤嘉、春田少年の演技と全編に流れるピアノとオ一ケストラの音楽には誰もが泣かされるはずである。 父と子の旅のシ一ンは、今西刑事の想像であり、作曲家でピアニスト和賀英良の回想でもある。だから主軸は、父と子の旅の場面だ。セリフはなく、音楽のみで表現される。 私がいつも泣かされるのは、少年が山道から小学校の校庭で体育の授業風景をじっと見つめる場面だ。父親は旅をせかすが、少年は動かない。少年の授業を受けたい思いが痛いほど伝わってくる。『砂の器』の父と子の旅の場面は、戦後の貧しかった日本の社会を象徴するものといえる。 私の父は「砂の器」が公開された年に亡くなった。久し振りに「砂の器」を見直した。サイコドン  ハ  トコヤンサノセ。(脚本家)

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