水曜日, 10月 27, 2021
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県南拠点、みらいのもり保育園内に完成 災害ボランティア防災倉庫

【池田充雄】県社会福祉協議会(社協)が県内各地に整備を進めている防災倉庫「災害ボランティアセンター用資機材ストックヤード」のうち、県南地区の拠点が3日、社会福祉法人関耀会みらいのもり保育園(つくば市鬼ケ窪、関正夫理事長)の敷地内に設置された。関耀会とつくば市社協との間で、施設の維持管理のための覚書も締結された。

ストックヤードは、県社協が県内各地の社会福祉法人と連携し、災害時の被災者支援のための資機材を分散配置するもの。県内全域をおおむね1時間以内でカバーできるよう9カ所を選んでおり、関耀会としては昨年10月、特別養護老人ホームまごころの杜(筑西市西方)に県西地区の拠点を置いたのに続く、2カ所目の設置協力となる。

施設は面積10平方メートル未満のコンテナ型。スコップ、デッキブラシ、一輪車、バケツ、ブルーシート、土のう袋、軍手などの資機材を多数配備し、特に使い捨てマスクは1000枚、防塵マスクは500枚、高圧洗浄機も1台用意した。

初動の立ち上げ早く

目的は、大規模な災害が発生し、被災地の市町村社協が災害ボランティアセンター(VC)を設置したとき、そこで使われる資機材を遅滞なく円滑に提供できるようにすること。

「県社協にも備蓄はあるが、近年は災害が広域かつ同時多発化している。また大規模災害では道路や鉄道などの交通手段が寸断されることも多い。初動の立ち上げを早くし、資機材の不足による支援の遅れが生じないようにしたい」と、県社協の森戸久雄会長は指摘する。

教訓となったのは一昨年の台風19号。県北5市町村に広域的被害が生じ、不足する資機材を現地調達しようにも、被災地のホームセンターなどはどこも商品が品切れ状態になり、苦労したという。このため、県北地域は特に手厚く、3カ所のストックヤードを置くことにした。

関耀会の葉章二副理事長は「今の災害は地震、風水害、コロナなど複合的かつ同時多発的。日々対策にいそしむ社協に感謝申し上げる。当法人の母体である関彰商事は創業以来113年、新しい時代の地域社会を、地域の皆様と共に作り上げるべく取り組んできた。災害に強い安心安全な社会を具現化していきたい」と話した。

つくば市社会福祉協議会の吉場勉副会長は「当会ではこの10年間に東日本大震災、北条地区竜巻被害、関東・東北豪雨と計3回の災害VCを立ち上げ、また県外の災害にもボランティアを派遣しているが、いずれも初動時の資機材確保には苦労した。立派なストックヤードを造っていただき感謝する」とした。

ストックヤードの設置場所となった、みらいのもり保育園

全9カ所の設置場所は以下の通り。今月内に全ての整備が終わる予定だ。

県央 県福祉会館(水戸市)
県北山間 仁川会(常陸大宮市)
県西 関耀会・特別養護老人ホームまごころの杜(筑西市)
県北臨海 日立市社会福祉協議会(日立市)
県南 関耀会・みらいのもり保育園(つくば市)
県南 明岳会・軽費老人ホームピソ天神(かすみがうら市)
県北山間 誉田会・児童養護施設誉田養徳園(常陸太田市)
県西 和風会・特別養護老人ホーム秋明館(古河市)
鹿行 鹿嶋市社会福祉協議会(鹿嶋市)

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