暖かさが続く中、つくば市吾妻、今場司朗さん(50)宅で、季節外れのヒマワリが一輪開花した。
高さ134センチ、花の直径は19センチで、南西に向いた庭に17日、花を着けた。
今場さんは3~4年前から、白い壁沿いに一列種をまき、ヒマワリを咲かせているが、今年は7月に長雨が続いたことから、例年より種まきの時期が遅くなった。
秋になり、他のヒマワリは枯れてしまったが、1本だけ残ったという。
今場さんの妻は「近所を散歩すると木々が紅葉し、落ち葉が散る中、夏に咲くヒマワリが開花するのは珍しいと思う」と話す。
水戸地方気象台の気象観測データによると、19日のつくば市の最高気温は24.4度、20日も最低気温が20度を超え、連日暖かい日が続いている。
ミュージアムパーク県自然博物館の飯田勝明主任学芸主事は「今年は晩秋になっても暖かい日が多いので、ヒマワリが花を咲かせたのでしょう」と話している。