水曜日, 10月 14, 2026
ホームつくば会計検査院指摘の2200万円を返還 つくば市障害者給付負担金

会計検査院指摘の2200万円を返還 つくば市障害者給付負担金

2019年度の会計検査院検査報告で、つくば市が18年度に国から過大な負担金交付を受けていたと指摘された障害者自立支援給付費負担金について、同市は10日、約2200万円を国と県に返還すると発表した。12月補正予算案に計上し議会に提案する予定という。

市障害福祉課によると、過大に交付を受けていたのは、障害者の生活支援事業所や通所支援施設、入所施設などが、障害者の日常生活を支援するのに要した事業費のうちの国や県からの負担金の一部。18年度に実施された事業費約21億9000万円(延べ約2万3000人分)のうち、国から1472万円、県から736万円の負担金計約2200万円を過大に受け取っていた。

国や県の負担金を計算する計算式の掛け率について、同市は財政力指数1以上の掛け率を使わなければならなかったにもかかわらず、同1未満の掛け率を掛けて計算してしまったことが原因という。

会計検査院から19年度に過大交付の指摘を受けた後、国や県と事務処理方法について協議し、今回、返還金額が確定した。サービス事業者に対しては過大な支払いはないとしている。

市は「今後は実績報告書の審査や確認を徹底し、関係機関とより緊密に連携して再発防止に努めます」としている。

➡NEWSつくばが取材活動を継続するためには皆様のご支援が必要です。NEWSつくばの賛助会員になって活動を支援してください。詳しくはこちら

スポンサー
一誠商事
tlc
sekisho





spot_img

最近のコメント

最新記事

飲食店、寺院などで6作品上演 17、18日 土浦まちなか演劇巡り

つながり広げる三つの新企画 土浦市中心市街地を舞台にした演劇祭「つち浦々プチまちなか演めぐり2026」(同実行委員会主催)が17、18日の2日間、同市中央、亀城公園周辺にある飲食店や寺院など6会場で催され、6作品が上演される。4回目となる今回は、子どもたちが描いた絵をアニメーション作品に取り入れた企画や、観劇後に感想を語り合う「語り場」、街を歩きながら演劇と地域の魅力に触れるツアーなど、3つの新しい試みが実施される。作品を上演して観客に見てもらうだけでなく、子どもや来場者、街の人たちとのつながりを広げる試みだ。 今年は「プチ開催」と銘打ち、会場を亀城公園周辺の中央1、2丁目や大手町など、徒歩10~15分で回ることができる範囲に絞った。昨年は船を使った企画もあったなど過去最大規模だったが、会場の範囲が広く観客が回るのに苦労した面もあった。「今年は徒歩でも十分に回れる範囲に会場を絞り、コンパクトにした。その分、演劇祭に関わる入り口を広げた。より深く、土浦の街と演劇を楽しんでもらえたら」と実行委員長の福田琢哉さん(50)は話す。 市内小学生が描いた絵をアニメに 新企画の一つは、市内の子どもたちが作品づくりに参加したアニメーション作品「かいじゅうムベンベ」だ。水戸市で障害者らのアート活動に取り組む団体「自由空間あとりえず〜む」による作品で、アフリカに伝わる伝説の怪獣、ムベンベを題材にしている。 絵を描いたのは、市内のスポーツ鬼ごっこチーム「土浦オニゴッターズ」に参加する小学生ら20人余り。チームのコーチを、上演会場にもなる瀧泉寺(同市中央)の住職が務めている縁で、協力を得た。 ムベンベには決まった姿がない。7月初め、子どもたちはムベンベの紙芝居を聞いてイメージを膨らませ、それぞれが思い描く怪獣を描いた。普段はスポーツに打ち込む子どもたちだが、紙を受け取るとすぐに描き始め、1枚をじっくり描く子もいれば、4、5枚描く子もいたという。 描かれた絵はデータとして取り込まれ、アニメーションの中で動き回る。子どもたちが作品づくりから関わるのは、同演劇祭として初めてだ。上演するのは「かいじゅうムベンベ」と「あおむしくん」の2作品で、小学生以下の子どもと同伴の保護者が無料で鑑賞できる。「子育てをきっかけに演劇から離れてしまう人もいる。地域に、子どもと一緒に気軽に芸術に触れられる機会があればいい」と実行委事務局の根岸佳奈子さん(39)は話す。 演劇と街歩き組み合わせてツアー 演劇と街歩きを組み合わせたツアーも開かれる。参加者は土浦商工会議所を出発し、江戸時代の蔵などが残る中城通りを中心に、旧水戸街道を歩きながら、各所で突然始まる短い芝居を楽しむ。 ツアーを先導するのは、舞台俳優の森裕嗣さんと香取春音さんが演じる「うろつき団」。土浦の街をうろうろと歩く2人組だ。古い地図を手に宝探しに出かける2人に誘われ、観客も団員になったつもりで一緒に街を歩く。途中で芝居を見たり、観光ボランティアガイドから街の話を聞いたりしながら、謎を追っていく。 脚本づくりでは、観光ボランティアガイドから土浦の歴史など街にまつわる話を聞き、物語に取り入れた。上演場所の提供など、地域の人たちの協力も得ている。 感想を話せる「語り場」 観客が感想を共有できる「語り場」も新たに設ける。毎年、亀城公園前の公園ビルにあるイベントスペース「がばんクリエイティブルーム」(同市中央)の1階を演劇祭の総合案内所とし、チケット販売や、観客の希望に応じた観劇コースの提案を行っている。 今年は、同スペースの2階にある畳の部屋を開放する。「観劇に来た人同士で感想を語り合いたい」という過去の来場者の声に応えたもので、スタッフも常駐する。作品の感想を話したい人や、次にどの作品を見るか相談したい人も利用できる。歩き疲れた人が休憩する場所としても活用でき、飲食物の持ち込みも可能だ。「語り合うことも観劇の楽しみの一つ。街の店で買ったパンなどを食べながら、歩き疲れたら休んだりしてもらえたら」と根岸さんは話す。 このほか、4人の女性による合コン前の作戦会議を題材にした「夜は短し、語れよアラサー乙女」(劇団スペースクロラ)、幼児から楽しめる人形劇「あおむしくん」(てんこの人形劇場)、江戸川乱歩の小説をもとにした「江戸川亂(らん)歩リミックス『指』と人間」(鎌ケ谷アルトギルド)、時代小説をテーマにした朗読会「風のこえ」(演劇事務所‘99)、装飾をテーマにしたオリジナル作品「デコレイト」(劇団タイコバン)などが上演される。 福田さんは「『あおむしくん』『デコレイト』『夜は短し、語れよアラサー乙女』など、以前上演した作品を会場を変えて再演もある。上演場所が変わると、作品のつくり方や見え方も変わる。同じ作品でも違いを楽しんでもらえるはず。また、観劇を通じて街を巡りながら、『土浦にはこんな場所もあるんだ』と新たに街を知る機会にしてもらえたら」と参加を呼びかける。 ◆「つち浦々プチまちなか演めぐり2026」は10月17日(土)、18日(日)、亀城公園周辺の飲食店や寺院など6会場で開催される。チケットは、1日フリーパス券が一般3000円(前売り2500円)、22歳以下1500円(前売り1000円)。希望者は、席数限定で事前予約ができる(別途申し込みが必要)。「かいじゅうムベンベ」と「あおむしくん」の2作品は、小学生以下と保護者は無料で観劇できる。(柴田大輔) ◆上演作品と会場は・劇団スペースクロラ「夜は短し、語れよアラサー乙女」=会場は城藤茶店・鎌ヶ谷アルトギルド「江戸川亂歩remix 『指』と人間」=中央二丁目公民館・劇団タイコバン「Decorate」=福来軒・演劇事務所’99 朗読会「風のこえ」=古民家ほんのり・てんこの人形劇場「あおむしくん」=17日・土浦聖バルナバ教会、18日・瀧泉寺寺・自由空間あとりえ“ず~む”「かいじゅうムベンベ」=17日・土浦聖バルナバ教会、18日・瀧泉寺寺・演劇ミニツアー「ウロツキ団と土浦まちなかツアー」=中城通りなど米総合案内所は、同市中央のがばんクリエイティブルーム1階に設けられ、16日(金)までは正午から午後8時まで、17日(土)は午前9時半から午後6時まで、18日(日)は午前9時半から午後5時まで。 ◆チケットの申し込み、イベントの詳細は公式ホームページへ。問い合わせは、つち浦々まちなか演劇めぐり実行委員会のメール(tsuchiuraura@gmail.com)または電話(029-896-3099)へ。

「言葉でなく視線で会話」イタリアの劇団がつくばの保育園で公演

乳幼児など小さな子供たちのための舞台作品で世界的に知られるイタリア・ボローニャ市の劇団「ラ・バラッカ」の公演「ON・OFF」が13日、つくば市鬼ケ窪の私立みらいのもり保育園(久松惠園長)で開かれ、0歳から5歳までの園児約100人が観劇を楽しんだ。照明のオン、オフによって生まれる光と闇の美しさが、子どもたちの好奇心や想像力をかき立てた。 前日の12日、つくばカピオで催された来日公演に続く特別公演で、同園での公演は昨年に続き2回目(25年10月7日付、同10月16日付)。来日公演を主催した文化交流団体「日伊櫻の会」の協力で実現した。 今回の演目「ON・OFF」は、作者の一人でもある同劇団のアンドレア・ブゼッティさんによる一人芝居。ラ・バラッカを代表する演目の一つで、18年前に制作されて以来、世界各地で上演されてきた。赤ちゃんや幼児が光るものに対して示す驚きや関心を、そのまま演劇に落とし込んだといい、みらいのもり保育園の子どもたちからも「照明がついたり消えたりするのが魔法みたいで楽しかった」といった感想が聞かれた。 ブゼッティさんは「0~3歳児の反応はどこの国でもほとんど同じで、どの場面で笑ってどの場面で怖がるかも同じ。3歳以上では違いがあり、イタリアの子どもたちはじっと集中して見てくれたが、日本の子どもたちはすごくハッピーに、声を上げて楽しんでくれた」と話す。 せりふはほとんどなく、冒頭では電気のコンセントを抜いたり差したりする仕草や表情だけで見せた。その後は電球の光を吹き消したり、食べたりするパントマイム的な表現も入ってきて、さらには照明器具をパパやママ、赤ちゃんに見立てた人形劇的な場面もあった。赤ちゃんを何度寝かしつけてもすぐに光ってしまう場面では、子どもたちの笑い声や歓声がひときわ大きくなった。 「歌や踊りも入ってはいるが、単なるエンターテインメントにはせず、演劇が持っている要素を維持するよう心掛けている。また抑揚も大事。子どもたちにはあまりたくさんのことを一気に伝えられない。スローな時間もつくりながら集中は切らさず、沈黙の時間の中でアイコンタクトで子どもたちと会話する。言葉にするのは難しいが、今日も劇中で子どもたちとたくさんの会話ができた」とブゼッティさん。 日本では、小さな子どもが演劇や芸術を理解することは難しいと考えられているが、欧米では7カ月目から演劇鑑賞が可能だとする研究成果もあるという。ラ・バラッカではボローニャ市の委託を受け、劇場や保育所で子どもたちが日常的に演劇に触れられる環境をつくっている。 ブゼッティさんは「子どもは正直で真実で純粋な最高の観客。伝わったときはきちんと応えてくれる。子ども向けに作って演じることで、アーティストとしての自分を磨き育てることもできる」という。 今回の公演から子どもたちが得たものについて、同保育園の久松園長は「言葉だけでなく音や動き、表情などから物語を感じ取り、想像力や感性を豊かにする貴重な経験となった。また一人ひとりが自由に感じ、表現する楽しさを知るとともに、好奇心や探求心を育む機会となった」と語っている。(池田充実)

「学園の森高校」の実現が必要《竹林亭日乗》45

【コラム・片岡英明】9月1日、栃木県立宇都宮南高校の学級増についてのニュースを読んだ。県立高校再編計画(2024~35年)で栃木県は、県内を7地区に分け、中学卒業予定者が20%減る宇都宮地区では宇都宮東高を中等教育学校にし、宇都宮青陵高をフレックス高(多部制・単位制)にすると発表していた。同県に学級増の理由を聞いたところ、「状況に合わせて微修正した」との説明があった。 つくば市内にある県立高の学級増が実現していない茨城県との違いに驚いた。中学卒業者数が減少する中、栃木は学級計画をプラスに修正したが、茨城は生徒が増えているつくばエリアの学級増計画が実行されてない。 市内県立高入学者を比較 茨城県は、2019~26年の高校改革プランで県内を12のエリアに分け、中学卒業者数でエリアの募集学級数を調整することにした。また、つくばエリア(つくば、つくばみらい、守谷、常総市)の生徒数がこの間、440人増えると推計した。これに対し、本来ならば7学級増(私たちの計算)にすべきところを、同プランでは2学級増に抑えた。 ところが、最終年の2026年になっても、2学級増も実現していない。県は募集学級をマイナス修正したようだ。そのため、2026年入試でもつくばエリアの高校受験生は大変な苦労を強いられた。2026年の水戸・土浦・つくば3市の市内全日制県立高への入学者数と市内入学率は以下の通りだ。 ▽水戸市(市内中学卒業者2043人、市内県立高入学者867人=入学率35.8%):①水戸工業162人 ②桜の牧高114人 ③緑岡高111人 ④水戸二高106人 ⑤水戸三高101人 ⑥水戸商99人 ⑨水戸一高39人 ▽土浦市(同1056人、同400人=37.5%):①湖北高115人 ②土浦二高92人 ③土浦工業92人 ④土浦三高78人 ⑦土浦一高23人 ▽つくば市(同2161人、同347人=16.1%):①竹園高216人 ④サイエンス高97人 ⑬筑波高34人 つくば市の市内県立高入学は依然として6人に1人だが、水戸市と土浦市は入学数上位にずらりと地元の県立高が並ぶ。これからも中学卒業者数が増えるつくば市内で、県立高校新設が必要なことは明らかである。 つくば市の市外高への入学数を見ると、②牛久栄進高167 人③土浦二高121人 ⑤伊奈高69人 ⑥下妻二高61人 ⑦牛久高58人 ⑧土浦一高57人 ⑨水海道一高56人 ⑩土浦工高47人 ⑪水海道二高46人 ⑫土浦三高41人―となっており、多くの生徒が毎日の通学に苦労している。 まず、計画があった2学級増を竹園高校で では、どうすればよいか。まず、県が2026年まで増やすと計画した2学級増を竹園高校で実施する。次に、県平均水準に17学級不足しているつくばエリアの県立高の不足解消を求めたい。そのため、私たちの会は7月21日、9回目の県教育委へ要望書で、研究学園駅近くにある「イ-アスつくば」の北側県有地に「学園の森高校」、または同駅南側に「研究学園高校」など、通学に便利なTX沿線に県立高を新設するよう求めた。 栃木県を参考にして、2027年度県立高校定員発表(10月末)では、茨城も学級数をプラスの方向に修正して、受験生と保護者の希望に応えてほしい。(元高校教師、つくば市の小中学生校の高校進学を考える会 代表)

33年間も付き合ったハイエース《鳥撮り三昧》18

【コラム・海老原信一】2026年9月2日、車との32年と9カ月の付き合いに終止符を打つ日がやってきた。家族とのキャンプやスキー、野鳥を求めての野宿旅、普通の人なら入らないような所へと入り込んでは、あちらをこすり…、気が付けば「身体」はボロボロになっていた。 文句ひとつ言うでもなく、1993年11月5日登録のハイエースは40万7000キロも走り続けてくれた。8月30日、「もうこれでお終わりにしたい」と言われたような故障が発生。何とかならないかと思案したが、そう理解した。恥ずかしい話だが、涙があふれた。 長過ぎた付き合いだった。いろんな思いが詰まってしまっていた。それは家族との思い出であり、自身の生きてきた時間そのものだから。代わりの「相方」が必要なので、前車と同様に頑張ってくれる車種を探すが、価格高騰がネックとなっている。野鳥を求める旅には支障があるけれど、しばらくは悩み続けよう。 鳥たちと毛虫 9月下旬から10月中旬にかけて、桜が植えられている場所で、葉が色付き、落ち始めるとカッコウの仲間が姿を見せる。これまでの観察経験ではツツドリの幼鳥が多い。旅の途中、栄養補給のため桜に着く毛虫を求めて来るのだ。 毛虫は人には嫌われる存在だが、鳥たちには大事な食料。とはいえ、くちばしに毛虫をくわえているのを見ると、「それを食べるんかい」との思う。自分が口にしているのを想像してしまうからなのかもしれない。それでも、毛虫を食べる人もいるようで、その人の書いたものを読んだ記憶がある。 かの鳥たちは桜の葉が無くなるころにはいなくなるが、一体どのくらいの毛虫を食するのだろう。彼らが食べることで桜が守られることもある。そう考えると、他の命を支えるという相互の関係が思われる。世の中はそんな関係で成り立ってるのかもと思う。(写真家)