つくば市は6日、市つくばほがらか給食センター谷田部(同市藤本)が同日、市内の中学校に提供した給食食器の一部が汚れていたことから、食器などを取り換えたと発表した。取り換えにより食事時間が遅れ、同学年は、午後の1時間の授業を取り止めた。生徒への健康影響はないという。
市健康教育課によると、給食の配膳を始めた同日午後0時40分ごろ、教師が、おわんと皿に、ニンジンやキャベツなどの野菜が付着したり、食器が油っぽいことに気付いた。
同クラスは直ちに配膳を止め、他の食器が汚れてないか確認した。同じ学年の他のクラスも配膳を中止した。
同校は併せて同給食センターに連絡。同センターは、同学年の食器を交換した。さらに、汚れてない食器ですでに給食を食べ始めた生徒が数人いたため、食器に盛る料理も交換した。
一方、他の学年の食器に汚れは無かったという。
同給食センターは、最新の調理機器を備えた施設として今年完成した。4月から稼働する予定だったが、コロナ禍で学校が休校となったため、6月8日から給食の提供を開始したばかり。現在、市内の幼稚園と小中学校31校に約1万2000食を提供している。
調理などは業務委託により、県外に本店がある業者が請け負っている。食器については自動洗浄機で洗い、その後、従業員が枚数などを確認し、乾燥・消毒して使用しているという。
同課は、汚れの原因を調査し、再発防止に努めたいとしている。
一方、中学校は同日、保護者にメールし状況を通知し謝罪した。