水曜日, 2月 4, 2026
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13人超の41人が届け出 つくば市議選告示

【鈴木宏子】任期満了に伴ってつくば市長選と同日の18日告示された同市議選(定数28人)には、定数より13人多い41人が立候補を届け出た。有権者数は18万7565人(17日現在)

内訳は現職が23人、新人が17人、元職が1人。政党別は自民11人、公明3人、共産3人、市民ネット4人、新社会1人、諸派1人、無所属18人。男女別は男性26人、女性15人。現職5人が引退する。

▷つくば市議選立候補者一覧 届け出順(氏名・敬称略、年齢、職業、政党・政治団体、現職・新人・元職の別・過去の当選回数)

五頭 泰誠(ごとう・やすまさ)52 つくば市産業育成協議会代表理事 自現②
【略歴】栃木県立小山高校卒。TOKYO自民党政経塾13期生。つくば秀英高校PTA会長。境町出身。吉瀬在住。

高野 文男(たかの・ふみお)57 損保代理店 無現①
【略歴】藤代高校卒。元牛久茎崎ライオンズクラブ会長。元県倫理法人会副事務長。つくば中央倫理法人会相談役。つくば市出身。上岩崎在住。

浜中 勝美(はまなか・かつみ)67 政党役員 公現③
【略歴】中央大学卒。党茨城第6支部副総支部長。つくば市出身。上郷在住。

鶴田真子美(つるた・まこみ)55 動物愛護団体理事長 無新
【略歴】東京外語大学大学院修了。武蔵野音楽大学講師。NHKイタリア語会話講師。動物愛護団体「認定NPO法人CAPIN」理事長。神戸市出身。二の宮在住。

仲村 健(なかむら・けん)38 大学院生 無新
【略歴】筑波大学大学院システム情報工学研究科修了。元NTT東日本社員。元筑波大学職員。筑波大学大学院博士後期課程。埼玉県所沢市出身。研究学園在住。

飯岡 宏之(いいおか・ひろゆき)68 会社員 無元⑤
【略歴】日本大学理工学部卒。元アイ・エヌ・エー筑波研究所勤務。飯岡建設営業。市こども会育成連合会会長。つくば市出身、上野在住。

加藤 純子(かとう・じゅんこ)72 無職 無新
【略歴】元婚活支援事業「ハッピーサークル」代表。元中高年男女の親睦支援事業「ゆうゆうクラブ」代表。小田自治会会長。つくば市出身。小田在住。

鈴木富士雄(すずき・ふじお)72 農業 自現⑥
【略歴】下妻一高卒。元市議会議長。全国芝生協会会長。土浦税務署管内納税貯蓄組合連合会筆頭副会長。つくば芝生事業協同組合顧問。つくば市出身。寺具在住。

皆川 幸枝(みながわ・ゆきえ)49 市議 市民ネット現②
【略歴】山形大学人文学部卒。元ソフトウエア開発会社勤務。元生活クラブ生協茨城理事。山形県南陽市出身。高崎在住。

山中 真弓(やまなか・まゆみ)42 党市委員 共現①
【略歴】茨城大学農学部卒、東京農工大学大学院連合農学研究科修了。元ツムラ勤務。現共産党つくば市委員会委員。栃木県市貝町出身。並木在住。

川久保皆実(かわくぼ・みなみ)34 弁護士 無新
【略歴】東京大学大学院法学政治学研究科修了。鳥飼総合法律事務所勤務。IT会社「リージット」代表取締役。IT会社「シンプルウェイ」取締役。つくば市出身。竹園在住

長塚 俊宏(ながつか・たかひろ)58 会社社長 自現①
【略歴】茨城高校卒。元土浦関東商事社長。県環境保全協会副理事長。学園関東サービス社長。つくば市出身。谷田部在住。

小村 政文(こむら・まさふみ)26 勝手につくば大使 無新
【略歴】筑波大学生物資源学類卒。情報サービス業「勝手につくば大使」。北海道網走市出身。花島新田在住。

川村 直子(かわむら・なおこ)48 市民ネット運営委員 市民ネット新
【略歴】日本福祉大学社会福祉学部卒。元日本聖公会名古屋学生青年センター主事。新潟市出身。花園在住。

藤岡 輝子(ふじおかてるこ)49 中国語通訳 自新
【略歴】水海道一高、中国・南京大学卒。元常総市議2期。ヤギ出張レンタル会社「山羊印本舗」経営。農産物直売所「七福交換の郷」経営。常総市出身。手代木在住

山本 美和(やまもと・みわ)50 政党役員 公現③
【略歴】創価大学卒。元松代小父母と教師の会会長。元手代木中PTA会長。元土浦一高PTA会長。市議会副議長。つくば中央ライオンズクラブむすび支部会長。東京都出身。松代在住。

神谷 大蔵(かみや・だいぞう)47 会社役員 自現②
【略歴】霞ケ浦高校卒。元つくば青年会議所理事長。市議会議長。つくば観光コンベンション協会副会長。つくばフェスティバル実行委員長。つくば市出身。沼田在住。

中村 重雄(なかむら・しげお)50 自営業 無新
【略歴】東洋大牛久高校卒。中村米穀店社長。元市消防団谷田部第一分団長。元谷田部中おやじの会会長。市商工会理事。内町評議委員会委員長。つくば市出身。谷田部在住。

木村 修寿(きむら・しゅうじ)66 元つくば市職員 無現②
【略歴】土浦日大高校卒。元谷田部町職員。元つくば市職員。市島名地区体育協会会長。市島名地区まちづくり協議会副会長。保護司。つくば市出身。島名在住。

小野 泰宏(おの・やすひろ)60 政党役員 公現⑤
【略歴】中央大学経済学部卒。元大曽根小PTA会長。元大穂中PTA会長。党つくば支部長。党茨城第6総支部長。くすのき会会長。常総市出身。花畑在住。

木村 清隆(きむら・きよたか)56 市議 無現②
【略歴】日本大学卒。元連合茨城副会長。元産別労組JAM茨城副委員長。国際IC日本協会理事。市立豊里中学校評議員。つくば市出身。上郷在住。

久保谷孝夫(くぼや・たかお)69 会社役員 自現⑨
【略歴】東洋大牛久高校卒。元久保谷商事役員。ミユキコーポレーション役員。つくば市出身。前野在住。

木村 芳美(きむら・よしみ)57 行政書士 無新
【略歴】吉沼中卒。石下高校中退。つくば市出身。西高野在住。

須藤 光明(すどう・みつあき)78 市議 自現⑤
【略歴】上郷高校卒。元市経済部長・企画部長。県つくば芝振興協議会会長。インプルーブファーム代表取締役。つくば市出身。吉沼在住。

黒田 健祐(くろだ・けんすけ)39 市議 自現②
【略歴】学習院大学文学部哲学科卒。元会社員。つくば青年会議所理事。つくば市出身。東平塚在住。

野友 翔太(のとも・しょうた)26 自営業 無新
【略歴】早稲田大学社会科学部卒。元会社員。システム企画・運用支援の自営業。稲敷市出身。研究学園在住。

塚本 洋二(つかもと・ようじ)48 会社顧問 自現③
【略歴】県立土浦産業技術専門学院卒。元大曽根タクシー整備管理者。信輝インターナショナル顧問。社会福祉法人博愛会理事。つくば市出身。花畑在住。

滝口 隆一(たきぐち・りゅういち)72 党市副委員長 共現⑨
【略歴】法政大学社会学部卒。元土浦信用金庫職員。元民青同盟茨城南部地区委員長。土浦市出身。栄在住。

宮本 達也(みやもと・たつや)48 宮本ファーム代表 無新
【略歴】谷田部高校卒。元市農業委員。つくば市谷田部農協理事。県猟友会谷田部支部事務局。つくば市出身、飯田在住。

小森谷佐弥香(こもりや・さやか)46 薬剤師 市民ネット現①
【略歴】富山医科薬科大学薬学部卒。元製薬会社MR勤務。薬剤師。前橋市出身。研究学園在住。

小久保貴史(こくぼ・たかし)47 農業生産法人代表 自現②
【略歴】八ケ岳中央農業実践大学校卒。元・小久保造園土木社長。元つくば青年会議所理事長。元筑波東中学校PTA会長。農業生産法人筑波農場代表。つくば市出身。小田在住。

ヘイズ ジョン 57 会社経営 無現③
【略歴】カナダ・リジャイナ大学卒、音楽教育学学士取得。元英会話教師。イマジネリク代表取締役。カナダ出身。二の宮在住。

浅野英公子(あさの・えくこ)59 市民ネット運営委員 市民ネット新
【略歴】東京外国語大学卒。元学習塾経営。元高校講師。元オーガニック検査員。富山市出身。吾妻在住。

下神納木加枝(しもこうのき・かえ)38 理学療法士 自新
【略歴】四條畷(しじょうなわて)学園短大卒。一般の病院で7年、動物病院で7年勤務。県理学療法士会理事。NPO法人HA-HA-HA理事。大阪府堺市出身。みどりの東在住

中山 道世(なかやま・みちよ)34 飲食店経営 無新
【略歴】藤代紫水高校卒。JTBトラベルカレッジ中退。中国上海で飲食店勤務。カクテル世界大会優勝。飲食店経営。つくば市出身。二の宮在住。

福田 恵(ふくだ・めぐみ)35 会社社長 政治団体「スーパークレイジー君」新
【略歴】東放学園高等専修学校卒。エステサロン「美肌コンシェルジュ」代表取締役。経営コンサルタント。阿見町出身。赤塚在住。

伊藤 栄(いとう・さかえ)56 行政書士 無新
【略歴】湘南高校卒。元陸上自衛隊勤務。行政書士伊藤栄事務所代表。山形県東根市出身。研究学園在住。

橋本 佳子(はしもと・けいこ)66 党県委員 共現⑤
【略歴】聖徳学園短大保育科卒。共産党茨城県委員。土浦市出身。自由ケ丘在住。

金子 和雄(かねこ・かずお)76 党県委員長 新社会 現⑨
【略歴】NHK学園卒。元竹内猛社会党衆院議員秘書。元県立土浦養護学校後援会会長。群馬県高崎市出身。下広岡在住。

塩田 尚(しおた・ひさし)70 行政書士 無現⑧
【略歴】神奈川大学法学部卒。行政書士。愛媛県四国中央市出身。真瀬在住。

田中 美華(たなか・みか)38 販売員 無新
【略歴】立正大学法学部卒。元飲食店店員。販売員。常総市出身。島名在住。

(18日午前11時現在)

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消費期限切れ食品を冷凍自販機で販売 つくばまちなかデザイン

保健所が販売停止を指導 つくば市のまちづくり会社「つくばまちなかデザイン」(つくば市吾妻、内山博文社長)が設置、管理する冷凍食品自動販売機で、1月9日から14日までの間、消費期限切れの食品が販売されていたことが分かった。つくば保健所の指導を受けた同社は、該当食品の販売を17日から停止し、現在までに同自販機による全食品の販売を停止している。 同社は購入者に対し返金対応を行うとしているが、同社による事態の告知は自販機への貼り紙と、冷凍食品製造事業者を含む飲食店経営者による有志グループ「旨がっぺTSUKUBA(つくば)」のインスタグラムとフェイスブックなどに限られ、つくば市が出資する第3セクターとしての説明責任が問われる。 販売が停止された自販機は、つくば駅前のつくばセンター広場ペデストリアンデッキ上に設置されている。同社がSNSと自販機に掲示した「お知らせ」によると、販売された消費期限切れの食品は「8大アレルゲンフリー 米粉の焼き菓子おまかせ3点セット」。1月9日、12日、14日の3日間に計4点が購入されていたことが確認されている。消費期限は、購入された時で最大で1週間が過ぎていた。その他に、消費期限が最短で1日以内だった1月1日と6日に購入された2点についても返金するとしている。 コロナ禍発 同自販機が設置されたのは2023年。つくばまちなかデザインが、市内などの飲食店経営者などによる有志グループ「旨がっぺTSUKUBA」とともに立ち上げた実行委員会のプロジェクトとして設置した。同グループは、コロナ禍による外出自粛が呼び掛けられた2020年に、県内飲食店のテイクアウト情報をフェイスブックで発信していた活動を母体としている。冷凍自販機設置に際して同実行委は、PR費用などに充てるとしてクラウドファンディングを実施し、46人の支援者から56万9590円を集めた。 告知は貼り紙と飲食店グループのSNSのみ 消費期限切れ食品の販売が発覚したのは1月17日。まちなかデザインは同日、「旨がっぺTSUKUBA」のインスタグラムとフェイスブックに掲載した同社名義の「消費期限切れ商品の販売に関するお詫びとお知らせ」で、問題が起きた経緯について「弊社による商品管理不足とコミュニケーションの不調」によるなどと説明し、返金対応を行うとした。同時に、自販機に貼り紙を貼り、購入者に連絡を呼び掛けている。一方で、食品の自販機の設置者であり、商品の管理責任を負うまちなかデザイン自身の公式ホームページや、会社のSNSアカウントでは、2月2日時点で、消費者に対する説明や購入者への呼び掛けは行われていない。 社長「大きな問題は起きてない」 取材に対して同社の内山社長は、今回の経緯について、「旨がっぺTSUKUBA」のSNSに公表した文書を念頭に、「あそこに書いてあることが全て」とし、「体調が悪くなったなど、特段、消費者から問い合わせもなく、大きな問題が起きているということはない。問題等があれば、しっかり発表する」と述べ、問題発生に関する詳細な経緯の説明を避けた。 また、市民からの疑問と不安の声を受けて取材を始めたことを伝えると、「『市民の方から』と言えば、なんでも話さなければいけないのか。その方から直接問い合わせをいただければ、私どもも真摯(しんし)に対応する」と述べた。今後については「保健所の指導を受けながら、誰の責任で、どう行うべきか考えていきたい。再開については、はっきりした段階でお伝えしたい」とした。 複数業務兼ね管理行き届かず つくば保健所によると、保健所が事態を把握したのは、問題が発覚してから2日後の19日。問題となった冷凍自販機に食品を納入している業者からの通報がきっかけだった。この時点で該当食品の販売は停止されていたが、まちなかデザインから保健所への連絡はなかった。そのため保健所は同日、同社に電話連絡し、同社が保健所を訪問。保健所は食品衛生法に基づき、施設の衛生管理状況や取扱者の衛生教育などを評価する「食品衛生監視指導表」を交付し、事態改善に向けた指導を同社に対して行っている。 同保健所は「自販機の設置者であるつくばまちなかデザインが、納入された商品の管理と自販機への補充を行ってきた」と、設置だけでなく、商品管理もまちなかデザインが担っていたとした上で、問題が起きた経緯については「自販機販売の担当者が、他の複数業務を兼ねていた。人手不足の中で、商品管理が行き届かず、期限切れの商品が販売された」と原因や背景を分析する。 今後、まちなかデザインから提出される改善案を見た上で、改善措置が図られたと判断した段階で、販売再開が可能になるとしている。 今回の「消費期限切れ」について保健所は「食品表示法により、健康被害の恐れから消費期限が切れた商品を販売することはできない。期限が切れた食品は、もう食べられない状態」にあるとし、厳格な管理が必要との認識を示した。一方で、今回販売されたのが冷凍食品であることから重大な健康被害に直結しにくいとの見方を示し、より期限に猶予期間のある「賞味期限」表示が適切だった可能性にも言及した。 市がどう考えているか知りたい  今回販売された焼き菓子をこれまでたびたび購入してきたという、ブックカフェ「本と喫茶サッフォー」(同市天久保)を経営する山田亜紀子さんは「丁寧に作られていて、安心して食べられるお菓子。美味しくて、好きで食べていた」と話し、自身も食品販売に携わる立場から「食品管理は食中毒を出せば営業できなくなり、経営に直結する問題。一番気を使う部分だ」と指摘する。 さらに「自販機は市民以外も含め誰でも購入できる場所にある。本来、安全を最優先しなければならないはずなのに、食べ物をずさんに扱っている印象を受ける」と不安を口にした。さらに「こうした会社に市が税金を出資している。市としてどう考えているのか知りたい」と話した。 市と会社に説明責任ある これまで市議会でたびたび同社の経営状況や将来負担などについて質問してきた山中真弓市議は「市は、まちなかデザインに6000万円を出資し、指定管理者に指定して、自販機が設置されている場所を含むつくばセンター広場の管理を任せている。市民の税金が投入されている以上、同社は市民に対して問題を説明する責任がある」と指摘する。 その上で、「自販機が設置されている場所は市の土地であり、市職員が同社の取締役に入っている。市が無関係とは言えない」とし、「市にも、市民に対して説明する責任がある。また、まちなかデザインが食品を扱うノウハウがあるのか、確認する必要がある」と述べた。 市は保健所に委ねる姿勢 一方、つくばまちなかデザインを担当する同市学園地区市街地振興課は今回の件について「(まちなかデザインは)保健所の指導に従ってもらいたい」との認識を示すにとどまっている。(柴田大輔)

人の意見を聞く勇気《続・気軽にSOS》169

【コラム・浅井和幸】言葉は、その発する人の思いを相手に伝えるための道具です。そして、その言葉を受け取る人の解釈によって意味が変わることがあります。さらに、その人が相手に伝えるときに使われて、会話が成立します。 「白くてふわふわしている」という言葉も、発信した人と受け取った人とが思い浮かべるものが全く同じであることはほとんどないでしょう。経験も、その時の気分も、何を優先順位とするかも違う、それぞれの人生を生きているのですから。 相手との違いが分かっていると、より分かってもらおうと発信側も工夫するものです。違うことが分かっていると、より分かろうと受け取る側も考えます。初めて会う、違う文化の人には、ていねいなコミュニケーションを取ろうとするものです。 以前、学者の方から笑い話で聞いたことがありますが、世界各国から研究者が集まる学会などで、たどたどしい英語でコミュニケーションをとっているときは気持ちが通じ合う感覚があるのに、長年連れ添った妻とは同じ日本語で話をしているにもかかわらず、お互いが相手の言っていることが分からなくなることがある、と。 ていねいな対話とか情報交換 私たちは、関係性の距離によって、コミュニケーションがていねいになったり、雑になったりします。もちろん、ある程度お互いの癖が分かっているのに、ていねい過ぎるやり取りは無駄な時間を使います。簡単にした方がよいこともあるでしょう。 うまくいっているときは、コミュニケーションは端折(はしょ)ってもよいと思います。しかし、コミュニケーションがうまくいかないときは、自分の言いたいことを分かってと我を通すだけでなく、ていねいな対話とか情報交換が必要になります。 意外なことではありますが、ケンカをしている両者が実は目的や希望が相反することでないことは多いものです。それどころか、同じであることも珍しいことではありません。ケンカしている相手の言葉は聞きたくないでしょうが、相手の話したいことを理解することから始めましょう。(精神保健福祉士)

【ファクトチェック】外国人労働者は日本人の雇用を奪っているのか 衆院選’26

候補者の主張をデータで検証 衆院選では、一部の候補者から外国人労働者や移民をめぐる主張がなされている。「失業者が増える一方で、外国人労働者を受け入れている」「移民が増えれば治安が悪化する」といった訴えは事実に基づくものなのか、公的統計や国際的な研究データをもとに検証する。 日本人失業者と外国人労働者の関係は 茨城6区から立候補した参政党の堀越麻紀候補は、選挙戦の第一声で「180万人の失業者が出ている。去年も7万人増えた。苦しんでいる日本人がいるのに、政府は人手不足を理由に安い外国人労働者を海外から受け入れている」と述べ、日本人の雇用支援を優先すべきだと訴えた。 では、統計は何を示しているのか。 総務省が2026年1月30日に公表した25年12月の労働力調査によると、就業者数は6842万人で、前年同月比31万人増と41カ月連続で増加した。一方、完全失業者数は166万人で、5カ月連続の増加となり、前年同月比で12万人増加している。完全失業率は2.6%で、コロナ禍以降の2023年から現在まで、2.5から2.6%の範囲で推移している。 国際比較で見ると、日本の失業率は低水準にあることがわかる。OECD(経済協力開発機構)が2025年6月に公表した報告書によれば、加盟する38カ国の24年5月の平均失業率は4.9%で、日本はこれを大きく下回っている。OECDは同報告書で「日本の労働市場は安定を維持している」と評価している。 外国人労働者はどこで働いているのか 一方、外国人労働者数は増加を続けている。厚労省の統計によると、2025年10月末時点の外国人労働者数は257万人で、前年比11.7%増となり、13年連続で過去最多を更新した。 しかし、国内の雇用環境を見ると、全体としては依然として人手不足の状況にある。2025年の平均有効求人倍率は1.22倍で、24年から0.03ポイント低下し2年連続の低下となったが、求人数が求職者数を上回る状態は続いている。19年に1.60倍だった求人倍率は、コロナ禍の20年に1.18倍まで落ち込んだが、23年には1.31倍まで回復し、24年、25年はやや低下しつつも一定水準を維持している。 業種別に見ると、人手不足はより鮮明だ。2025年11月時点のパートを含む有効求人倍率は、建設・採掘従事者で5.31倍、介護サービスで3.96倍、飲食店やホテルなどの接客・給仕職で2.51倍、製造業を含む生産工程従事者でも1.55倍となっている。 外国人労働者の就業先は、こうした分野に集中している。2025年10月末時点の「産業別外国人雇用事業所数及び外国人労働者数」によると、外国人労働者257万人のうち、製造業が約63万人(24.7%)と最も多く、飲食・宿泊業が約31万人(12.4%)、医療・福祉(介護職を含む)が約14万人(5.7%)、建設業が約20万人(8.0%)を占めている。 これらのデータから、低水準の失業率と売り手市場ともいえる雇用環境の中で、特定業種において深刻な人手不足が続いており、外国人労働者が人手の集まりにくい分野を補う役目を果たしていることが読み取れる。 堀越氏は、日本人失業者と外国人労働者の双方が増えていることに関連があるかのように主張するが、両者のあいだに直接的な因果関係を示す統計的な裏付けは確認できない。 「移民が10%を超えると治安が悪化」は事実か 堀越氏は、「ヨーロッパで移民の比率が人口の10%を超えた国では治安が悪化している」とも主張した。 EU統計局によると、2024年1月時点で、EU全体の人口に占める外国出身者の割合は13.3%に達している。加盟27カ国のうち、約51%のルクセンブルクをはじめ、ドイツ、フランス、スペイン、スウェーデン、オーストリアなど11カ国で外国出身者が人口の10%を超えており、「10%超」はEUでは珍しい状況ではない。 ドイツ・ミュンヘンに拠点を置くifo経済研究所は、外国出身者が人口の14.5%を占めるドイツについて、2018年から23年までの警察統計を分析した。その結果、「地域内の外国人比率の上昇と犯罪率との間に明確な相関関係は見られない。特に、難民についても同様」と結論づけている。スペインでも、移民流入と治安悪化を結びつける統計的裏付けは確認されておらず、主要犯罪件数は横ばいから減少傾向にある。EU全体で見ても、治安が長期的に悪化している傾向は確認されない。23年の殺人による犠牲者数は3930件で、13年と比べて約15%減少している。この間、EU全体で外国出身者は約50%増加している。 フランスの経済学者ジェローム・バレット氏は、欧州の独立系メディア「ヴォックス・ヨーロップ」の取材に対し、「移民と犯罪のあいだに直接的な因果関係は存在しない」とした上で、「若年、貧困、不安定な雇用といった社会経済的要因は犯罪リスクを高めるが、これは移民であるかどうかとは別の問題だ」と指摘する。EUも公式文書で、「移民と犯罪を単純に結びつける言説は、事実よりも印象や先入観に基づいて広がりやすい」と警鐘を鳴らしている。 検証から見えるもの 以上の統計や専門家の分析などを踏まえると、「外国人労働者が日本人の雇用を奪っている」「外国人比率が人口の10%を超えると治安が悪化する」といった主張は、正確ではないと結論づけられる。(柴田大輔)

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【コラム・岡田富朗】筑西市にある廣澤美術館は2021年1月2日に開館しました。本館の設計を手がけたのは建築家・隈研吾氏です。全国各地から集められた約6000トンもの巨石が配された建築は、力強い存在感を放っています。敷地内には芝生の庭や竹の庭、そして本格的な日本庭園が広がっており、庭園を目当てに来館される方も多いそうです。 廣澤美術館が位置する「ザ・ヒロサワ・シティ」は東京ドーム約1.2個分に相当する5万6000平方メートルの広大な敷地を誇り、陸・海・空・宇宙の乗り物がそろう「ユメノバ」というテーマパークがあり、博物館にはクラシックカー、航空機、ロケットなどが展示されており、さらには宿泊施設まで備えられています。 美術館では、横山大観、板谷波山、松井康成、鶴岡義雄といった茨城県ゆかりの作家から、棟方志功、中川一政、千住博、齋藤清、伊東深水など、日本美術を代表する作家の作品を幅広く所蔵しています。展示は2カ月から2カ月半ごとに入れ替えられ、何度訪れても新たな出会いがあります。 陶芸の匠 東西展 2026年1月28日から4月5日までは「陶芸の匠 東西展」が開催されます。東は板谷波山、濱田庄司、加守田章二、松井康成、島岡達三、田村耕一、西は富本憲吉、楠部彌弌、河井寛次郎、大樋長左衛門、清水卯一、三輪休雪と、東西を代表する名匠たちの作品を楽しむことができます。 黄金の茶道具 さらに注目すべきは今年の大河でも注目されている、豊臣秀吉ゆかりとされる「黄金の茶道具」です。文禄・慶長の役で功績を挙げた藤堂高虎に秀吉が与えたと伝わるこの茶道具は、2024年の特別展で初めて一般公開されました。現在は廣澤美術館本館から浄(きよら)の庭を抜けた敷地奥に位置する「つくは野館」にて常設展示されています。 秀吉と藤堂高虎 豊臣秀吉と藤堂高虎については、金の茶道具にまつわる以下のような逸話が残されているそうです。 秀吉が明(中国)征服を目論(もくろ)み、朝鮮半島に進軍した文禄・慶長の役(1592~93、1597~98)に出征した高虎は、船奉行として水軍を率いて活躍しました。秀吉はその敢闘を称え、高虎の出家を引き止めて伊予国板島(現愛媛県宇和島市)7万石の大名に取り立てました。 その後も1万石を加増するなどひときわ厚遇し、さらに褒美の一つとして自らが黄金の茶室で愛用していた金の茶道具を授けたと伝えられているそうです。 また1732(享保17)年には、神戸藩から常陸下館藩に加増移封となった藩主石川総茂のもとに藤堂高虎の孫娘が正室として嫁ぎ、明治までの約140年間、石川家は下館藩主として下館(現筑西市)の地を治めており、藤堂家と筑西市との深いつながりを見ることができます。(ブックセンター・キャンパス店主)