【崎山勝功】第54回関東サッカーリーグ最終節となる第9節が4日、龍ケ崎市中里の流通経済大学たつのこフィールドで行われた。同リーグ1部のジョイフル本田つくばFC(本拠地つくば市)は、流通経済大学FC(龍ケ崎市、同大サッカー部3軍に相当)に2-3で敗れた。
無観客での最終戦となった。つくばは1勝8敗で勝ち点3となり、リーグ参加10チーム中、最下位でリーグ戦を終えた。
前半はこう着状態が続いたものの、つくばは前半37分、FW小野瀬恵亮が先制点を決め、1-0で前半を折り返した。
後半は流経大が反撃に転じ、後半9分に失点を許し流経大に同点に追いつかれた。
つくばは同15分、FW宮本英明が2点目を決め、2-1と再度、突き放したが、同36分に流経大に同点に追いつかれた上、同45分には3点目を取られて逆転された。
試合終了後、つくばの小松祐己監督は「全体的に勝てるチャンスがある試合が多い中で、自分たちから(試合の)流れを崩してしまったというのが多いので、そこがこの結果(リーグ最下位)につながった」と話し、来シーズンの巻き返しを誓った。
今井渓太主将は「今回に限らず今シーズンは難しい状況ではあったが、結果が出ていないのが全てだと思う。ただ選手たちは一人もサボることなく全力でプレーしたと思うし、そこに結果が付いて来なかったのが残念だけど、この経験から得られるものも多いので、次につなげていけるように頑張りたい」と選手たちをねぎらった。
一方、最終節を勝利で飾りリーグ9位にとどまった流経大の高木建太監督は「社会人という、学生リーグにはない、経験豊富な大人たちの中でやれるというのは選手たちにもプラスになるし、いい経験になれたかなと思うのと、もっと勝ちにこだわる、というところを選手一人ひとりが良くしていかなければいけない」と語った。
横山順主将は「勝ち点が1しか無かったので、しっかり勝利して勝ち点3を取りにいこう、というのを全体で話して臨んだ試合だった。最初は失点したけど逆転してしっかり勝ち切ることができた。最終日にいい試合ができた」と話した。