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不登校も特別支援学級もない学校を語る つくばの市民団体などがオンライン授業

【川端舞】不登校も特別支援学級もない、障害のある子もない子も同じ教室で一緒に学ぶインクルーシブ教育を目指している小学校がある。大阪市立大空小学校だ。つくば市で障害のある人もない人も通えるバリアフリーヨガや、知的障害のある青年たちのバスケットボールチームを運営している民間会社「PSYCHE(プシュケ)」(福原美紀代表)が9月5日、大空小学校の元校長を招いてオンライン授業を開催する。

大空小学校は、同校の1年間を追ったドキュメント映画「みんなの学校」が2013年度に文化庁芸術祭大賞を受賞し注目を集める。映画は7年たった今でも全国各地で上映されている。

9月5日のオンライン授業では、映画撮影当時、大空小学校の校長だった木村泰子さんが「木村先生のみんなの授業」と題し、インクルーシブ教育を語る。

主催は「PSYCHE」のほか、障害者団体「つくば自立生活センターほにゃら」、多様な人たちが関われる空間を目指した朝市をつくば市内で開催している「まめいち」。

当初は今年3月に「みんなの学校」映画上映会、4月には木村さんをつくばに呼んで「みんなの授業」を開催する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止になっていた。

大声を出すのには理由がある

PSYCHEを運営し、自身も知的障害のある20歳の長男を持つ福原美紀さん(48)は、去年東京で木村さんの講演会に参加した。重度障害のある子が保護者と参加していて、その子が講演中に大きな声を出してしまい、保護者は周りを気にして退席しようとしていた。それを見た木村さんは親子に対し、「帰らなくていいよ」と語りかけた。そして木村さんはこんな話をしたという。

「大空小学校では、新任の教員が教室で大声を出す子を静かにさせようとすると、周りの子どもたちが教員に『この子は理由があって大声を出しているんだ』と声をかける。授業中に出歩く子がいて、黒板が見えなかったら、周りの子どもたちが自分の机を移動させ、黒板が見える位置に行けばいい」。

この話を聞いて、福原さんは気持ちが楽になったという。障害児を育てていると、迷惑をかけないようにと常に気にしてしまう。大空小学校のような環境があれば、障害児の子育てが楽になると思った。

福原さんは、つくばの教育関係者や福祉関係者、障害に関わる様々な人に木村さんの話を聞いてほしいと、「みんなの授業」を企画した。

当日、午前中は現職教員や教員志望の学生、福祉施設の職員などを対象とした授業を、午後は障害に関わらず、生きづらさを抱えた人など、どんな人でも参加できる授業を開催する。午前の部は満席になったが、午後の部はまだチケットを販売している。

◆チケットは2000円。購入方法はhttp://ptix.at/OZD2qs

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