日曜日, 2月 22, 2026
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《食とエトセトラ》5 夏こそ革の手袋

【コラム・吉田礼子】6~7年前だったろうか。ひときわ暑い8月、お祭りやお盆など行事が目白押しで、夏休みも終わろうとするころ。2学期に向けてのリセットにと、夫と娘家族3人でちょっと遠めのドライブに行くことにした。実家がある宮城県は遠すぎるので、群馬県に隣接する軽井沢を選んだ。朝早く出れば日帰りもできる距離。ドライバーも3人となれば心強い。

早起きして緑深い山路へと向かう。陽も昇り陽射しが気になってきたころ、いつもバッグに入れているUVカットのロンググローブがないことに気付いた。そこでグローブボックスを探してみると、冬場に重宝していた革の手袋を発見。

冬用と決め込んでいたはずなのに意外に使いやすい。陽は遮断され、手の甲は日焼けの心配がなく、裏地のおかげで中が熱くならない。さらにドライブ手袋としても優れもの。滑りにくいことは言うに及ばず、遠出ドライブにはハンドルの握りの力加減が楽なのだ。ゴルファーや野球選手たちが使っているわけが分かった。

幼いころ、テレビの「ローハイド」に出てくるクリントイーストウッドは、1日の仕事の終わりに、革手袋を外し、ポンと叩いてほこりを落としていた。その動作が印象深く忘れられない。寒さ対策だけではない、ファッションアイテムだけでもない、作業にも必要な道具であったわけだ。

冬だけでなく1年中販売したら

帰路、片方の手袋を失くしたことに気付いた。車内を探しても見当たらず、アウトレットに寄り買い求めることにした。しかし、季節外れということなのか、革手袋を置いている店はなかった。1年中販売していただきたいと願うばかりである。

革手袋は用として優れていても、革であるが故の弱点がある。水がしみ込んだ時、重く冷たく乾きにくい。雪合戦や雪だるま作りに、革の手袋やブーツは要注意。雪や雨の時は革ブーツではなく、ゴム長靴が必需品になる。滑りにくいように、底も厚く溝も深い。舗装がよくなり、雨の日でも長靴を履く人が少なくなったが、最近の気象では長靴は必需品だ。 ここ10年ぐらい、水害、台風などの自然災害に心穏やかに過ごせない。自分や家族の安全確保の備蓄品として、ゴム長靴を用意しておきたい。(料理教室主宰)        

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